お米の魅力を再発見。米粉で作られたグルテンフリーシリーズ「come×come」開発秘話。

2024年3月5日（火）11時0分　PR TIMES STORY

築野食品工業株式会社(本社：和歌山県伊都郡代表取締役社長築野富美https://www.tsuno.co.jp/）は、「食糧の安定供給が図れる事業で社会に貢献したい」という創業者の思いを受け継ぎ、米ぬか、油脂資源の価値を追求して事業を展開。2019年からはこめ油と米粉でつくるグルテンフリーシリーズcome×come（コメトコメ）事行を新たにはじめ、「あたらしい、お米のカタチ。」を提案しています。このストーリーでは、come×comeシリーズの誕生についてと「とろける米粉のロールケーキ」を紹介します。

築野食品工業の持続可能なビジョンと挑戦

当社は「食糧の安定供給が図れる事業で社会に貢献したい」という創業者の思いで事業をスタートし、貴重な植物油脂資源である米ぬかを無駄なく使い切ることを目標に、こめ油をはじめ、様々な食品原料、医薬品原料、化粧品原料、化学品などの開発を進めております。未利用・低利用の資源の循環型有効活用を推進し、人々の健康と美容、環境に貢献できる身近な米ぬか由来商品を生み出すことを目指しております。

こめ油とお米の魅力をお菓子で届ける、「come×come」の始まり

当社ではこめ油をはじめとした米ぬか由来製品を作ってきて、長年にわたり米ぬかの研究とそして、こめ油の使い方や魅力をお伝えしてきていました。その中でこめ油とお米のおいしさを新しいカタチで発信していきたいという現在の開発担当者の想いがきっかけでこめ油と米粉でつくるグルテンフリーシリーズ「come×come」は始まりました。

「白米」から作られる米粉と、「米ぬか・米胚芽」から作られるこめ油。原料はどちらも「米」だから相性は抜群です。日本で作られる大切な穀物「米」を最大限に活かし、また、アレルギーなどで小麦粉のお菓子などを食べられない方にも楽しんでいただけるように、come×comeを通して社会に貢献することを目指しております。

お米の新たな可能性を追求するcome×come

国内のお米の消費量が減ってしまっている近年、白米をおいしく、楽しく食べてもらうにはということをcome×comeをはじめてから何度も話し合いを行いました。当社はお米の可能性を創業からずっと信じて、米ぬかの研究を続け、そしてお米のシンポジウムも開催を続けています。

そこで辿り着いたのが、「あたらしい、お米のカタチ。『come×come』」です。

素材はおいしさの原点だと考え、こだわりの製菓製パン用こめ油と厳選素材を使用し、素材の美味しさを余すことなく引き出しています。「もちもち」「しっとり」「サクサク」など、スイーツ・パンによって米粉の食感の違いを楽しんでいただくことにこだわっています。

卵の旨味を引きたてる。とろける味わい、「米粉のロールケーキ」開発秘話

2019年に始まったcome×comeシリーズ。こめ油の“素材の味を活かす”という特徴を活かすために、原料にこだわって商品開発を行ってきました。そうした想いの中で、今回の「とろける米粉のロールケーキ」では洋菓子の原料としては定番の“卵”に注目して商品開発を行うことにしました。

come×comeで使用している白鳳卵は濃厚でコクのある旨味が特長のブランド卵です。その美味しさをわかってもらえるように、定番スイーツであるロールケーキの開発を始めました。開発にあたって、白鳳卵の濃厚でコクのある旨味を味わってもらえるように、生地は軽い食感というよりはしっとりとした、とろけるような食感の生地になるようにこだわりました。また、クリームと生地の割合は生地が主役になるようにこだわって調整をしています。

当初は種類もあまり多くありませんでしたが、米粉の種類や製粉方法なども日々研究を重ね、商品アイテム数も拡大してきました。和歌山の企業として、地域の作物のじゃばらや日本酒などを使った商品も開発したりと、現在では定番品16アイテムを展開しています。