【ゲラン×ユネスコ】女性養蜂家育成プログラム「WOMEN FOR BEES」最新情報(ルワンダ/日本)

2024年3月8日(金)11時47分 PR TIMES

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2023年9月より、ゲランとユネスコが取り組む女性養蜂家の育成・支援プログラム「WOMEN FOR BEES(ウーマン・フォー・ビー)」が、ルワンダのギシュワティ・ムクラ景観生物圏保護区にて、新たな研修生とともにアフリカ大陸初となるプログラムに取り組みました。
ルワンダでの活動

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3つの養蜂組合を代表する33名のルワンダの女性たちが、6ヶ月にわたる集中研修プログラ
ムを修了しました。

養蜂、繁栄、保護、再繁殖に焦点を当てた教育とトレーニングを行うこのプログラムを通して女性たちは、現代的な養蜂技術の知識・スキルの獲得、地域の生態系におけるミツバチの役割に対する認識を深めます。そこで得た専門知識により持続可能な職業活動を叶え、女性
たち一人ひとりに経済的自立と自由への道筋を示し、それにより彼女たちの日常生活を大幅
に向上、さらに家族を支えることを可能にすることを目指しています。

ルワンダの養蜂は、伝統的な慣習に基づく長い歴史があり、ハチミツは家庭でも食品や医薬品として古くから親しまれてきました。今回プログラムに参加した33名の女性のほぼ全員がこれまで養蜂家として働く家族や知人を通じて養蜂に接した経験がありましたが、実際に養蜂活動を行っているのは圧倒的に男性であり、養蜂業界は長い間男性社会でした。しかし、地域社会が養蜂の恩恵を公平に享受するためには、今後女性の参加と育成が必要不可欠です。

彼女たちにとってこのプログラムの重要な成果のひとつは、ミツバチの生態をより深く理解し、近代的な養蜂の知識と技術を身につけることです。その成果は、ハチミツの生産に留まらず、農業環境での受粉の恩恵や、その他のハチ由来製品の開発、エコツーリズム*の構築など、養蜂から生み出される資源を活用することが可能になります。

何よりも、このプログラムは女性たちの間に仲間意識を育み、女性養蜂家の国際的なネットワークの一員として自らの知識やスキルを他の養蜂家に共有し、互いに学び合うこともできるようになります。

*地域にある自然の環境や文化・歴史を体験し、学ぶことを目的とした観光のこと。
ギシュワティ・ムクラ ユネスコ景観生物圏保護区

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ギシュワティ・ムクラ景観生物圏保護区はルワンダ北西部に位置し、ギシュワティとムクラ間は、全長70kmの回廊で結ばれています。総面積約800km2に及ぶ生物圏保護区は、東チンパンジーの生息地として知られ、ユネスコ指定以前からいくつかの森林再生プログラムが
実施されてきました。現在、この近隣地域には約33万8,000人が居住し、農業や森林農法(アグロフォレストリー)が主な収入源となっています。この地域の植物相が養蜂を支えており、野生のミツバチのコロニー(群)が数多くあることから、養蜂業のポテンシャルが高いことがわかります。

この地域に設立された養蜂家組合UNICOAPIGI(Union des Cooperativesdes Apicoles de Gishwati)は、「WOMEN FOR BEES(ウーマン・フォー・ビー)」プログラムが支援する3つの組合を含む5つの養蜂家組合からハチミツを集めています。組合はそこからハチミ
ツを加工し、包装して販売します。こうした取り組みをさらに支援するため、ルワンダ政府は2017年、ギシュワティ・ムクラ国立公園敷地内にハチミツ加工センター「ルチロ・ハニー社」を設立しました。以来、このセンターは養蜂家組合UNICOAPIGIによって管理されています。
「ルチロ・ハニー社」はハチミツ製品を公正な価格で購入することで、地元の養蜂家が常に公平に市場にアクセスできるシステムの根幹となっています。

現在ルチロ・ハニー社は、この地域のハチミツ供給量が少ないため、生産能力の約23%しか稼働していません。ハチミツとその副産物の需要の増加は、さらなる経済的機会が待っていることを示しています。
トレイシー・ケザのレンズを通して

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トレイシー・ケザは、ルワンダ出身の映像や写真を主なメディアとして活躍するアーティストです。作品を通して、アイデンティティ、文化、自然保護の概念を探求しています。また、PADI認定レスキューダイバーであり、トリニティカレッジで環境科学を専攻したトレーシーは、その創作活動を通して人々に、地球との繋がりや人間活動が及ぼす地球環境への影響に対する興味喚起を促したいと考えています。

“雄大なギシュワティ・ムクラの風景を背景に、33人の女性養蜂家たちによるルワンダ固有のミツバチの保護を記録できたことは、感動以外の何ものでもありません。私たちが訪れた養蜂場のひとつから車で移動中、ある養蜂家に最も誇りに思っていることを尋ねると、彼女は、『以前はミツバチに刺されるのを恐れていたのですが、訓練を受けてミツバチの扱い方を理解した後は、その知識を使って家族を養い、ミツバチの巣を大切に世話できるようになりました』と答えました。このような活動が無ければ、ミツバチが健全な生物多様性の保全や、私たちが今まさに依存している食糧システムにとってどれほど重要であるかを知ることは難しかったでしょう。”
「WOMEN FOR BEES」プログラム

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2020年にスタートした「WOMEN FOR BEES(ウーマン・フォー・ビー)」プログラムは、ゲランとユネスコによって設立された女性養蜂家養成プログラムです。このプログラムは、女性のエンパワーメントと生物多様性の保全という2つの目的を推進しています。

ユネスコの世界生物圏保護区ネットワークで展開される同プログラムを主導に、女性養蜂家育成を支援する活動は、日本やスペイン、イタリア、メキシコにおいても、現地のNGOやNPOと連携の上で行われています。

日本ではNPO法人梅田ミツバチプロジェクト・NPO法人銀座ミツバチプロジェクトと、イタリアではイタリア最大の養蜂協同組合のひとつであるCONAPIと、メキシコ南東部のユカタン地方では、非営利団体セルバ・マヤ財団と、スペインのNGO団体「エル リンコン デ ラ アベハ」とそれぞれ活動しています。

そしてゲラン×ユネスコによる「WOMEN FOR BEES(ウーマン・フォー・ビー)」プログラムは2024年、その活動をさらに中国へと拡大します。
2022年より日本でも女性養蜂家育成支援をスタート

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日本では、NPO法人「梅田ミツバチプロジェクト」、「銀座ミツバチプロジェクト」とのパートナーシップのもと、女性養蜂家育成プログラムを開始。都市養蜂における女性の参画や生物多様性の保全を推進することで、社会にポジティブなインパクトを生み出すことが目的です。
地域に生息するミツバチ保護、再繁殖に焦点を当てた教育とトレーニングを通じて、現代的な養蜂技術の知識・スキルの獲得、地域の生態系におけるミツバチの役割に対する認識を深めます。それにより、ハチミツの生産に留まらず、農業環境での受粉や子供たちへの環境教育活動など、養蜂から生まれる資源を多岐に活用することが可能になります。2023年末時点で、日本では18名の女性が女性養蜂家育成プログラムを修了しました。

2024年も引き続き、「銀座ミツバチプロジェクト」「梅田ミツバチプロジェクト」とのパートナーシップのもと、本プログラムを実施いたします。各6名、合計12名の女性養蜂家育成を目指します。両プログラムは現在参加者を募集中です。

〈プログラム詳細〉
東京会場:GUERLAIN×銀座ミツバチプロジェクト
開催時期:2024年4月〜11月(予定) 募集期限: 2024年3月13日(水)まで

大阪会場:GUERLAIN×梅田ミツバチプロジェクト
開催時期:2024年4月〜12月(予定) 募集期限:2024年3月13日(水)まで
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/c/women-for-bees-jp.html

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ゲラン公式オンラインブティック https://www.guerlain.com/jp
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