備蓄米の随意契約、大村秀章・愛知県知事「参院選もあり待ってらんないということ」
2025年5月28日(水)10時5分 読売新聞
政府が備蓄米の放出を一般競争入札から随意契約に変更したことについて、大村秀章・愛知県知事は27日の定例記者会見で「正直ちょっと急ぎすぎじゃないか」と苦言を呈した。
農林水産省出身の大村知事は、政府が買い戻しの条件を求めないことについて「大災害があったら備蓄米を使わないといかん」と懸念し、「参院選もあるから、待ってらんないでドーンということなんでしょうけど」と分析。5キロあたり2000円程度の価格については「農家はみんなやめますよ。物価上昇の中、赤字生産者が多かったと思う」とし、「生産者も消費者も、納得感が得られるかが重要」と述べた。