KIIが次世代放射線医薬品を開発するリンクメッドに出資

2025年4月9日(水)10時47分 PR TIMES

リードプログラムの臨床試験と上市を見据えた製造体制の構築を推進

慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、量子科学技術研究開発機構発スタートアップであるリンクメッドに対して出資をいたしました。リンクメッドは今回の増資により総額35.5億円の資金調達を実施し、リードプログラムの臨床試験推進、および上市を見据えた製造体制の構築を加速させて参ります。

慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、量子科学技術研究開発機構発スタートアップであるリンクメッド株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長 吉井 幸恵)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含め今回の第三者割当増資によるリンクメッドの調達額は総額35.5億円となります。

◆リードプログラムの臨床試験と上市を見据えた製造体制の構築を推進
リンクメッドは、新規放射線核種64Cuを用いた次世代放射線医薬品の開発を行っています。近年注目を集める放射線医薬品は、従来のがん治療の課題を克服する精密アプローチを可能とします。一方で、既存の放射線核種は、薬物動態制御の難しさに起因する重篤な副作用の発現や薬剤設計の制約等の課題が残されています。放射線核種64Cuは、既存の放射線核種と同等のがん細胞への高い殺傷効果を保持しつつ、標的困難であったがん種への適応と副作用の課題の双方を解決することが可能です。また同時にPET診断を可能にする陽電子も放出するため、「見ながら治療」できる画期的な特徴を持っています。今回の資金調達により、リードプログラムである64Cu-ATSMの第3相試験の推進と上市を見据えた製造体制の構築を推進することで、これまで治療困難であった難治性がん患者さんへ革新的な「見える」がん治療を届けることを目指してまいります。

■会社概要
会社名 :リンクメッド株式会社 (Linqmed Inc.)
所在地 :千葉県千葉市稲毛区小仲台2丁目6-1
代表者 :代表取締役社長 吉井 幸恵
設立  :2022年7月
事業内容:放射性医薬品による革新的な「見える」がん治療法の開発
U R L  :https://linqmed.co.jp/

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/18580/74/18580-74-f0892aaa95bff84308a4aa93712cc820-500x500.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。

<KIIの概要>
商号  :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL  :https://www.keio-innovation.co.jp

本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。

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