社会インフラの維持補修工事に使われるウォータージェット工法で業界トップシェアを誇る第一カッター興業が現場事故の防止を図る防護服をナカヒロ社と共同開発

2024年2月21日(水)13時40分 PR TIMES

社会インフラの維持補修工事に使われるウォータージェット工法で業界トップシェアを誇る第一カッター興業が現場事故の防止を図る防護服をナカヒロ社と共同開発

〜建設現場で働く職人が安全・安心に働くことできる職場環境構築へ寄与〜

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社会インフラの維持補修工事を手掛ける第一カッター興業株式会社(本社:神奈川県茅ケ崎市、社長:高橋正光、東証:1716)と、ユニフォームの製造・販売を営む株式会社ナカヒロは建設現場で働く従業員がより安全・安心に仕事に従事できるようにしたいと考え、ウォータージェット用保護具を共同開発しました。

【背景】
超高圧水を小口径のノズルから噴射し、対象物を破壊するウォータージェット工法はマイクロクラックがほとんど発生せず、鉄筋を傷つけないことから構造物への影響、騒音が少ない為、道路や橋脚等の社会インフラの維持補修工事において多くの現場で用いられる工法です。
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維持補修工事の増加に伴い、今後も需要が見込まれるウォータージェット工法ですが、人体を貫通するほどの超高圧水を噴射することから誤って人体に向けられ噴出されることで大きな災害事故も発生しています。

第一カッターではこの危険性を踏まえて保護具の着用だけでなく、適切な訓練(訓練を受けた操作者のみが作業を行う)、事故事例を用いた安全教育、安全対策等おこなっておりますが、現場の職人がより安全・安心して作業ができるようにしたいと考え、オリジナルの防護服のプランニングから生地及び製品の提案まで一気通貫して対応ができる株式会社ナカヒロと協力し、オリジナルのウォータージェット用保護具の共同開発に至りました。

【性能・特徴】
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生地はナカヒロが開発した超高強力織物「P-TEX(R)」を利用。P-TEX(R)は超強力な有機系繊維のポリアリレートで主に組成されています、ポリアリレートは他素材と比べ圧倒的な耐切創性能があり、飛散したコンクリート片等から身体を守ることが可能です。また軽量で動きやすく、火・熱に強い特徴を併せ持っております。
※以下データは一般的な防護服で使われる素材P-アラミドとの比較試験
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第一カッターの防護服はこのポリアリレート生地を8層重ねる(8層目はポリアリレート生地にPVCコーディングを施す)ことにより超高圧水が身体に噴射した場合でも一定時間は人体への影響を及ぼすことなく保護できるようにしました。
また従来では保護することができなかった背中・腰・臀部にも防護機能を施し、背中側も前面と同じくカバーしていることが特徴です。
今後当防護服を標準的な安全基準として協力業者を含め採用をしていきますが、従事者が快適かつ安全・安心に作業ができるようカスタマイズも随時おこなっていく予定です。

ウォータージェット工法は今後も社会インフラの維持補修工事において環境配慮等の側面から多くの現場で必要とされる工法となりますが、重大な作業事故が業界内で頻発した場合、発注者様・元請会社様が安心してウォータージェット工法を選ぶことが難しくなると想定しています。
当防護服による事故リスクの軽減は、発注者様・元請会社様がウォータージェット工法を持続的に選択できるようにし、それにより社会インフラの安全を守ることに貢献できると考えています。

【コメント】
第一カッター興業株式会社 工事本部ウォータージェット工事部
部長 吉田 啓助
これまで社内での背面に関連する事故は発生していませんが、現行のウォータージェット保護具・防護服においては、多くが背面の保護が不十分であり、作業事故のリスクを軽減したくナカヒロ様にご協力を仰ぎ、背面を保護する防護服を開発致しました。
この新しい防護服を通じて、社内はもちろん業界全体において作業事故や怪我の発生を減少させることに貢献したいと考えています。

株式会社ナカヒロ 新規事業室
室長 森村 正博氏
ニッケグループのナカヒロは「素材開発」を通じ、建設現場で働かれる従業員の方々の安全性を高めるユニフォームを提案、作成しております。老朽化が進行する社会インフラの整備、改修作業において活躍する第一カッター興業様より現場の声を聴かせていただき、ウォータージェット工事における安全性の向上につながる防護服を開発することができました。
今後も第一カッター興業様との連携を重視し、作業環境の更なる向上に向けて共同で取り組んでまいります。

第一カッター興業株式会社 会社概要
会社名:第一カッター興業株式会社
所在地:神奈川県茅ケ崎市萩園833番地
代表者:高橋正光

設立:1967年8月9日
URL:http://www.daiichi-cutter.co.jp/
事業内容:正社員の6割が職人という、建設業における下請専門の「専門施工業」。主にダイヤモンド工法とウォータージェット工法、下地処理工法を取扱い、「切る」「はつる」「洗う」「剥がす」「削る」という施工を提供している、東証一部上場企業の中でもオンリーワンのポジションを有しています。老朽化する社会インフラ(橋・水道・工場etc.)のメンテナンスにおいて、無くてはならないエンジニアとして活躍しております。

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