契約率9割のモンスター仕事術
2024年3月25日（月）6時0分 ダイヤモンドオンライン
契約率9割のモンスター仕事術
年収が上がらない、モチベーションが上がらない── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA（フィディア）の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。
Photo: Adobe Stock
感動する提案書を書く前に大切なこと
今回お伝えするのは、僕らの【仲間力アップ㊙️マニュアル】の6大奥義の最後「取引先を仲間にする方法」だ。
取引先の信用を得るためには、相手に合った提案をすることだ。
最初の提案書は相手のHPや各サイトを丹念に調べてつくる。
相手の会社のビジョンやミッションを確認し、どんなことに思い入れがあるか、何が強みかを把握する。
そのうえで「御社の強みと当社の強みを掛け合わせ、一緒に事業をやりましょう」と提案する。
自分が提案される側の気持ちになって考えてみてほしい。
「いつもこの提案書を使い回しているんだろうな」と感じたら、一瞬にしてテンションが下がる。
でも最後の一文で、「このプロジェクトでフィディア様とワクワクする事業をさせてください」と締められていたら、僕らの企業理念が「ワクワク」であることを調べたうえでの提案だと感動するだろう。
さらに、僕らの役員の写真と自社の役員の写真を両方掲載しながら、「御社のメンバーとうちのメンバーが仲間になってワクワクを極めたい」と入っていたら感動は増すだろう。
このとき、何に感動しているのかといえば、「御社だけのためにこの提案書をつくりました」という熱意だ。
相手企業のHPを丹念に調べ尽くされた提案書は、通常のプレゼン資料が100としたら120のパワーを持っている。
いつもより成約率を20％上げられるわけだ。 しかも、それほど時間もコストもかからない。
契約率9割のモンスターの仕事術
取引先を仲間にするには、しっかり相手について調べることだ。
本書で触れた、契約率9割のモンスター岡田さんの仕事術がある。 岡田さんは異常なほどクライアントを調査していた。
だからHPだけでなく、社長が出版している書籍や相手のSNSからも情報を仕入れていた。
X（旧ツイッター）の投稿を読んでいるうちに、相手のことを好きになってしまうことがあるかもしれない。
もちろんヒアリングも有効だ。 本書で2024年にできるグラングリーン大阪のカフェの話をしたが、そのときはキーパーソン全員にヒアリングし、提案するキーワードを集めた。
「世界に一店しかないカフェをつくりたい」「大阪に行ったら絶対あのカフェに行くというカフェにしたい」「環境に配慮してプラスチックは使いたくない」 など、相手のことを丹念に調べ、相手好みの提案にすることで契約につなげることができた。
（本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです）
