水素燃料電池電動推進システム技術開発がグリーンイノベーション基金事業に採択

2024年4月9日(火)15時46分 PR TIMES

〜脱炭素航空機の実現に向けてゼロエミッション推進システムの 技術開発を加速〜

 IHIグループの IHI エアロスペース (本社:群馬県富岡市,社長 並木 文春 は,国立研究開発法人新
エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDO :理事長 斎藤 保)の「グリーンイノベーション基金事業 (*
次世代航空機の開発 プロジェクト 」に対し, 水素燃料電池電動推進システム技術開発 に関する事業を応募
し,このたび,採択を受けました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/89117/170/resize/d89117-170-687172cacdabd26ea4f6-0.png ]

              本システムが搭載され た 脱炭素航空機のイメージ

 このたびの 採択 により 脱炭素航空機向けの ゼロエミッション 推進システムとして 座席数 40 席以上で 1
フライトあたり 3 時間以上の航続時間を想定した 4 MW 級の 水素燃料電池電動 推進システム (以下,本シ
ステム) の技術開発に取り組みます。 また, 本システム開発の 共同実施先 である 東京大学( 総長 :藤井 輝
夫) は, 本 システムの技術検討,国際標準化 の検討 で 参画します 。
 事業期間は2024 年度から 20 29 年度までの約 6 年間で ,水素供給システムと燃料電池を 中核 とする本
システム の基本 設計 や ,各 構成品 の最適な配置・仕様を検討し 実機 構成品の 開発を行い,地上での実
証試験により本システムを 3 時間以上連続運転 すること を目指します。

 IHIエアロスペース は, 宇宙事業におけるロケット等のシステムインテグレーションの知見, 液体水素の
取扱い実績 や, IHI グループの 航空エンジンメーカーとしての知見を活かし,国際的競争力のあるシステ
ム を 開発 し,脱炭素航空機の推進システム プロバイダ として市場参入することで社会実装を目指します。

 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、 IHI グループは, 本 システム をはじめ, 航空機の電動化,
差別化された独自の軽量化技術, および 合成燃料開発 の 事業化に向けた取組みを強化することで,環境
に優しく,経済的 な航空機におけるカーボンニュートラル の実現 に貢献してまいります。

【事業の概要】
[画像2: https://prtimes.jp/i/89117/170/resize/d89117-170-7eafea8010e33d564cfd-1.png ]

出典:NEDO採択事業概要(https://urldefense.com/v3/__https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101735.html__;!!N_3f9gaj2Q!6B_Z0R10CMwQBRCGnFXcCIVcrEjGTYTSaziS_NRaBnyVxf9uPwDBU-58_nIjAcF0-FZSDrUjYdB8opQc0u_f23u0vwy0Mg$)


(*1) グリーンイノベーション基金事業
「2050年カーボンニュートラル」に向けてエネルギー・産業部門の構造転換や,大胆な投資によるイノベーションといった現行の取組を大幅に加速するため,NEDOに2.8兆円の基金を造成し,官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で,これに経営課題として取り組む企業等に対して,最長10年間,研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する基金制度。グリーン成長戦略において実行計画を策定している重点14分野を中心に支援が行われます。

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