小学生が海の番記者となって兵庫の名産「タコ」の漁獲量減少の謎に迫る「タコの漁獲量減少の謎に迫れ!海のバンキシャ2024」を開催しました!
2024年8月16日(金)11時16分 PR TIMES
2024年8月10日(土)11日(日)【場所】兵庫県明石市・淡路市
一般社団法人 海と日本プロジェクトinひょうごは、兵庫の食文化に欠かせない“タコ”を題材に、明石海峡を取り巻く海洋環境の変化を学び、海を守るために私たちができることを一緒に探るため、8月10日(土)11日(日)の2日間にわたり「タコの漁獲量減少の謎に迫れ!海のバンキシャ2024」を開催しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・開催概要
兵庫(関西)の食文化に欠かせない身近な存在である”タコ”を題材にしながら、明石海峡を取り巻く環境の変化とタコの漁獲量減少を食い止めるための様々な施策を体験しながら学ぶ「海のバンキシャ2024」。子どもたちが記者となり、1泊2日の体験取材の中でタコの漁獲量減少の要因について学び、要因の1つとして考えられている「栄養塩不足」を解消するための取り組みを体験しながら、明石の海を守り、普段食しているタコやタコを使った料理を未来につなぐためにはどうすればいいのかを一緒に考えました。
・日程2024年8月10日(土)、8月11日(日)
・開催場所兵庫県 明石市・淡路市
・参加人数小学5・6年生 計20名
・協力団体吉備国際大学 兵庫県漁業協同組合連合会 明石市漁業組合連合会 明石浦漁業協同組合
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 淡路県民局洲本土地改良事務所
一宮町漁業協同組合 兵庫県環境部水大気課 大蔵海岸公園管理事務所 明石市 淡路市 ほか
【水質・底泥・プランクトン調査】
明石浦漁港内で採取した海水の温度や栄養塩、塩分量を測定。また、顕微鏡での観察も行いました。顕微鏡をのぞくと、棒状や円状のプランクトンやエビのようなプランクトンを発見!調査の講師 堀 豊先生(吉備国際大学農学部海洋水産生物学科 学科長)への囲み取材も行い、水質は時間や気温によって変化することも知りました。また底泥の色、匂い、生き物の有無なども確認しました。
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【干しダコ作り】
生きているタコを締めるところから行う「干しダコ作り」に挑戦。強い吸盤で張りつくタコに、最初は怖い…!という声もあがっていましたが、丁寧に教わりながら進めていくうちに次第に笑顔に。講師の西本 広幸先生(兵庫県漁業協同組合連合会 指導部 広報担当 課長)に囲み取材も行い、明石ダコの特徴について積極的な取材が行われました!
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【セリ見学】
講師の寺田 真理先生(明石浦漁業協同組合 )に案内していただき、実際にセリを見学。また、セリにかかるものとかからないものがあること、セリでは普段使わない言葉で取り引きが行われていることなどを学びました。囲み取材では「売れなかった魚はどうするの?」といったの素朴な疑問を問いかけました。海のバンキシャメンバーは、記者手帳(学習ノート)にびっしりとメモを取りながら、真剣な表情で話を聞いていました。
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【自然観察】
田代 敦士さん(大蔵海岸管理事務所 所長)森田 博子さん(大蔵海岸管理事務所)より、危険な生き物を教わり、注意しながら磯浜の生き物を採って観察しました。スズメダイの稚魚やカニ、ヤドカリなど、色々な生き物を見つけました。子どもたちはさかなのおにいさん かわちゃん(プロジェクトリーダー)のところへ採った生き物を「これは何ですか?」と見せにいく姿が印象的でした。磯辺の生き物が育つには、海藻や植物プランクトンが重要で海藻や植物プランクトンが育つには栄養塩が重要であることを学びました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/77920/2818/resize/d77920-2818-f88d262a98efcab390d6-3.png ]
【かいぼり】
普段からお仕事でかいぼりに携わる講師 福井 啓太先生(株式会社成田専務取締役)より、かいぼりを行う上での課題や、硬い泥を掻いて掘り(かいぼりの由来)トロトロになるまでかくはんすることで、ため池の中にいれた管で泥水を吸い上げることができ、川に排出すると河口やその先の海まで流れやすくなるという工程などを教えて頂きました。また、ため池の泥水についても水質調査を実施。初日に採取した明石浦漁港の表層の海水、底泥水、明石川の水に含まれているリン、窒素の濃度と比較を行いました。結果、ため池には栄養塩が豊富に含まれていること、そして海の底泥に堆積してしまっているので、かいぼりや海底耕耘(かいていこううん)などの取り組みが必要であることも分かりました。
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【学びの共有・学びの発信】
2日間の学びを共有するため号外制作を実施。学んだことをポストイットで書きだし、何がポイントだったのかを班のみんなで振り返ったのちに、「水質調査」「干しダコ」「漁協セリ」「磯浜調査」「かいぼり」のテーマで分担して記事を作成。200字という限られた文字数の中で、大事なポイントをしっかりとまとめました。その後、初日の夕食でも食べた西海醤油さんの「たこカレー」のパッケージに載せるオリジナルラベル(4コマ漫画)の制作に挑戦。各班ごとにテーマを決め、起承転結の形になるよう、一生懸命考えました。号外の内容や4コマ漫画についての発表も行い、他者へ説明することで一層理解が深まりました。
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参加した子ども・保護者からの声
<参加者の声>
・見るのと実際にやってみるのとでは全然違うので面白かった。海に対するかかわり方を学んだ。
・(タコは地元で)有名なものだからといって、たくさんあるとは限らないことを学んだ。
・かいぼりの授業で山(ため池)も海も深いかかわりがあるんだなと思った。タコにふれあうというめずらしい体験ができてとてもよかった。
<保護者の声>
・普段の海水浴程度では経験できないことを体験させて頂いたことで、今の自分の生活やこれから先の本人の進む道にも影響を与えてくれると思う。
・2日間しかなかったのに、こんなにたくさんのことをさせていただき満足です。
・海との「触れ方」は千差万別で、目的によってとらえ方は変わってくるので、今回のイベントでも本人が直接体験した学びは今後の海への考え方だけではなく、人生において貴重な学びであると思う。
・1泊2日という日程であったが、幅広い体験をすることができた。今回は南海トラフ地震の心配もあったが、避難経路もしっかり示していただき、安心できた。海の生き物に必要な栄養塩などについて学んだ座学だけではなく、実体験できたことで、忘れないでいられると思うし意識も変わると思う。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinひょうご
URL:https://hyogo.uminohi.jp/
活動内容:海への興味・関心喚起を目的とした取組や、海洋ごみ問題の啓発・削減を目的とした取組
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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
一般社団法人 海と日本プロジェクトinひょうごは、兵庫の食文化に欠かせない“タコ”を題材に、明石海峡を取り巻く海洋環境の変化を学び、海を守るために私たちができることを一緒に探るため、8月10日(土)11日(日)の2日間にわたり「タコの漁獲量減少の謎に迫れ!海のバンキシャ2024」を開催しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・開催概要
兵庫(関西)の食文化に欠かせない身近な存在である”タコ”を題材にしながら、明石海峡を取り巻く環境の変化とタコの漁獲量減少を食い止めるための様々な施策を体験しながら学ぶ「海のバンキシャ2024」。子どもたちが記者となり、1泊2日の体験取材の中でタコの漁獲量減少の要因について学び、要因の1つとして考えられている「栄養塩不足」を解消するための取り組みを体験しながら、明石の海を守り、普段食しているタコやタコを使った料理を未来につなぐためにはどうすればいいのかを一緒に考えました。
・日程2024年8月10日(土)、8月11日(日)
・開催場所兵庫県 明石市・淡路市
・参加人数小学5・6年生 計20名
・協力団体吉備国際大学 兵庫県漁業協同組合連合会 明石市漁業組合連合会 明石浦漁業協同組合
兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター 淡路県民局洲本土地改良事務所
一宮町漁業協同組合 兵庫県環境部水大気課 大蔵海岸公園管理事務所 明石市 淡路市 ほか
【水質・底泥・プランクトン調査】
明石浦漁港内で採取した海水の温度や栄養塩、塩分量を測定。また、顕微鏡での観察も行いました。顕微鏡をのぞくと、棒状や円状のプランクトンやエビのようなプランクトンを発見!調査の講師 堀 豊先生(吉備国際大学農学部海洋水産生物学科 学科長)への囲み取材も行い、水質は時間や気温によって変化することも知りました。また底泥の色、匂い、生き物の有無なども確認しました。
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【干しダコ作り】
生きているタコを締めるところから行う「干しダコ作り」に挑戦。強い吸盤で張りつくタコに、最初は怖い…!という声もあがっていましたが、丁寧に教わりながら進めていくうちに次第に笑顔に。講師の西本 広幸先生(兵庫県漁業協同組合連合会 指導部 広報担当 課長)に囲み取材も行い、明石ダコの特徴について積極的な取材が行われました!
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【セリ見学】
講師の寺田 真理先生(明石浦漁業協同組合 )に案内していただき、実際にセリを見学。また、セリにかかるものとかからないものがあること、セリでは普段使わない言葉で取り引きが行われていることなどを学びました。囲み取材では「売れなかった魚はどうするの?」といったの素朴な疑問を問いかけました。海のバンキシャメンバーは、記者手帳(学習ノート)にびっしりとメモを取りながら、真剣な表情で話を聞いていました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/77920/2818/resize/d77920-2818-cc839011cfed2db3d624-3.png ]
【自然観察】
田代 敦士さん(大蔵海岸管理事務所 所長)森田 博子さん(大蔵海岸管理事務所)より、危険な生き物を教わり、注意しながら磯浜の生き物を採って観察しました。スズメダイの稚魚やカニ、ヤドカリなど、色々な生き物を見つけました。子どもたちはさかなのおにいさん かわちゃん(プロジェクトリーダー)のところへ採った生き物を「これは何ですか?」と見せにいく姿が印象的でした。磯辺の生き物が育つには、海藻や植物プランクトンが重要で海藻や植物プランクトンが育つには栄養塩が重要であることを学びました。
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【かいぼり】
普段からお仕事でかいぼりに携わる講師 福井 啓太先生(株式会社成田専務取締役)より、かいぼりを行う上での課題や、硬い泥を掻いて掘り(かいぼりの由来)トロトロになるまでかくはんすることで、ため池の中にいれた管で泥水を吸い上げることができ、川に排出すると河口やその先の海まで流れやすくなるという工程などを教えて頂きました。また、ため池の泥水についても水質調査を実施。初日に採取した明石浦漁港の表層の海水、底泥水、明石川の水に含まれているリン、窒素の濃度と比較を行いました。結果、ため池には栄養塩が豊富に含まれていること、そして海の底泥に堆積してしまっているので、かいぼりや海底耕耘(かいていこううん)などの取り組みが必要であることも分かりました。
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【学びの共有・学びの発信】
2日間の学びを共有するため号外制作を実施。学んだことをポストイットで書きだし、何がポイントだったのかを班のみんなで振り返ったのちに、「水質調査」「干しダコ」「漁協セリ」「磯浜調査」「かいぼり」のテーマで分担して記事を作成。200字という限られた文字数の中で、大事なポイントをしっかりとまとめました。その後、初日の夕食でも食べた西海醤油さんの「たこカレー」のパッケージに載せるオリジナルラベル(4コマ漫画)の制作に挑戦。各班ごとにテーマを決め、起承転結の形になるよう、一生懸命考えました。号外の内容や4コマ漫画についての発表も行い、他者へ説明することで一層理解が深まりました。
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参加した子ども・保護者からの声
<参加者の声>
・見るのと実際にやってみるのとでは全然違うので面白かった。海に対するかかわり方を学んだ。
・(タコは地元で)有名なものだからといって、たくさんあるとは限らないことを学んだ。
・かいぼりの授業で山(ため池)も海も深いかかわりがあるんだなと思った。タコにふれあうというめずらしい体験ができてとてもよかった。
<保護者の声>
・普段の海水浴程度では経験できないことを体験させて頂いたことで、今の自分の生活やこれから先の本人の進む道にも影響を与えてくれると思う。
・2日間しかなかったのに、こんなにたくさんのことをさせていただき満足です。
・海との「触れ方」は千差万別で、目的によってとらえ方は変わってくるので、今回のイベントでも本人が直接体験した学びは今後の海への考え方だけではなく、人生において貴重な学びであると思う。
・1泊2日という日程であったが、幅広い体験をすることができた。今回は南海トラフ地震の心配もあったが、避難経路もしっかり示していただき、安心できた。海の生き物に必要な栄養塩などについて学んだ座学だけではなく、実体験できたことで、忘れないでいられると思うし意識も変わると思う。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinひょうご
URL:https://hyogo.uminohi.jp/
活動内容:海への興味・関心喚起を目的とした取組や、海洋ごみ問題の啓発・削減を目的とした取組
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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/