経産省「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設の自動化に資するロールボックスパレットのモデルケース創出)」において共同実証を実施

2024年5月13日(月)12時46分 PR TIMES

2024年5月13日株式会社NX総合研究所・株式会社LexxPluss・株式会社Mujin

 株式会社NX総合研究所(事業主体者、代表取締役社長:田中 博之)、株式会社LexxPluss(AGV・AMR実証実験実行者、代表取締役社長:阿蘓 将也)、株式会社Mujin(ロボットアーム実証実験実行者、CEO 兼 共同創業者:滝野 一征)は、近年課題となっている労働力不足への対応等に対する取り組みである経産省委託事業「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設の自動化に資するロールボックスパレットのモデルケース創出)」において、卸売業・小売業・運輸業などのサプライチェーン上で使用されるカゴ車を対象に、自動化機器を導入・稼働しやすくするロールボックスパレット(カゴ車)の標準的な仕様・使用環境・運用方法等の環境整備のモデルケース創出に向けた実証実験を行いました。

1. 実証実験の目的
 自動化機器の導入・稼働推進に向けて環境整備が必要と思われる項目に対して、定量的見地からの最適な標準仕様案の決定、あるいは、カゴ車ユーザー・カゴ車メーカー・ロボットメーカーへの事前ヒヤリング等の結果、先に仮説立てした標準仕様案の妥当性を検証する事を目的と致しました。(尚、今回の事業においては経産省の事業要件に従いAGV・AMRとロボットアームが対象の自動化機器となる。)

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56714/29/56714-29-a8831c71891326170a422d536c7f16c4-771x295.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図表:当事業の実施体制
2. 実証実験の内容
(1)AGV・AMR
  (ア) カゴ車の積載重量の違いによる作業時間検証
  (イ) カゴ車種類を標準化した場合と複数種類混在した場合の作業時間検証
  (ウ) 人とロボットが混在した場合と歩車分離をした場合の作業時間検証
  (エ) 偏荷重の影響検証

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56714/29/56714-29-54f04f00d76ab4cb6566c4bec2973e15-854x442.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]AGV・AMR実証実験の様子
(2)ロボットアーム
  (ア) カゴ車の色・床板素材の違いによる作業時間検証
  (イ) スマートボックス(※)に適するカゴ車サイズの見極め検証
  (ウ) 貨物サイズ・重量の違いによる作業時間検証
  ※フィジカルインターネット実現に向けた協議会である製配販連携協議会が定めた標準コンテナサイズ

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/56714/29/56714-29-88fcc66e9c265bed211a1ff51c177960-468x242.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ロボットアーム実証実験の様子今回の実証実験の結果により、カゴ車自動荷役の推進にあたってこれまで感覚的に妥当と考えていたカゴ車仕様等に対して、定量的見地からの妥当性を検証する事が出来ました。




また自動化機器を導入・稼働しやすくするロールボックスパレット(カゴ車)の標準的な仕様・使用環境・運用方法等の検討、標準ガイドラインの策定に寄与致しました。

3. 事業内容の詳細(経済産業省HP)
https://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html
(閲覧手順)
1. 上記URLをクリックすると、経済産業省の「委託調査報告書」のページに移行します。
2. 令和5年度分の掲載一覧(PDF形式)のPDFから「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業(物流施設の自動化に資するロールボックスパレットのモデルケース創出)」をご覧下さい。

4. 各社概要とコメント
株式会社NX総合研究所(https://www.nx-soken.co.jp/)
【会社概要】NXグループ企業として、60年以上の実績を持つ物流に特化した「ロジスティクスのプロ」です。「ひと」「モノ」「環境」という幅広い視点から、国内だけでなくグローバルで、物流コストの削減、作業の効率化、品質向上という身近なテーマに加え、サプライチェーンの全体最適化や物流事業者様の経営支援までお手伝いしております。
【代表取締役 田中 博之 コメント】LexxPluss様、Mujin様のご協力を頂き本実証実験が行えた事で、これまで感覚値で捉えていた仮説を定量的見地から検証する事が出来ました。今後本実証実験等を踏まえて検討した標準ガイドラインが、カゴ車の自動荷役の推進に向けた指針として寄与する事を期待しております。

株式会社LexxPluss(https://lexxpluss.com/)
【会社概要】株式会社LexxPlussは、「自律的産業インフラへの進化を加速させる」をミッションに、日本のインフラを支える物流業・製造業の課題解決を目指すスタートアップです。
現在は自動搬送ロボット「Lexx500」やロボット統合制御システム「LexxFleet」をはじめ、かご車・6輪台車を無改造で自動搬送できる「LexxTug」等、次世代の産業インフラとなるロボティクス・オートメーション製品を開発・製造・販売しております。
【代表取締役CEO 阿蘓 将也 コメント】LexxPlussではミッションに掲げる『自律的産業インフラへの進化を加速させる』を実現するために、現場で既に多数使用されているかご台車・6輪台車を無改造で自動搬送できる「LexxTug」をご提供しています。今回の検証によりカゴ車の共通化が自動化をさらに加速する事が確認され大変有意義であったと考えています。

株式会社Mujin(https://www.mujin.co.jp/)
【会社概要】Mujinは、製造・物流現場へ独自開発した自動化統合プラットフォームを基盤に自働化ソリューションを提供するオートメーションテクノロジー企業です。知能ロボットやAGVを中核に、自動化機器類を一括制御することで、次世代工場・倉庫を構築し、多品種少量/変種変量時代を切り拓く、サプライチェーン全体最適化を実現します。
【CEO 兼 共同創業者 滝野 一征 コメント】当社は、独自ソフトウェアにより実現する産業用ロボットの知能化と、自動化機器類を選ばない汎用オペレーションシステムにより、生産性の向上に寄与し、人手不足が深刻化し続ける社会に必要な価値をご提供しています。本実証実験と、当社の技術を掛け合わせることで、誰でも自働化を推進できる環境構築に今後も貢献してまいります。

5. 各種問い合わせ先
◆当事業の内容に関するお問い合わせ先
(株)NX総合研究所 広報担当
Email:logi_plus_pr@nx-soken.co.jp

◆本実証実験に使用したAGV・AMRの技術的な内容に関するお問い合わせ先
(株)LexxPluss
Email:contact@lexxpluss.com

◆本実証実験に使用したロボットアームの技術的な内容に関するお問い合わせ先
(株)Mujin
Email:info@mujin.co.jp

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