TOPPAN、投影用自動同時通訳システム「LiveTra(TM)」の提供を開始

2025年4月14日(月)11時47分 PR TIMES

大阪・関西万博のセミナーやシンポジウムで利用される自動同時通訳システムを製品化発表に適した様々な投影方式で字幕表示を実現

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下 TOPPAN)は、プレゼンテーション等における話者の言葉を同時通訳し、スクリーンやディスプレイなどその場に合わせた様々な機器で最適な形の字幕投影が可能となる、投影用自動同時通訳システム「LiveTra(TM)(読み:ライブトラ)」を開発。2025年4月14日(月)より提供を開始します。
「LiveTra(TM)」は大阪・関西万博のセミナーやシンポジウムで利用される自動同時通訳システムを製品化したシステムです。話者の発話内容をAI技術によって自動同時通訳し、スクリーンやディスプレイなどにタイムラグなく字幕表示することが出来ます。様々な機器での投影方式に対応するため、複数の表示形式を搭載。またスタンドアローン方式であることから、電波の届かない場所や電波が不安定な場所でも手軽に利用が可能です。


●「LiveTra(TM)」の利用イメージ
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33034/1648/33034-1648-aab0d3bb764193d17a6ad010412242b1-903x600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

■開発の背景
TOPPANは、2020年より総務省の委託研究「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発(※1)」を実施しており、多言語翻訳技術を同時通訳に高度化することにより、ビジネス等への利活用を目指してきました。また、TOPPANグループは大阪・関西万博における未来社会ショーケース事業の「デジタル万博」にて自動翻訳システムを協賛しており、これまでもシステムの機能向上を目指し、エレクトロニクス製造の国際展示会「SEMICON Japan 2023」や、MICEの総合国際展示会である「Japan MICE EXPO 2024」などの場において実証実験を重ねてきました。
2024年6月からは、本委託研究で培ったノウハウと同時通訳技術を活用した、会議用自動同時通訳サービス「MeeTra(TM)(読み:ミートラ)」を提供しています。今回提供を開始する「LiveTra(TM)」は、実証実験や「MeeTra(TM)」の成果を活かして開発されています。
「MeeTra(TM)」が、主として表示に加えて音声も用い、少数での商談や協議、ヒアリングなど、1対1での対面打合せを行うことを目的に開発された「双方向会話型翻訳システム」であるのに対し、今回提供を開始する「LiveTra(TM)」は、音声ではなく、投影表示のみにより、複数人へ翻訳結果を伝えることを目的とした「片方向伝達型翻訳システム」です。翻訳の方向、各種投影機能、通訳編集機能など、音声ではなく表示のみの投影伝達である字幕機能に特化しており、投影資料を用いた1対多数への説明における翻訳利用に適しています。


■投影用自動同時通訳システム「LiveTra(TM)」の特長
1.高精度な自動同時通訳技術の搭載
従来の自動翻訳は発話と終話を人手で区切り、逐次翻訳を実施していましたが、本同時通訳システムでは自動で翻訳単位を区切り翻訳を開始します。これにより従来の翻訳と比較し、訳出までのタイムラグが少なく、手動での区切りも不要です。本システムでは日本語から5言語に対応する計6言語に対応しています。(日・英・中-繁体字・中-簡体字・韓・仏)

2.スタンドアローン方式の採用
 本システムはインターネットなどのネットワークに繋がずに、1台の端末のみで完結する「スタンドアローン方式」を採用しています。クラウド型と比較し小規模で立ち上げられることに加え、電波の届かない場所での利用や秘匿性の高い会議などでの利用も可能です。

3.投影に適した表示
 様々な投影方式に対応するため、フォントサイズ、行間、余白、スクロール速度などの調整機能や、表示形式に合わせた認識結果・翻訳結果の表示選択、表示領域調整機能等を搭載しています。利用シーンや要望に応じて使い分けることで、最適な翻訳表示を提供します。

4.通訳編集機能により即時修正が可能
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/33034/1648/33034-1648-9a60bbd03e2ab5a3651c5520313bebfe-509x322.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ] 音声翻訳システムでは、様々な理由で音声読み取りがうまくいかないことにより、自動同時通訳の訳出結果が想定と大きく異なってしまう場合があります。このような課題への対策として、本サービスには音声認識を同時に編集する通訳編集機能が搭載されています。1名が発話中にPCで確認・修正することで予期せぬ訳出を防ぎます。




■ 価格
・参考価格 120万円(税込)/初年度
 ※PC、マイク、オーディオインターフェイスなどの関連機材を含む


■ 今後の展開
TOPPANは、今後も自動同時通訳システムなどに関し、機能向上を目指し、様々な開発を行っていきます。本システムの様なプレゼンテーションにおける活用に加え、インバウンド対応や在留外国人対応などあらゆる場面に自動同時通訳技術を展開し、TOPPANの多言語サービス全体で、2029年までに関連受注含め約10億円の売り上げを目指します。

※1 「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」
 グローバルコミュニケーション計画2025の推進のため、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の多言語自動翻訳技術において、既に実用化されている『逐次翻訳』の技術を『同時通訳』の技術にまで高度化し、ビジネス等の場面での利活用を可能にすることを目指す取り組み。

* 「LiveTra(TM)」は、TOPPANホールディングス株式会社が関連特許取得済みです。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以  上

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