Amazonロッカーが島根・松江市に、47都道府県で導入
2024年4月22日(月)16時48分 財経新聞
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松江市のAmazonロッカーには、出雲弁で「ありがとう」を表す「だんだん」の名がつけられた。この名にはアマゾンジャパンが多くの買い物客や宅配ドライバーに支えられ、サービスを拡大してきたことへの感謝の気持ちが込められている。
最新のAmazonロッカーは完全非接触型で、タッチスクリーンやバーコードリーダーではなく、Bluetoothを使ってロッカー内のスロットを開けることができる。
全国にあるAmazonロッカーは約4,000台。商業施設や量販店のほか、鉄道の駅、大学の構内などさまざまな場所に設置されている。通販を支える宅配ドライバーの働き方改革で不在時の再配達が大きな問題になっているが、配送先にAmazonロッカーを指定することで宅配ドライバーの負担を軽減できる。
都合の良い時間や旅先で受け取れるうえ、再配達の縮小で二酸化炭素排出量を削減でき、玄関先への置き配と違って盗難の心配もないなどのメリットがある。
多くのAmazonロッカーには地域にちなんだ名がつけられているが、まだ命名されていないものもある。アマゾンジャパンは22日から、富山、石川、福井、鳥取、岡山、徳島、香川、愛媛、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の13県のAmazonロッカーに名をつけるキャンペーンも開始している。
アマゾンジャパンのキャンペーンページから応募でき、募集期間は5月19日まで。独創的で親しみやすく、地域にちなんでいることを基準に、お笑い芸人のみやぞんさんが審査委員となって選定する。