女性役員の活躍が進む一方で、約50%が「疲弊感」や約40%が「ハラスメント経験あり」と回答

2025年4月16日(水)17時17分 PR TIMES

労働組合における女性役員の実態と課題を明らかに 『K2P2白書2024』を発刊

j.union株式会社(東京都新宿区、以下「当社」)は、武庫川女子大学 本田一成教授と共同で推進する産学連携プロジェクト「K2P2(クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)※)」の活動成果をまとめた『K2P2白書2024「かわりゆく労働組合の女性と男性」〜未来を創るヒントはどこに?〜』を発刊しました。
本白書は、労働組合における女性役員(=クミジョ)と男性役員(=クミダン)が、立場や価値観の違いを超えて“パートナー”として協力する未来を描くプロジェクト「K2P2」の成果を基にした内容です。
本白書では、クミジョへのアンケート調査データ、対話型イベントの記録、座談会で交わされた意見などを通じて、労働組合のあり方や役員間のジェンダー協働に関する示唆を提供します。

※「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)」は 武庫川女子大学教授 本田一成氏 と j.union株式会社の登録商標です。(商標登録第6787599号)

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143103/6/143103-6-21eb4af1af68ff119eb2ee45d5c01f60-1908x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『K2P2白書2024』・ページ数:28ページ
・発刊日:2025年3月31日
・発行人:武庫川女子大学 本田一成、j.union株式会社 淺野淳
・発行:j.union株式会社





■『K2P2白書』主なトピックス(抜粋)

*本リリースのデータを引用される場合は、出典として「K2P2白書2024/j.union株式会社」の明記をお願いします。



- 「期待」と「疲弊」が同居するクミジョのリアル女性役員の増員を65%が肯定的に評価し、83%がその存在を歓迎。一方で、50%が「クミジョならではの疲弊感」、38%が「孤独感」を抱えており、ポジティブな評価の裏に見えにくい葛藤がある。

- 組合経験はキャリアアップに--でも“次は辞退したい”声も組合活動を「キャリアアップにつながる」と65%が回答。やりがいも感じられている半面、32%が「自己表現の抑制や無力感」、30%が「次は辞退したい」と答えており、継続へのハードルも浮かび上がる。

- ハラスメント被害、最大84.2%にのぼる層も--属性別で顕著な差

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/143103/6/143103-6-b7043e545323466c41a152b784a172f5-1584x851.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
全体で約40%がハラスメント被害を経験。その中でも「非大卒×産別役員」の属性では84.2%という深刻な数字も明らかに。背景にある構造的課題が問われている。

■目次

- クミジョのリアル・特集1 アンケートの方法と概要・特集2 「K2P2アンケート調査2024」をどう読むか?・特集3 クミジョの現実と苦悩
- K2P2活動カレンダー
- 座談会
- K2P2に期待すること

▼『K2P2白書』の閲覧は以下
https://www.j-union.co.jp/pr/journal/k2p2/

■「クミジョ・クミダン パートナーシップ プロジェクト(R)」とは?

K2P2は、クミジョとクミダンの双方の育成を切り口に、ジェンダー平等の視点から労働組合の活動や組織運営の見直し、クミジョの個性と能力が十分に発揮できる組合組織の実現を目指す取り組みです。
本田教授の「クミジョ研究」では、労働組合において少数派であるクミジョが、多数派であるクミダンとの間に、価値観や役割期待のギャップから、さまざまな葛藤や制約を抱えている実態が明らかになりました。
K2P2は、そうした現実に向き合いながら、クミジョとクミダンが互いを理解し合い、対話を通じてパートナーとしての関係を築くことで、次世代型の組合活動へと進化させていくことを目指しています。
当社は2023年春よりこの研究に賛同し、K2P2の推進を通じて、労働組合全体の魅力と価値を高め、労働界の発展に貢献してまいります。


■今後の取り組み

2025年度は、「人への投資」を加速させる取り組みとして、経済・労働界でも焦点となっている「未来協創型」の労使関係構築を掲げ活動を推進します。具体的には、以下の2つを柱とした活動を予定しています。
- クミダンアンケートの実施:組合における男性役員の意識やジェンダー課題を可視化
- K2P2コンサルテーションの提供:組織内労使関係を基盤とした組織内ジェンダー課題の解決支援

当社は、K2P2を通じて、多様な立場の声をつなぎ、組織と社会の未来を共に創る「共創パートナーシップ」の可能性を切り拓いてまいります。

K2P2コンサルテーションにご関心のある方へ
具体的なご相談や導入をご検討の方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
https://www.j-union.net/contact/consultation/


■j.union株式会社について

当社は、労働組合を専門としたコンサルティング事業を展開している企業です。これまでに国内の企業内組合、産業別組合を中心に累計4,700以上の組織と取引をしています。30年以上にわたる経験から蓄積されたノウハウや活動支援の実績を活かし、労働組合が直面する人と組織と社会に関するあらゆる課題に真摯に向き合い、お客様に寄り添いながら、「働く」ことの価値を探求し続けています。役員育成や組合員教育につながる研修の提供や、情宣物の制作、調査、システムの提供だけではなく、労働組合同士をつなぐコミュニティの運営など、30種類以上のサービスを展開しており、さまざまなご相談に対して、総合的な課題解決のサポートを行っています。

◼️会社概要

社名 :j.union株式会社
URL :https://www.j-union.co.jp
本社 :東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 22階
代表取締役社長 :服部 恵祐
設立 :1989年(平成元年)3月6日
資本金 :4,500万円
事業内容 :労働組合専門の活動支援

【 本リリースに関するお問い合わせ先 】

j.union株式会社 K2P2事務局
mail:K2P2@j-union.com
担当者:淺野 淳、藤栄 麻理子、加藤 瞳

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