関西国際空港、2025年の大阪・関西万博を前にリニューアルされた ターミナル1を3月にオープン

2025年3月28日(金)14時17分 PR TIMES

2025年の大阪・関西万博に訪れる数百万の旅客に対応するため、リノベーション工事の最終段階にある関西国際空港(KIX)第1ターミナルが3月27日にオープンしました。

世界的な建築設計会社であるPOPULOUSと関西エアポートが7年以上にわたり空港のフロアプランを完全に再設計し、関西方面への旅行者に向けた効率性と体験を新たに提供します。

POPULOUSのシニアプリンシパル兼ディレクター、ブレット・ワイトマン氏は、1994年に開業した関西国際空港(https://populous.com/showcases/kansai-international-airport)ターミナル1は、既存のインフラを最大限に活用し、関西エアポートの商業的な利益を最大化する方法を検討しました」とワイトマン氏は語りました。

「施設運営者、主要関係者、エンドユーザー、専門的な小売コンサルタントと密接に連携し、運営機能、旅客の利便性、アクセス性、持続可能性を基盤に、革新的なデザインを作り上げました。同時に、地域の持つ個性を際立たせ、真の体験型空間の実現に向けた革新的なソリューションも提供しています。」

新しいターミナル1では、国際線エリア(中央)の面積が60%拡張し、商業エリアが充実しました。また、旅客体験に基づく革新的な店舗レイアウトが導入され、シームレスな手続きの体験が実現されます。

運用継続を可能にした段階的なリノベーション

POPULOUSは、再開発の建築意匠およびインテリアデザインを担当し、工事全体を監修しました。ワイトマン氏は、リノベーション中も運営機能を考慮したデザインが重要であったと述べています。

このプロジェクトは、空港の運営を続けながら進行するため、4段階に分けて実施(https://populous.com/article/aviation-perspectives-in-phased-renovation-continuous-operation)され、2025年以降、年間4,000万人以上の旅客が利用することが予想されており、倍近くの増加が見込まれています。

2022年10月、KIXは第1段階の国内線エリアをオープンし、続いて新しい国際線エリアをオープンしました。プロジェクトの第2段階(https://populous.com/article/phase-2-opens-at-kansai-international-airport)は2023年12月に完了し、6,650平方メートルのエアサイド商業エリア、1,130平方メートルの飲食スペース、新しい集約型入国審査エリアが追加されました。POPULOUSと関西エアポートは、2025年3月27日には第3段階を完了し、4月の大阪・関西万博開幕前に保安検査エリアの統合と拡張を完了させる予定です。

第3段階 - 国際線保安検査場が2025年3月27日にリニューアルオープン

第3段階では、1時間あたり4,500人から6,000人の利用者に対応できるスマートレーンを導入し、より迅速で快適な保安検査を実現します。

新しい待ち行列を管理するシステムは、リアルタイムで利用客の流れをデータで把握し、フラッパーゲートを自動制御し、利用客の動線を自動的に切り替え誘導するシステムを日本初導入します。このシステムにより、利用客数や状況に応じて、は自動で効率的な保安検査レーン誘導が可能となります。

新しい商業エリアには、国際線出発エリア、国際線到着エリア、ストリートフードコートに13の店舗が並びます。このプロジェクトは、その建築設計コンセプトが高く評価され、2023年の世界建築フェスティバル賞(https://populous.com/article/2023-waf-finalist-kansai-international-airport)の未来のプロジェクト部門でファイナリストに選出されています。

著名なイタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏によってデザインされたこの空港は、建築の象徴的存在とされています。1990年代のハイテク建築運動の一部として評価されるKIXの工業デザインは、非対称のクリアスパン型の翼のような屋根のラインで有名です。長さ1.7kmのこのターミナルビルは、世界最長のひとつと言われる空港旅客ターミナルビルです。

デザインリードを務めるアーキテクトのジャック加藤氏は、今回のリノベーションでにおいては、従来のデザインを尊重しながら、同時に利用客にとって新たな購買環境の整備を取り入れることが必要だったと述べています。「以前のグレーを基調とした色合いから脱却し、自然素材の色彩を取り入れて内部空間を活性化させ、ターミナルに日本らしさを表現しました。併せて、移動した入国審査などのエリアは、元の建築を反映した開放感のある空間にすることで、それぞれの旅行の始まりにふさわしい、感動を与える出迎えの場を創出しました。これにより、到着の際の体験が、心躍るものに変わるでしょう。」と加藤氏は語ります。

関西国際空港 T1リノベーションの概要についてはこちら(https://www.kansai-airports.co.jp/en/news/file/kixt1renovation-phase3_appendix.pdf)をご覧ください。

POPULOUSについて

POPULOUSは、人々が愛する集いの場所の創造を専門とし、五感を刺激する体験をデザインすることで、人と人が共有する瞬間に感じられる興奮や純粋な喜びを感じる瞬間を創造することを目的に設立された、グローバルな建築設計会社です。私たちは、ロンドン・オリンピック・スタジアムやブリスベンのサンコープ・スタジアムのようなスタジアムから、ラスベガスのSphereやシドニーのICCダーリングハーバー・マスター・プランのような都市環境、さらには関西国際空港の再開発プロジェクトに至るまで、世界的に有名なスポーツやエンターテインメント業界を代表する場所やブランドのためにアイコニックな空間をデザインしています。
アジア太平洋地域本社をブリスベンに置き、建築意匠やインテリアデザインからブランド・アクティベーション、都市計画、メジャーな国際的スポーツイベントデザインまで、幅広い分野の専門家が揃っています。
1996年アトランタ大会以来、14回の夏季および冬季オリンピック、・パラリンピック競技大会計画を支援し、地域を変革し、都市を再生し、場所や空間で共有する記憶に残る体験や感動の瞬間と人々を結びつけてきました。デザインの卓越性を目指す私たちのビジョンが評価され、革新的な企業を選出する米国ビジネス誌『Fast Company誌』により、POPULOUSは「世界の最も革新的な企業50社」に選出され、建築部門およびライブイベント部門で複数回1位を受賞しています。

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