木更津市の下水汚泥堆肥化施設整備事業を受注

2025年4月22日(火)16時17分 PR TIMES

地域の資源循環、カーボンフットプリント削減に貢献安心・安全な肥料の100%地域利用を目指す

ヴェオリア・ジャパン グループの企業である株式会社西原環境(代表取締役社長:西原幸志、本社:東京都港区)は3月5日付けで、同社を代表企業としたJVの構成企業とともに、千葉県木更津市の下水汚泥堆肥化施設整備事業基本契約を締結し、4月1日付けで設計・建設契約を締結いたしました。2027年3月末までに汚泥肥料化施設を建設し、その後2047年3月まで20年にわたり維持管理と運営を行います。

この事業では、グローバルでビジネスを展開するヴェオリアグループのノウハウを活用し、下水処理場から発生する汚泥を効率的に全量肥料化します。徹底した重金属管理とトレーサビリティにより、肥料の安全・安心を担保。市や専門会社と協力し、地域の資源循環のための様々な取組を行い、地域での汚泥肥料利用率100%を目指します。また、同施設に設置する太陽光発電設備で13万kWh以上の電力を発電し、事業で使用する電力の一部をまかないます。これにより、カーボンフットプリントの削減も実現します。

同JVには、同じくヴェオリア・ジャパン グループのメンバーであるヴェオリア・ジェネッツのほか合計6社(谷中造園土木、佐々木工務店、六幸電気工業、佐藤工業、西原環境、ヴェオリア・ジェネッツ)が参加しており、地域のパートナーとともに地域に根ざした循環型事業を行います。木更津市は、人と自然が調和した持続可能な未来を目指す「オーガニックなまちづくり」を目指しています。本プロジェクトを通じて、この目標達成に貢献できるよう、尽力してまいります。

本プロジェクトの特徴は以下の通りです。
ヴェオリアグループのノウハウ、専門機関との連携により安心・安全な肥料を提供
効率的な発酵システムの採用、最適な副資材添加による肥料品質の向上、重金属モニタリング、製品工程のトレーサビリティシステム構築などにより安心・安全を確保。専門機関と連携し品質改良を実施します。
太陽光発電などを利用したカーボンフットプリントの削減
敷地内に太陽光発電パネルを設置、さらに施設で使用する重機類の運転時間を削減できる堆肥化技術の採用により燃料使用量を抑制します。
地元経済発展に向けたサポート体制を構築
建設JVに地元企業2社、運営・維持管理JVに地元企業1社が参画。また、完成後の施設運営のために地元人材を積極的に雇用します。
木更津市の掲げる「オーガニックなまちづくり」をともに推進
地域での肥料利用率100%を目指し、木更津ブランドの肥料を確立します。地産地消による下水汚泥の有効利用を推進します。また、地元のみなさまに利用してもらえる肥料を目指し、積極的な普及活動を行います。
「エコファクトリー」モデルの推進
ヴェオリアグループは、下水処理場を循環資源やグリーンエネルギーなどの付加価値を生み出す「エコファクトリー」と捉えています。本事業をその足掛かりとし、下水処理場の付加価値向上と、それを通じた地域への貢献に取り組んでまいります。

事業概要
- 事業者:きさらづ地域循環共生アライアンス
- 事業期間:2025年4月‐2047年3月
- 設計・工事:2025年4月‐2027年3月
- 維持管理・運営:2027年4月‐2047年3月
- 汚泥処理能力:年8650.5 トン(脱水汚泥)
- 場所:木更津下水処理場 所内
- 事業用地:156.0m×112.6m
- 全体予定事業費:約48億円(税込)

肥料計画
- 発酵式:温風通気
- 発酵期間:6週間(内3日以内程度で 60°C以上)
- 目標の公定規格:菌体りん酸肥料
- 品質管理:全含有量分析(年6回)に加え、毎製品化時のスクリーニング(可搬式蛍光 X 線分析装置)
- 地産地消:市内流通100%を目指す

施設のイメージ図
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/139131/2/139131-2-9139242105d6090e3a5916d4d87d4f04-3900x2855.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本件に関する問い合わせ先:
ヴェオリア・ジャパン合同会社 コミュニケーション室
jp.com.vwj.comm.all.groups@veolia.com

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