修繕積立金が月1万円以下の「お得なタワマン」を選んだ人の悲惨な末路

2025年5月29日(木)6時30分 ダイヤモンドオンライン

修繕積立金が月1万円以下の「お得なタワマン」を選んだ人の悲惨な末路

写真はイメージです Photo:PIXTA

マンションを選ぶ際、初期費用を抑えたいと考える人は多いだろう。しかし、その費用の中で「修繕積立金」が安く設定されているマンションは要注意だ。そういった建物は、老朽化した部分を修繕しなくてはいけないのに、積立金が足りずさまざまな問題が発生する可能性が高い。安心して住めるマンションを見つけるにはどうすればよいのだろうか。※本稿は長嶋修『2030年の不動産』(日本経済新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

マンションの建て替えは戸建てほど容易ではない

 管理費と並ぶマンションのランニングコストに修繕積立金があります。多くのマンションでは、すべての区分所有者が毎月修繕積立金を負担することで、来たるべき大規模修繕工事に備えています。

 マンションの建物は徐々に劣化していくので、定期的に大規模修繕工事を行うのが普通です。鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の法定耐用年数は47年ですが、適切に保守・点検を行い、必要な修繕工事を行えば、マンションの建物は100年以上でも持ちます。

 法定耐用年数というのは、要するに税法上で減価償却できる期間のことであり、実際の建物の寿命とイコールではありません。法定耐用年数を過ぎても、住民は世代交代をしつつ、長年にわたって住み続けることができます。

 ただ、その実例はありません。100年前の日本には、鉄筋コンクリート造のマンションがほぼなかったからです。有名な軍艦島の集合住宅は鉄筋コンクリート造で、1910年代(大正時代)に建設されましたが、炭鉱が閉山してからは廃墟に。


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