丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (9)

2024年3月27日(水)9時34分 財経新聞

 学校の英語の授業では、文法は教わるものの、基本的には細かなニュアンスは教えられることは少ない。英語の授業で習ったフレーズをそのまま使うと誤解を招くことになるケースもありうる。この記事ではそのようなフレーズを紹介する。

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■I have a beef
 レストランなどで牛肉を注文すべく「I have a beef」と言ってしまうと、来るのはお肉ではなく店長かもしれない。なぜならこのbeefという単語、じつは「牛肉」という意味とは別に「不平不満、苦情」という意味もあるのだ。

 ここでのポイントは「a beef」である。牛肉を頼むときは「I’ll have beef」と言うのが正しい。

 もちろんその場の状況から基本的に店長が出てくるとは考えづらいが、念のために覚えておいて損はないだろう。

■shape up
 シェープアップは、日本でもおなじみの単語だ。特に女性が使う単語だが相手にダイエットを進める際に「You need to shape up」と言ってしまうと、勘違いされてしまうだろう。

 英語の「shape up」はふつう「節度を持って振る舞う」という意味で受け取られる。したがってこの場合相手には、「節度を持った対応をするべきだ」と、ダイエットとは全く関係のない意味で捉えられてしまう。

 また英語のshapeは体調、コンディションという意味がある。「She in great shape」で「彼女はとても体調が整っている」となる。

 あまり相手にダイエットしなさいと言うことも中々難しいかと思うが、その場合は「You have to be on a diet」と言えば伝わるだろう。

■drug
 昨今は日本でもドラッグという言葉が浸透してきたので、drugと聞くと「非合法の薬、麻薬」などを想像する人が多くなっているのではないだろうか。

 薬局をドラッグストアと言うので、薬のことをドラッグと言ってしまう人がいるが、drugはそのイメージ通り「非合法の薬」のことである。一般的に薬と言いたいのであれば「medicine」を使おう。

 「I’m taking a drug」と言ってしまうと大変なことになりかねない。

 今回は特に日本語で多用されているカタカナ英語に注目して紹介した。日本で使われる際の意味と全く違うことも少なくない。是非気を付けて頂きたい。

財経新聞

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