IBM、アメリカに21兆円投資表明…トランプ政権にアピール

2025年4月29日(火)20時50分 読売新聞

IBM=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米IT大手IBMは28日、量子コンピューターの研究開発などを進めるため、今後5年間で米国に計1500億ドル(約21兆円)を投資すると発表した。トランプ政権の高関税政策によって経済の先行きへの不透明感が強まる中、巨額投資をアピールして政権との関係構築を図る狙いがあるとみられる。

 アービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)は、「今回の投資により、IBMは世界最先端のコンピューティングとAI(人工知能)機能の中心であり続けることを確信している」との声明を出した。

 IBMは世界最大規模の量子コンピューターシステムを運用しているという。28日の発表では、今後も米国で量子コンピューターの設計、構築、製造を継続していくと強調した。

 米国のIT大手では、アップルなども国内への巨額投資を表明している。

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