ART FAIR TOKYO 19のクロージングレポートを公開。本日より2026年度の出展ギャラリーの募集をスタート
2025年5月15日(木)12時17分 PR TIMES
エートーキョー株式会社は、2025年3月7日から9日の会期で実施した「ART FAIR TOKYO 19」の実績をまとめたレポートを公開致し、また2026年3月12日から15日に東京国際フォーラムで開催予定の「ART FAIR TOKYO 20」の出展ギャラリーの募集を開始したことをご案内致します。
次年度の会期のうち3月12日は招待日、一般会期は3月13日から15日となります。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/97200/24/97200-24-9e2ecaabc54b0e8a749e276705da5f0d-3000x2000.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Photo by Ryohei Sawaki
■ クロージングレポートについて
2025年度は会期中の総売上高が28.6億円、前年比マイナス9%の結果となりました。来場者の数は延数で51,028名(実数では19,363名)、実数ベースでは約23%の増加を達成致しました。
本年のフェアの動向に関し、マネージングディレクターの北島は以下のようにコメントを寄せています。
「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」2025年版によると2024年の世界のアートマーケットは前年12%減となり、2年連続の減少となった。一方で取引件数は3%増となり、売買作品の平均単価が下がった一年となった。
2023年以降、米ドルが金利上昇を大きく牽引していることから、キャッシュフローを伴わないアセットであるアートとしてはアンダーパフォームするのは致し方ないとは思うものの、株式や不動産や、やはりキャッシュフローを伴わない金が高止まりしていることを考えると、インフレが進行する経済の中、この停滞は物足りない。国別で見ると、香港を含む中国の減少が目立つ。
個別の作家を見ると、2024年のオークション最高額作品はルネ・マグリットとなり、年間売買額の4位は草間彌生となった。20年前のアーティストの順列を考えるとかなり意外な結果だが、順列に変更はあったものの、有名作家の売買はオークションを中心に引き続き活発で、結果作家の選別が進んだということだ。長年続いたフェアの幾つかも終了となり、やはり選別が進んだ。ジャンルで言うと、注目すべきトピックは版画の売買が好調で10年前と比べて4倍の売買回数となっており、その中心は浮世絵であった。
今年のアートフェア東京について考察すると、売買額は減少したものの、グローバルに比べて軽微な結果となった。世界の傾向と同様、高価格帯の作品の取引は昨年と比べてやや減速したが、コレクターの数は増え、アートマーケットの不調を感じさせなかった。そして、草間彌生と浮世絵を筆頭とした、幅広いジャンルの日本美術、すなわち古美術・近代美術・現代美術そして最近海外でもトピックスになりつつある工芸がアートフェア東京、そして日本のマーケットを支えているとえよう。
次回、20回目の開催記念となる2026年3月に開催されるアートフェア東京はさらに海外から注目されよう。
クロージングレポートではフェアの主要数値や後援情報をまとめ、そのほかオフィシャル写真をプレスキットとしてご用意しております。詳細は下記のリンクからご確認下さい。
報告書を見る :
https://artfairtokyo.com/press_info
■ 募集開始について
エートーキョー株式会社は、2026年に開催予定の「ART FAIR TOKYO 20」の出展者の募集を開始致しました。募集の締切は6月30日 (月)の23:59となります。
詳細は下記のボタンのリンク先よりご確認下さい。
募集要項を確認 :
https://artfair.tokyo/gallery/applicants/guideline?fair_id=26
■ お問い合わせ先
エートーキョー株式会社
アートフェア東京19 広報課
広報担当
E-MAIL:press@atokyo.jp
■ 主催 / 運営会社について
会社名:エートーキョー株式会社
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
設 立:2006年3月
代表者名:北島輝一
事業内容:アートイベント企画・運営・コンサル業務
美術品購入動向・意識調査
美術品価格分析・ポートフォリオ分析
アートアドバイザリー
Web: https://atokyo.jp/
※「アートフェア東京」は弊社が運営するイベントのブランド名になります。各年に開催される個別のイベントについては「ART FAIR TOKYO」と呼称しております。