米国・オタワ事業所に太陽光発電システムを新設
2025年5月30日(金)11時0分 Digital PR Platform
日本板硝子株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼CEO:細沼 宗浩、以下「NSG」)は、エネルギー消費量とCO2排出量削減の施策の一環として、2.0 MWの発電能力を有する太陽光発電システムをオタワ事業所内に設置したことをお知らせします。本システムにより、年間約3.9 GWhの再生可能電力を供給することが可能となります。
新設された太陽光発電システムには、ファーストソーラー社製の最新型薄膜太陽電池パネル(Series7)が、5,000枚以上設置されています。このパネルには、NSGグループの透明導電膜(TCO: Transparent Conductive Oxide)付きガラス*1が使用されています。本システムは、ジョージア州・アトランタを拠点とするSolAmerica Energy社が所有・運営し、当グループとの電力購入契約に基づき、今後15年間にわたって同設備で発電された電力がオタワ事業所に供給されます。
NSGグループは、世界中で複数の太陽光発電プロジェクトを展開しています。北米では、今回の太陽光発電システムに加え、2011年2月にオハイオ州ノースウッドのR&Dセンターで稼働を開始した0.25MWの太陽光発電システム、2022年4月には、オハイオ州ロスフォード事業所にて1.4MWの太陽光発電システムを整備しました。
NSGグループは、2030年までに温室効果ガス排出量を2018年比で30%削減する目標を設定し、SBTイニシアティブ(SBTi) に認定されています。あわせて2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています。本プロジェクトは、グループ内の各拠点に導入を進める太陽光発電および省エネプロジェクトの一環です。
これらの取り組みにより、事業の脱炭素に向けた活動を加速させ、サステナブルな社会の実現に努めてまいります。
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オープニングセレモニーの様子
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発電所の様子
以上
*1 透明導電膜(TCO: Transparent Conductive Oxide)付きガラス
ガラスの製造工程で、熱分解を活用し、ガラス表面上に透明導電膜(TCO)を成膜した製品です。
成膜技術は、オンラインCVDと呼び、その膜の耐久性は非常に高く、薄膜太陽電池パネルを含めさまざまな用途に使用できます。
NSGグループ(日本板硝子株式会社およびそのグループ会社)について
NSGグループは、建築および自動車用ガラスとクリエイティブ・テクノロジー分野で事業を展開する世界最大のガラスメーカーのひとつです。
建築用ガラス事業は、各種建築用ガラス、太陽電池パネル用ガラス等を製造・販売しています。
自動車用ガラス事業は、新車用(OE)ガラスや補修用(AGR)ガラスの分野で事業を展開しています。
クリエイティブ・テクノロジー事業の主要製品は、プリンターやスキャナーに用いられるレンズ、タイミングベルトの補強材であるグラスコードを中心とした特殊ガラス繊維やガラスフレーク、およびファインガラスです。
SolAmerica Energyについて
SolAmericaは、分散型太陽光発電とバッテリー貯蔵ソリューションの開発、所有、および運営を行う企業です。米国・アトランタを拠点とし、米国内で事業を展開しています。イリノイ州の太陽光発電市場では、約10年にわたり主要なプレイヤーとして活躍しています。SolAmericaのプロジェクトには、地域に設置する太陽光発電システムであるコミュニティソーラー、商業・産業向け自家発電システムや蓄電池システムなどのBTMソリューション、および電力会社との電力供給契約などがあります。
SolAmerica Energy Webサイト :https://solamericaenergy.com/
NSGグループの持続可能性目標について
NSGグループは、2019年に取得したSBT認証を2021年に見直し、2030年までのCO2の排出削減目標を2018年対比30%に引き上げた上で、2050年までのカーボンニュートラル達成にコミットし、この実現を目指しています。この新たな目標は、2022年5月にSBTiに認定されており、将来のカーボンニュートラルの達成に向けた、サステナブルな社会の実現に向け様々な活動を推進しています。
サステナビリティ活動の取り組みについて:https://www.nsg.co.jp/ja-jp/sustainability
本件に関するお問合わせ先
(報道関係等) 広報部 (お問合せページ) https://www.nsg.co.jp/ja-jp/contact-us