HiPro Biz主催、スターバックス出身の経営者が語る「人的資本経営における人事戦略と企業成長を加速させる外部人材の活用事例」セミナー ナカシマアツシ登壇レポート
2025年3月27日(木)12時17分 PR TIMES
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人的資本経営は、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方であり、非財務情報の重要性の高まり、少子高齢化と労働力不足、ESG投資の拡大という3つの背景から注目されています。また、約4,000社の国内上場企業に対し、2023年3月期決算以降の有価証券報告書に人的資本情報の記載が義務づけられました。しかし、この開示は社外投資家を中心としたステークホルダーに対し、必要項目を満たしているという「守りの報告」に留まりがちです。
本セミナーでは、「攻めの人的資本経営」として、これからの人事戦略・人材戦略は従来の「自社内での人材管理」から「経営戦略実現のための人材活用」が求められることをお伝えし、人的資本の8つの領域を強化・最適化するための主な取り組み事例と想定効果、具体的な外部人材の活用事例をご紹介しました。
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人的資本の8つの領域を強化・最適化するための主な取り組み事例と想定効果
<採用>
主な取り組み事例
1.採用ターゲット明確化
事業戦略に基づいた人材要件を定義し、即戦力とポテンシャル人材のバランスを確保
2.デジタル採用の促進
採用マーケティング、SNS活用、リファラル採用を取り入れた多角的なアプローチ
3.採用プロセスの効率化
データ分析によるプロセスの改善や、選考スピードを上げる採用管理システム(ATS)導入
想定効果
1. 採用の成功率向上と早期離職率の低下
2. 採用リードタイムの短縮および採用コスト削減
3. 事業成長に貢献できる人材基盤の強化
<教育・育成>
主な取り組み事例
1.階層別研修の導入
新入社員、管理職、次世代リーダー向けの研修プログラムを設計
2.OJTとデジタル学習の融合
日常業務とオンライン学習を組み合わせた効果的な育成モデルの構築
3.リスキリングとキャリア支援
DX推進や新規事業展開に対応するためのリスキリングプログラム
想定効果
1. 優秀な人材の育成が加速し、将来のリーダー層が豊富になる
2. 社員のエンゲージメント向上と生産性の向上
3. 教育投資のROI(投資効果)を最大化
<異動・配置>
主な取り組み事例
1.スキルデータベースの構築
社員のスキル、経験、志向性を可視化し、配置判断に活用
2.柔軟なジョブローテーションの設計
経験の幅を広げるための計画的な異動と配置
3.キャリア志向に基づいた配置面談
定期的な面談で社員の希望を把握し、配置に反映
想定効果
1. 配置満足度の向上による離職率低下
2. 社員のモチベーション向上と業務パフォーマンスの強化
3. 経営戦略と人材戦略の整合性向上
<評価>
主な取り組み事例
1.成果とプロセスの両面評価
成果だけでなく、努力やプロセスを評価に組み込む
2.リアルタイムフィードバックの推進
定期的な1on1やシステムによる迅速なフィードバック
3.データ活用による評価の公平性向上
バイアスを排除したAIベースの評価分析の導入
想定効果
1. 評価に対する不満の減少と社員エンゲージメント向上
2. 成果志向の文化醸成と業績向上
3. 次世代リーダーの早期発掘と育成
<労務管理>
主な取り組み事例
1.勤怠管理のデジタル化
クラウドベースの勤怠管理システム導入による効率化と正確性向上
2.健康経営の推進
定期健康診断、メンタルヘルスケア、ストレスチェックの実施
3.ハラスメント対策
社内ルールの整備と相談窓口の強化、従業員教育の徹底
想定効果
1. 労務トラブルの減少と企業リスクの回避
2. 社員の健康意識向上によるパフォーマンス改善
3. 離職率の低下と企業イメージの向上
<エンゲージメント>
主な取り組み事例
1.エンゲージメント調査の定期実施
社員の満足度や課題を可視化し、改善施策を立案
2.社内コミュニケーションの活性化
タウンミーティング、部門間交流イベント、社員参加型の改善プロジェクトなどを実施
3.働きがいの高い職場認証取得
社外基準を活用して職場環境を向上させる※健康経営優良法人認定やGPTWなど
想定効果
1. 離職率の大幅な低下
2. 社員のモチベーション向上とイノベーションの活性化
3. 組織全体の一体感と生産性の向上
<報酬・福利厚生>
主な取り組み事例
1.報酬の透明性向上
業績や成果に応じた公平な報酬制度を構築
2.柔軟な福利厚生オプション
ライフイベントに応じた福利厚生(例:育児支援、介護休暇、テレワーク補助)
3.インセンティブ制度の強化
業績連動型のボーナスや特別報酬の導入
想定効果
1. 人事業務の効率化と精度向上
2. タレントマネジメントの強化による社員パフォーマンス向上
3. 組織全体の生産性向上とリスク管理の強化
<HRテクノロジー>
主な取り組み事例
1.人事データの一元管理
採用、育成、労務管理、評価などを統合的に管理できるシステムを導入
2.AIと分析ツールの活用
離職予測、パフォーマンス分析、スキルギャップの特定
3.自動化による業務効率化
勤怠管理、評価プロセス、社員アンケート集計の自動化
想定効果
1. 人材の定着率向上と採用市場での競争優位性確保
2. 社員のモチベーションと生産性の向上
3. 企業ブランドの向上
外部人材活用の重要性
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経営の透明性を図り、経年や業界比較で定量化することで、自社の長期的な戦略実現における重要論点および指標として活用し、企業価値をより高めていく本来の人的資本経営をより多くの組織が導入できるよう、今後もカクナルは企業や自治体の組織人事領域を支援してまいります。
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iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授
地方創生アドバイザー
1976年福島県生まれ。東北学院大学2部経済学科卒業。在学中は(株)紀伊国屋書店で契約社員として勤務し、昼間就業・夜間就学という二足の草鞋で過ごす。卒業後、2001年にスターバックスコーヒージャパン入社。その後ユニクロをはじめ、複数の業界・企業で現場・人事部長およびコンサルタントとして就業。2011年、東日本大震災を機に働き方改革や地方創生に関心を持ち、フリーランスとして活動後、(株)CAQNAL(カクナル)創立。現場経験を活かした伴走型コンサルタントとして、リアルな組織診断、解決策を信条とし、慣例や既成概念に囚われないブランディング・制度設計・研修を実施している。自身も積極的にテレワーク・ワーケーションを行い、様々な地域で食と酒を楽しむ。
【株式会社CAQNAL(カクナル)について】
「人のチカラで『場』を興(おこ)す」というミッションの下、大手企業からベンチャー、行政や自治体などさまざまな組織の価値を向上させるコンサルティング・グループ。
組織人事、採用/転職、人事制度、労務、DX、業務効率化を中心に幅広い領域を支援。豊富な実務経験を兼ね備えた専門家集団として、企画やノウハウの提供だけでなく制度の定着まで伴走する支援スタイルを強みとしている。
【株式会社CAQNAL 会社概要】
代 表 取 締 役 : 中島 篤
設 立 : 2018年 1月
所 在 地 : 東京都港区六本木 7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
※仙台、大阪に営業拠点あり
業 務 内 容 : 組織人事・DXコンサルティング、採用・労務支援、地方創生
U R L : https://caqnal.jp/