NYダウ反落、終値244ドル安の4万2098ドル…米中対立の激化を懸念
2025年5月29日(木)8時58分 読売新聞
ニューヨーク証券取引所
【ニューヨーク=小林泰裕】28日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比244・95ドル安の4万2098・70ドルだった。米中対立が激化するとの懸念から反落した。
トランプ政権が、半導体設計用ソフトウェアを提供する米企業に対し、中国への販売を停止するよう指示したと報じられた。スポーツ用品大手ナイキや石油大手シェブロンなどの銘柄が値下がりした。米連邦準備制度理事会(FRB)が28日に公表した議事要旨で、早期の利下げに慎重な姿勢を示唆したことも相場の重荷となった。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は98・22ポイント安の1万9100・94だった。