【調査結果】2024年住宅用太陽光発電・蓄電池価格調査 | ソーラーパートナーズ総研

2024年6月24日(月)14時16分 PR TIMES

〜太陽光発電システム5kWの相場価格は131万円〜

株式会社ソーラーパートナーズ(本社:東京都新宿区、代表取締役:中嶋明洋)が企画運営する「ソーラーパートナーズ総研」は、2023年の太陽光発電システム・蓄電池の設置実績データをまとめ、「住宅用太陽光発電・蓄電池価格調査2024」を発表しました。

【調査概要】
調査対象:ソーラーパートナーズを通じて設置工事を行ったユーザーの契約データ
調査方法:取引データから設置内容・税込契約金額(補助金差し引き前)を集計
集計期間:2023年1月1日〜2023年12月31日(自社実施)
有効サンプル数:2,249件
※Web媒体にて本調査を引用される場合は出典を記載した上でソーラーパートナーズ総研(https://www.solar-partners.jp/reports)へのリンクをお願いいたします。

◆2024年太陽光発電システム単体の相場価格
太陽光発電システムの容量別 成約金額
[画像1: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-207f28de0a8a1137ca49-2.jpg ]

住宅用太陽光発電システムの主な容量帯の相場価格は以下の通りです。
4kW 1,192,315円

5kW 1,308,000円

6kW 1,418,575円



[画像2: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-fc65fcc53428dfa75c96-2.jpg ]

契約金額を個別に見ると相場価格を中心に約50万円程度の上下幅を持って取引が行われていることが分かります。この価格のばらつきはメーカーや製品による違いのほか、設置地域の気候条件など現場の特性を反映した費用(例:積雪対策)が影響しているものと考えられます。
つまり、案件ごとに個別の施工条件に応じて価格が形成されています。


太陽光発電システムの容量別 kW単価
[画像3: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-3cbc95d7aa47b2172c8f-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-e6005695226c5a168a68-2.jpg ]

kW単価とは、太陽光発電システムの設置容量1kWあたりの価格を示す指標です。一般に設置容量が大きくなるほど、kW単価は安くなる傾向にあります。
経済産業省が公表する、2023年の太陽光発電システムのkW単価(既築)は27.8万円でした。ソーラーパートナーズの自社施工業者ネットワークにおける全取引の平均kW単価は25.4万円と、経済産業省の報告データを2.4万円下回りました。
これは当社のネットワークが自社施工店に限定されたものであり、下請け構造がなく中間マージンがかからない直接取引が実現できていることによる価格メリットが反映されたものだと考えられます。



◆2024年蓄電池単体の相場価格
蓄電池単体の容量別 成約金額
[画像5: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-6e99ef04f61219b41851-2.jpg ]

住宅用蓄電池の主な容量帯の相場価格は以下の通りです。
7kW 1,687,425円

10kW 1,964,441円



[画像6: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-1f0e297acd5acd89071a-2.jpg ]

住宅の屋根の形状や面積によって容量選びに多様性のある太陽光発電システムと比較し、蓄電池は太陽光パネルとの相性や、世帯の電力利用パターンから算出された必要蓄電量に基づいて選定されることが多いです。例えば今回の調査においては42%のユーザーが約10kWhの蓄電池を選んでいます。
一般的な4人家族の家庭では、1か月の電力使用量の平均は300~400kWhであり、これに対応する蓄電池容量はおおよそ10kWhとなります。世帯人数や電化製品の使用状況により前後しますが、標準的な電力需要に見合う蓄電池容量が決まってくることで需要の偏りが生じていることが分かります。

蓄電池の購入を検討する際の一般的な疑問の一つに「100万円以下で購入できるか」というものがありますが、現実的には100万円を下回る価格はほぼありません。蓄電池を導入する場合、最低でも150万円以上は見込んでおく必要があることが分かります。

また、蓄電池には機能面での違いがあり、これが価格差にも影響します。例えばハイブリッド型蓄電池は1台のパワーコンディショナで蓄電池と太陽光発電システムを統合的に利用できますが、単機能型蓄電池では蓄電池と太陽光発電システムにそれぞれ別のパワーコンディショナが必要となります。
上記グラフにおいて11kWh帯の契約金額が際立って低くなっているのは、この容量帯の製品ラインナップが単機能型蓄電池のみであることが一因と考えられます。一見すると蓄電池の導入コストが抑えられているように見えますが、実際には別途パワーコンディショナを用意する必要があります。



◆2024年太陽光発電システムと蓄電池セットの相場価格
太陽光発電システムと蓄電池セット 成約金額(パネル容量別)
[画像7: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-c7515f9bd99e2bfe4e66-2.jpg ]

住宅用太陽光発電システムと蓄電池セットの主な容量帯の相場価格は以下の通りです。
4kW + 10kWh 2,844,882円

5kW + 10kWh 2,899,294円

6kW + 10kWh 2,981,841円




[画像8: https://prtimes.jp/i/46700/20/resize/d46700-20-bf1791ee042798073217-2.jpg ]

住宅用の主流である6kW以下の太陽光発電システムと10kWh以下の蓄電池セットの相場価格は、税込みで300万円を切る水準となっており、200万円台で導入できたケースも多く見られます。一方で発電した電力の自家消費率を高めたり、停電時の電力確保を重視する場合には、より大型の蓄電池設置を検討する必要があります。その場合は上記価格に対して100万円以上の上乗せ費用が生じる可能性があります。

太陽光発電システムの設置容量は、ほとんどの場合住宅の屋根面積によって決まりますが、蓄電池容量は各家庭の電力利用スタイルや電化製品の使用状況により適正値が変わってきます。電力の自家消費や非常時の電力需要を踏まえ、各家庭に合った容量のリサーチが重要になります。


◆調査結果まとめ
今回行った調査では、2023年の太陽光発電システムと蓄電池の容量あたりの相場価格を明らかにし、その価格形成について解説しました。
近年の太陽光市場では、以下のような適切でない営業活動が見受けられます。
訪問販売での高額な提案

実態とかけ離れた収支シミュレーション

「補助金を使えば自己負担ゼロ」といった過剰な売り込み


消費者一人ひとりが相場価格を知ることで、過剰な営業トークに惑わされることなく、太陽光発電システムの導入を適切に検討できることを期待します。

▼今回の集計をまとめた記事はこちら
https://www.solar-partners.jp/contents/102269.html

◆サービス概要
ソーラーパートナーズ総研(https://www.solar-partners.jp/reports)は、太陽光発電と蓄電池の比較・見積りサイト『ソーラーパートナーズ』を企画運営する株式会社ソーラーパートナーズにおける調査・研究機関です。
2009年に余剰電力買取制度が開始されてから15年が経ち、太陽光発電は国内に広く普及しました。一方で、流行に乗じた不適切な営業活動もいまだに数多く見受けられます。私たちはそれらを課題として捉え、独自の調査データに基づく客観的な情報を消費者の皆様に適切に提供することで、太陽光発電業界全体の健全な発展に貢献することを目的としています。

◆会社概要
会社名:株式会社ソーラーパートナーズ
代表者:代表取締役 中嶋明洋
会社URL:https://www.solar-partners.co.jp/
事業内容:専門工事店とお客様のマッチングサービス
所在地: 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-20 新宿オミビル4F

◆運営メディア
・ソーラーパートナーズ(https://www.solar-partners.jp/)
・外壁塗装パートナーズ(https://www.gaihekitosou-partners.jp/)
・屋根工事パートナーズ(https://www.yanekouji-partners.jp/)
・外構・エクステリアパートナーズ(https://www.gaikouexterior-partners.jp/)
・シロアリ対策パートナーズ(https://www.shiroaritaisaku-partners.jp/)

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