第37回三島賞、最終候補5作発表!徳間書店から鈴木涼美『YUKARI』がノミネート決定

2024年4月19日(金)17時16分 PR TIMES

本日、第37回三島由紀夫賞(主催:新潮文芸振興会)の最終候補作5作が発表されました。徳間書店から作家・鈴木涼美『YUKARI』が候補入りいたしました。選考会は5月16日(木)です。

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■鈴木涼美『YUKARI』【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4198657599/

テーマは源氏物語×歌舞伎町。歌舞伎町を舞台に「男によって顔を変える女の多面性」にフィーチャーし、たった一人の女が魅せる狡さや怖さ、儚さ……といった一人の女の生き様を描いた作品です。
これまで鈴木氏が書きたいと願っていた書簡形式で綴る、彼女の初の試みとなる「これまでにないコンセプチュアルな小説」となっております。

あらすじ


婚約者との結婚を控え、何の不自由もなく暮らしていた紫。あるダンサーとの過ちを機に、高校時代に惹かれた柿本先生に手紙を出すことに。そこで綴られるのは、幾度となく先生が話してくれた『源氏物語』のことだったーー。
目次


■一の手紙 浅茅が露にかかるささがに
■二の手紙 山の端の心も知らで行く月は
■三の手紙 波路へだつる夜の衣を
■四の手紙 嘆きわび空に乱るるわが魂を
■五の手紙 今はかひなき恨みだにせじ
■六の手紙 風に乱るゝ萩の上露
■七の手紙 草の原をば問はじとや思ふ
本文より


私はどれか一人の女ではない、また私と同じ店で働いてきた四十も五十もいる女たちがそれぞれいずれかの女性像に似ているのではないのです。お客が次々に女を変えて、多様な女たちが彼の夜の生活を彩るわけではない、私たちは一人であるのです。
著者プロフィール


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鈴木涼美(すずき・すずみ)
1983年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒。東京大学大学院修士課程修了。
小説『ギフテッド』が第167回芥川賞候補、『グレイスレス』が第168回芥川賞候補。
著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』『愛と子宮に花束を 夜のオネエサンの母娘論』『おじさんメモリアル』『ニッポンのおじさん』『往復書簡 限界から始まる』(共著)『娼婦の本棚』『8cmヒールのニュースショー』『「AV女優」の社会学 増補新版』『浮き身』『トラディション』などがある。
■X(旧Twitter):https://twitter.com/Suzumixxx
書誌情報


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[書名] YUKARI
[著者] 鈴木涼美
[発売日] 2024年2月1日(木)
[定価] 1760円(10%税込)
[判型/仕様] 四六判ハードカバー
[発売] 株式会社徳間書店
[商品URL]
https://www.tokuma.jp/book/b641022.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4198657599/



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