AUTOSARベーシックソフトウェアのベンダーとして日産がベクターを採用

2024年5月27日(月)11時16分 PR TIMES

ベクター・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:丹野 清嗣)は、日産自動車株式会社(以下、日産)が自社の通信ネットワークソフトウェアのベンダーとして、ベクターを採用したことを発表します。

ベクターは創立当初から長年にわたり、各自動車メーカーの通信仕様に対応した組み込みソフトウェアを提供し、性能、品質、サポート面で高い評価を得てきました。ベクターはAUTOSAR共同開発パートナーシップの設立当初からPremium Partnerとして、そして2023年からはPremium Partner Plus (PP+) としてAUTOSAR仕様の策定に積極的に関与してきたことから、各自動車メーカーの通信仕様とAUTOSARの仕様の両方に精通している強みを持っています。ベクターのAUTOSAR BSW(ベーシックソフトウェア)「MICROSAR」は、すでにSUV型EV「日産アリア(ARIYA)」のモーター駆動用のコントローラーで採用されています(*1)。

ベクターはこれまでも、日産の仕様に対応した組み込みソフトウェア「CANbedded」、「MICROSAR」ならびにリプログラミングソフトウェア「Flash Bootloader」を提供しており、多くの量産プロジェクトでご利用いただいてきました。そしてこのたび、ベクターのソフトウェアとサービスの両面において日産が選定要件として定める高い品質を達成可能であると示したことで、日産のベンダーとして採用されました。

MICROSARは、すでに数多くの国内外の自動車メーカーの量産開発に採用され、世界で最も多く採用されているAUTOSAR BSWで、2016 年にはAUTOSAR BSWとして世界で初めてASIL-D認証を取得し、多くの量産プロジェクトでの実績を有します。これにより、安全関連アプリケーション用にさらに高性能なECUを実装できるようになります。さらに、ベクターはMICROSAR以外でも、ソフトウェアコンポーネントの設計ツール「DaVinci Developer Classic」、AUTOSAR BSWとランタイム環境(RTE)の設定およびコード生成ツール「DaVinci Configurator Classic」などのAUTOSAR開発用ツールチェーンを有しており、お客様はベクターという単一のベンダーからAUTOSAR開発に関連するトータルなソリューションを得ることができます。

ベクターのMICROSARおよび組み込みコンポーネントの詳細は、弊社Webサイトをご覧ください。
https://www.vector.com/jp/ja/products/products-a-z/embedded-software/

*1 出典:ベクター・ジャパン導入事例 「日産自動車株式会社 モーター駆動を担うコントローラーのCAN通信制御にMICROSARを採用 - 将来の拡張を見据えてFOTA機能も搭載」
https://www.vector.com/jp/ja/download/technicalarticle-nissan-microsar-jp/
[画像: https://prtimes.jp/i/118698/10/resize/d118698-10-e2520c73a39c167f525d-0.jpg ]

【ベクターについて】
ベクターは、電子システムの開発、CAN、車載Ethernetなどのさまざまなネットワークを構築するためのソフトウェアツール、組み込みコンポーネントを提供するリーディングカンパニーです。1988年の創立以来、自動車メーカーおよびサプライヤーとその関連業界のパートナーとして実績を重ね、ベクターのツールとサービスは、難易度の高い複雑な開発領域をできるだけシンプルにするための最適なソリューションとして世界中で使われています。
ベクターは、自動車業界向けの電子システム革新に取り組んできた実績を基に、自動車、商用車以外にも、航空宇宙、輸送機関、制御工学など、世界中のお客様に未来のモビリティ技術開発のためのサービスを提供しています。本社はドイツ(シュツットガルト)に在り、拠点はアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、オーストリア、ルーマニア、スウェーデン、日本、中国、韓国、インド、ブラジルに広がり、世界14か国33拠点に4,000名以上の社員を擁しています。

ベクター・ジャパン株式会社 Webサイト https://www.vector.com/jp/ja/

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