【東京都写真美術館】展覧会「今森光彦 にっぽんの里山」開催のご案内

2024年5月13日(月)18時16分 PR TIMES

自然写真家・今森光彦が撮影した日本全国200カ所以上の「里山」の中から、厳選した作品約190点を一挙展示

展覧会紹介ページ:https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4814.html

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世界の熱帯雨林、砂漠から、国内の自然環境まで、自然と人との関わりを美しい写真や映像、そして親しみやすい文章で伝えつづける今森光彦は、日本を代表する自然写真家です。幼いころから昆虫の生態と美しさに魅了された今森は、世界中の昆虫を求めて精力的に取材活動をつづけてきました。そして 1992年、「日本中の里山を旅しながら訪ねてみたい」という思いから、雑誌で「里山物語」の連載をはじめました。
 「里山」は森林生態学などの分野で、人里と山の間に広がる農業環境を指す言葉として使われていたもので、当時はまだ一般的ではありませんでした。今森はその概念を拡げ、「人が暮らしている同じ場所に生き物がいっしょにいる空間を全部里山」と考えました。その新しい自然の概念は多くの人々の共感を呼び、「里山」が一般の人々に認知されるきっかけとなりました。
 本展「今森光彦 にっぽんの里山」は、これまで今森が30年以上にわたり撮影してきた琵琶湖周辺から始まり、日本中の里山を取材するという新たなテーマのもと、約20年の歳月をかけて全国200ヶ所を撮影した中から厳選した約190点を紹介するシリーズ最新展です。「里山」をめぐる今森光彦の旅は、自然と人が調和する空間を鮮やかに浮かび上がらせ、美しく多様性に富んだこの国の魅力を伝えています。
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作家プロフィール


今森 光彦(いまもり・みつひこ)
1954年、滋賀県大津市生まれ。独学で写真を学び、80年からフリーランスの写真家として活躍。以後、琵琶湖を望む田園にアトリエを構え、自然と人との関わりを「里山」という概念で追う一方で、世界各国を訪ね、熱帯雨林から砂漠まで広く取材。第48回毎日出版文化賞、第20回木村伊兵衛写真賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など受賞多数。写真集に『里山物語』(新潮社)、『湖辺 みずべ』(世界文化社)、『今森光彦 昆虫記』、『今森光彦 フィールドノート里山』(ともに福音館書店)など著書多数。近年は環境農家、ガーデナー、里山環境プロデューサーとしても活動。

本展の見どころ


1. 今森光彦のライフワークの集大成として、過去最大の約190点を一挙紹介
2. 未公開の写真作品・映像作品を含む「里山」シリーズ最新作
3. 「春夏秋冬」の4章構成で辿る、自然と人との絶妙なバランスで生み出される「里山」

各章紹介


第1章「春」—ギフチョウなどの生き物や、田植えや茶摘みなど暮らしの作品を中心に、約60点を展示
春はみずみずしい生命が誕生する季節。その営みはいつも一瞬にはじまって、一瞬に終わってしまいます。第一章「春」では、全国各地の春の風景や生き物、そこで営まれる人々の暮らしの様子を捉えた作品約60点を紹介します。カタクリにやって来たギフチョウ、早春の香りがする山菜採り、アルプスを眺める山里の田植え、五月晴れの茶摘みなど、今という瞬間がとても大切に思える里山の春をお楽しみください。
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第2章「夏」—ゲンジボタルなどの生き物や田んぼや夕立などの作品を中心に、約40点を展示
夏は今森にとって特別な季節です。生命に満たされた田んぼや雑木林には、ほかのどの季節より濃厚な時間が流れています。第二章「夏」では、夏の柴胡畑、ゲンジボタルの光の群れ、激しく葉音を鳴らす夕立、群れ飛ぶアサギマダラをはじめ、全国各地の夏の風景約40点で構成。光と影のなかには、生き物たちの熱い鼓動が聞こえてきます。
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第3章「秋」—八重山と紅葉する山々の景色を中心に、約50点を展示
秋に熱帯から蝶がやってくる八重山群島。第三章「秋」は、内地とは明らかに違う島の秋から始まり、全国各地の深まる秋の風景約50点を展示します。二十歳を過ぎて田んぼに通うようになってから、秋が好きになったという今森。秋は終わりではなく、春への準備が始まる季節。木々が色づくたびにあたりは暖かさを増し、そして、葉が一枚落ちるごとに、太陽の光が地面を明るく照らしてゆきます。
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第4章「冬」—厳しい寒さと共存する人や生き物の様子を中心に、約40点を展示
だれもいない冬の田園は、青空も木々も、白雪も、みんなひとりじめです。第四章「冬」では、幻想的な阿蘇の野焼き、赤牛の世話をする人、田んぼを飛翔するマガモとアオサギ、群れ飛ぶウミネコなど、厳しい寒さの中にも、人や生き物の気配を感じる冬の風景約40点を紹介します。この静的な美しさは、どの季節にもない魅力です。
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最新映像作品を展示!
今春撮り下ろしの「里山」最新映像作品を展示します。撮影場所は今森の活動拠点、滋賀・湖西地域にあるアトリエを囲む「オーレリアンの庭」。約35年前に開墾を始め、現在も約1000坪の敷地に生きものが集まる庭を造り続けています。今回の映像では、どのような出会いや発見があるのでしょうか。

関連イベント


1. 講演会 「里山から生命の宇宙を語る」
日時:8月24日(土)14:00〜15:30
出演:福岡伸一(生物学者・作家)× 今森光彦
2. 特別上映 今森光彦監修『里山』(予定)
日時:8月25日(日)14:00〜15:30
※アフタートーク 小野泰洋(元NHKエンタープライズ エグゼクティヴ・プロデューサー)× 今森光彦
1.2.とも 会場:東京都写真美術館 1階ホール  参加費:無料
      定員:190名(整理番号順入場/自由席)※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布します。

3. アーティスト・ギャラリートーク
日時:7月6日(土)、7月13日(土)各回14:00〜 出品作家の今森光彦による展示解説を行います。
4. 担当学芸員によるギャラリートーク
日時: 7月5日(金)、8月2日(金)、9月6日(金)各回14:00〜(8月2日と9月6日は手話通訳付き)
3.4.とも 会場:2階展示室  参加費:無料(当日有効の本展チケットまたは展覧会無料対象者の方は各種証明書等の提示が必要)

展覧会図録『今森光彦 にっぽんの里山』


2024年6月20日(木)より東京都写真美術館ミュージアム・ショップにて発売予定
サイズ:H220mm×W250mm 204 ページ、価格未定、東京都写真美術館発行
寄稿:今森光彦、福岡伸一(生物学者・作家)ほか
インタビュー:今森光彦×小野泰洋(元NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー)

開催概要


名 称|  今森光彦 にっぽんの里山
会 期|  2024年6月20日(木)〜9月29日(日) 
時 間|  10:00〜18:00(木・金は20時まで) ※入館は閉館の30分前まで
会 場|  東京都写真美術館 2階展示室
休 館|  毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
料 金|  一般 700円/学生 560円/中高生・65歳以上 350円
      ※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料
      ※本展はオンラインによる日時指定チケットが購入できます
主 催|  公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館
協 賛|  (株)ニコン/(株)ニコンイメージングジャパン/東京都写真美術館支援会員

※本展は諸般の事情により内容を変更することがございます。最新情報は東京都写真美術館公式ホームページをご覧ください。

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