Folio Folio Folio: Print by Veronica Ditting【京都dddギャラリー】にて6月8日より開催します。

2024年5月13日(月)16時16分 PR TIMES

京都dddギャラリー第242回企画展

ヴェロニカ・ディッティングは多くの世界的ファッションブランドをクライアントに持ち、デザイン・ミュージアム(ロンドン)のデザイン・オブ・ザ・イヤー賞など数々の受賞歴を持つ、クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー。
このたび、京都dddギャラリーにて開催する企画展「Folio Folio Folio: Print by Veronica Ditting/フォリオ フォリオ フォリオ:プリント バイ ヴェロニカ・ディッティング」では、ヴェロニカの手による過去20年間の作品を多岐にわたって展示します。会期は2024年06月08日(土)〜07月28日(日)、ぜひ足をお運びください。

展覧会概要


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京都 ddd ギャラリーにて開催されるこの展覧会では、ヴェロニカの手による過去 20年間の作品を多岐にわたって展示します。その内容は、本や雑誌、その他の出版物、展覧会用デザイン作品をはじめとした様々な印刷物です。会場では、この展示会のためにデザインされた展示用のスタンドを、ひとつひとつ高さや方向を変えて設置することで、いろいろな視点から作品を見ることができ、それによって作品の素材感と立体感を際立たせる展示法をとっています。ギャラリーに集め られたこれらの印刷物がひとつの風景を創り出し、集合体としてのヴェロニカの制作物が持つ本質 的特徴が浮き彫りになっています。

今回展示される主なプロジェクトのひとつに、『ザ・ジェントルウーマン』誌があります。ザ・ジェントルウーマンは、ある小さなチームが 2010年に創刊したもので、同誌の持つ唯一無二かつ非常に影響力を持つ感性は、ヴェロニカがチームの一員として創造し、進化させてきたものです。
展示では、同誌の考え抜かれたレイアウトと、読者に人気の高い情報ページにフォーカスがおかれており、編集に対するヴェロニカのアプローチ手法を明確に見て取ることができます。また、エルメスのビューティ部門立ち上げを牽引した多くの印刷物も展示されます。ここでは、ビューティ製 品そのものの特性とヴェロニカ自身の色使いとの比率に関して、ヴェロニカが見せた駆け引きの手腕が際立ちます。これらのプロジェクトは、アーティストブック、エディトリアル、展覧会デザインとともに展示され、ヴェロニカがそうした作り手たちと築いているユニークな関係性を表わしています。さらにこの展覧会では、完成品だけではなく、写真家チュウ・ヤンよる模型やダミー、校正刷り、デザインスケッチなどの素材を集めた大規模な写真作品も展示されます。複雑に構成され、美しく照らし出された作品たちを目にすると、それぞれのデザインプロセスを感じられるだけでなく、アーカイブの範囲とスケールも伺い知ることができます。そしてまた、ヴェロニカがクリエイティブディレクターとして特に重視する、写真の依頼という仕事についての示唆もあります。

作品キャプションには、各プロジェクトの素材とプロセスについて詳しい記載がありますが、そこにはまた、グラフィックデザインを三次元的に鑑賞することを推奨する意図が込められています。とは言え、この展覧会では、やはりまず作品に対する即時的かつ官能的な反応が励起されます。それこそが、何にも増して印刷物の可能性に対する祝福なのです。
エミリー・キング (本展キュレーター/デザイン史家)
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[画像3: https://prtimes.jp/i/101410/11/resize/d101410-11-e4582ad9485abf5d0cc3-3.jpg ]

プロフィール


[画像4: https://prtimes.jp/i/101410/11/resize/d101410-11-8e6de244140bbdb9a145-1.jpg ]

スタジオ・ヴェロニカ・ディッティングは、クリエイティブ・ディレクションおよびデザインを 専門とするスタジオ。ロンドンを拠点とし、ファッションメーカー、アーティスト、文化施設など の国際的なクライアントを持ち、キャンペーン、ブランディング、エディトリアル、展覧会デザイ ンなど、手がけるプロジェクトは多岐にわたる。ヴェロニカは、『ザ・ジェントルウーマン』誌の クリエイティブ・ディレクターとして、12 年間、同誌の出版に携わり、2010 年の創刊号から計 24 冊を制作。決然としたエディティング姿勢から生まれるパワフルで個性的なアプローチで知られる 3 ヴェロニカは、写真家、アーティスト、編集者、ライター、キュレーターらとの緊密な共同作業を 通して、概念を最も確かな形に具現化する。主な顧客は、エルメス、ザ・ロウ、ルイ・ヴィトン、 メゾン・マルジェラ、ティファニーなどのファッションブランドと、サマセット・ハウス、ヘット・ ニューウェ・インスティトゥートなどの文化施設。2005 年にヘリット・リートフェルト・アカデ ミーを卒業。デザイン・ミュージアム(ロンドン)のデザイン・オブ・ザ・イヤー賞、D&AD 賞、 オランダデザイン賞などの受賞歴を持つ。

エミリー・キングは、ロンドンを拠点とするデザイン史家、キュレーター。専門はグラフィック デザイン。1999 年、デバイスに依存しないデジタル時代黎明期のタイプフェイス・デザインに関 する論文で博士号を取得。以降、アラン・フレッチャー、リチャード・ホリス、ロバート・ブラウ ンジョンなど、数多くの著名デザイナーの展覧会を企画した。また、「グラフィックデザインにお ける時間の役割と表現」「装飾の力」などのテーマでグループ展覧会も行っている。近年手掛けた プロジェクトには、韓国人グラフィックデザイナー、ナ・キムと、オランダ人アーティスト、マガ リ・レウスのカタログのエッセイがある。

トークイベント


日時: 2024年6月8日(土) 15:00〜16:30
出演:ヴェロニカ・ディッティング(クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー)、
   エミリー・キング(本展キュレーター/デザイン史家)(逐次通訳あり)
会場: 京都dddギャラリー内
定員: 先着30名(要予約、入場無料)

*5月13日(月)18時より受付を開始します。
https://dnpfcp.jp/CGI/gallery/event/form.cgi?eventid=239

オープニングパーティ


日時: 2024年6月8日(土) 16:30〜18:00
会場: 京都dddギャラリー内 https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/access/map.html

主催 / 企画 /日本語レイアウト/協力


主催:公益財団法人DNP文化振興財団
企画:エミリー・キング
日本語レイアウト:ニコール・シュミット
協力:Favini

基本情報


[画像5: https://prtimes.jp/i/101410/11/resize/d101410-11-e3e457fe004052f873c9-2.jpg ]

会期
2024年06月08日(土)〜07月28日(日)

会場
京都dddギャラリー
〒600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3F
TEL:075-585-5370 FAX:075-585-5369

開館時間
火曜〜金曜は11:00〜19:00 土日祝は11:00〜18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、
祝日の翌日(土日は開館)

アクセス
市バス「四条烏丸」徒歩すぐ、
地下鉄烏丸線「四条駅」2 番出口、
阪急京都線「烏丸駅」 23番・ 25 番出口すぐ。
駐車場無 

入場無料
京都dddギャラリーについて


京都dddギャラリーの前身は、大日本印刷株式会社の関西での文化活動の場として、1991年、大阪・堂島に開設された、グラフィックデザイン・グラフィックアート専門ギャラリー「DNP Duo Dojima (略称ddd)」です。2014年の京 都移転を機に、現在の名称に変わりました。2008年からは公益財団法人DNP文化振興財団が運営しています。『未来のデザイン』はどうなっていくのか、どうあるべきなのか。京都dddギャラリーは新しい時代の流れを読み取り、さまざまな交流、対話を通して新たな創造性を発見していくことで、グラフィックデザインとアートの境界を模索し、拡大していくことを狙います。デザインを愛する人々が、ここで出会い、対話し、新たな発見を体験していただきたいと考えています。

▼京都dddギャラリー
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/

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