「ビットコイン」11万ドル超え、約4か月ぶりに史上最高値更新…米国債格下げで資金流入か

2025年5月22日(木)17時1分 読売新聞

 【ニューヨーク=小林泰裕】暗号資産(仮想通貨)の代表的な銘柄「ビットコイン」の価格が21日、11万ドル(約1600万円)を超え、今年1月20日に記録した最高値(約10万9000ドル)を約4か月ぶりに更新した。米国債の格下げを受け、ビットコインに資金が流入しているとみられる。

 米格付け大手ムーディーズ・レーティングスは16日、米国債の格付けを最上位から引き下げた。21日の米債券市場では米国債が売られ、米長期金利が約3か月ぶりの水準に上昇した。

 また、米議会上院は19日、暗号資産の一種である「ステーブルコイン」の制度設計に関する法案の審議入りを決めた。この法案が成立すれば、米国で暗号資産が普及に向かうとの期待も価格を押し上げている。

 ビットコインは米大統領選の投票が行われた昨年11月5日には7万ドル前後で取引されていたが、トランプ米大統領の政策への期待から上昇基調にある。

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