仕事ができない人は「やっておきます」と言う。そこそこの人は「いつまでにやればいいですか?」と言う。本当に仕事ができる人は何と言う?
2025年5月8日(木)6時40分 ダイヤモンドオンライン
仕事ができない人は「やっておきます」と言う。そこそこの人は「いつまでにやればいいですか?」と言う。本当に仕事ができる人は何と言う?
「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)
Photo: Adobe Stock
「いつ」の使い方で評価が大きく変わる
仕事において大きな差を生む、非常にシンプルなキーワードについて解説します。
それは「いつ」という言葉をしっかり使うかどうかです。
この一点だけでも、仕事の成果や評価に大きな差が出てきます。
そもそも、仕事というのは大抵「面倒くさい」と感じるものです。
その中で最もストレスがかかるのが、この「いつ」という期限の部分です。
この期限設定ができるかどうかによって、その人の仕事に対する力量が大きく変わってくるのです。
たとえば、上司から資料作成を依頼されたとします。
このとき、人は大きく三つのパターンに分かれます。
第一のパターンは、期限を設定せずに「分かりました」「やっておきます」と返事をするケースです。
ここで問題なのは、上司が想定している期限と、自分が考えている期限がズレている可能性があるという点です。
その結果、上司は「この人、いつやるんだろう?」とずっと不安に思い続けることになります。
第二のパターンは、「いつまでにやればいいですか?」と、期限をしっかりと確認する人です。
一見すると、これは良い対応に思えます。ですが、さらにその上のレベルが存在します。
第三のパターン、それは「自ら期限を提案する人」です。
この違い、わかりますか?
「いつまでにやればいいですか?」と聞くのも良いですが、自分から「金曜日までに仕上げます」といったように提案できる人の方が、より信頼されやすいのです。
この大きな違いは何かというと、「自分で仕事をコントロールできるようになるかどうか」にあります。
仕事というのは、単に自分だけで完結するものではなく、さまざまな人からの依頼を受けながら進めていくものです。
その中でスケジューリングをどうするかが重要になってきます。
自分で期限を提案し、それが上司に承認されれば、自分自身でスケジュールを組み立てて仕事を進められるようになります。
逆に、期限を確認した結果「金曜日までにやっておいて」と言われれば、その日までにやらざるを得なくなります。
たとえば、仕事ができる人は「来週の会議までにこのクオリティで仕上げます」といった形で、自分で期限を設定して報告します。
そうすれば、今週の金曜日までは他の作業に充てることができますよね。
もちろん、「いつまでにやればいいですか?」と確認するのも良いことです。
しかし、仕事を依頼された際には、自分で期限を提案することをセットにして実行することで、格段に仕事のパフォーマンスが上がります。
ぜひ、皆さんもこの方法を実践してみてください。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)