訪日客の愛知訪問先、「名駅」周辺が61・8%で最多…国別トップは韓国25・6%

2025年4月23日(水)12時24分 読売新聞

高層ビルが並ぶ名古屋駅周辺

 愛知県は、県内に訪れた外国人旅行者を対象にした2024年度の「訪日外客動向調査」を発表した。訪問先のトップは名古屋駅周辺で、10位以内に栄・大須周辺や名古屋城が入った。観光庁の宿泊旅行統計調査では、県内への24年の外国人宿泊者数は延べ約385万人とコロナ禍前の19年より6%増加しており、愛知定番の観光スポットが人気を呼んでいる。

 調査は県内の旅行実態や観光資源に対する満足度を把握するため、昨年9〜10月の計9日間実施。中部空港から帰国する外国人旅行者1053人から聞き取った。

 県内の訪問先(複数回答)では、名古屋駅周辺が61・8%と最多で、栄・大須周辺が53%、名古屋城が50・4%と続いた。県外の訪問先(同)で最も多かったのは岐阜県(白川郷、高山)だった。

 回答者の国・地域別では、韓国が25・6%と最も多く、中国23・1%、台湾19・2%だった。欧州などは1・7%にとどまっており、アジアからの訪日客が多かった。

 県内初訪問だった旅行者が6割強を占めており、県内への旅行のきっかけに「自国の親族・友人」としたのは約2割で、インスタグラムや動画サイトなどのSNS関連も上位だった。

 県観光振興課の担当者は「愛知県も外国人に浸透してきており、さらに選ばれるよう魅力ある施策を考えたい」と話し、今後、調査結果をインバウンド施策に生かしていくとしている。

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