AIアバターの案内、名鉄名古屋駅で実証実験…駅員に代わって構内や周辺施設をご案内
2025年5月15日(木)10時55分 読売新聞
名古屋鉄道は14日、AI(人工知能)を活用したアバター(分身)による案内の実証実験を名鉄名古屋駅で始めた。中央改札口に端末を設置し、アバターが駅係員に代わって利用客に駅構内や周辺施設を案内する。
大阪大発のアバターを活用するAI新興企業「AVITA」(東京都)と連携して行われる。利用客が話しかけたり、端末を操作したりすると、トイレやコインロッカーの場所、名古屋城などの観光スポットについて、音声や文字、画像で自動で答える。英語にも対応し、訪日外国人客の案内も担う。
実験は7月頃までの予定で、寄せられた質問を分析し、主要駅への導入を検討する。名鉄の担当者は「より安心して駅を利用できるよう、デジタル技術を活用した駅案内を模索していく。アバターに気軽に質問してもらいたい」と呼びかけている。