イオンによるツルハHDの子会社化を公取委承認…青森など10地域でどちらかの店舗売却が条件

2025年4月30日(水)18時40分 読売新聞

イオン株式会社

 公正取引委員会は30日、流通大手イオンによるドラッグストア2位のツルハホールディングス(HD)の子会社化を承認すると発表した。独占禁止法に基づく審査を行い、青森など7県の10地域を対象に、イオングループかツルハグループのどちらかが1店舗を売却することを条件とした。

 イオンは傘下に業界首位のウエルシアHDなどを持ち、今年12月までにウエルシアHDとツルハHDの経営統合の完了を目指している。両グループを合わせたドラッグストアの店舗数は約5700店に上る。

 公取委によると、半径2キロ・メートル以内の同一商圏にイオングループとツルハグループがともにドラッグストアを出店する地域は全国に1330ある。このうち青森県、静岡県、鳥取県のそれぞれ2地域、茨城県、栃木県、島根県、愛媛県のそれぞれ1地域の計10地域は、子会社化に伴い価格競争が阻害されるなどの弊害の懸念があると判断した。この10地域では、どちらかの店舗を今年10月末までに競合他社に売却する契約を締結することを求めた。

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