フローレンス、「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2023」PR部門でACCゴールドを受賞

2023年11月3日(金)14時16分 PR TIMES

無園児家庭の孤独な子育て解決に向けたパブリックアフェアーズが評価

認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区、代表理事:赤坂緑)は、一般社団法人 ACCが主催する「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、「新語【無園児】による、孤独な子育ての社会課題周知と課題解決PR施策 #無園児を無縁児にしない」がPR部門でACCゴールドを受賞いたしました。
「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は今回で63回目を迎える国内最大級のアワードとして広く認知されており、応募総数2,448本、PR部門151作品のなかから受賞を果たしました。
https://www.acc-awards.com/festival/2023fes_result/pr.html

[画像1: https://prtimes.jp/i/28029/318/resize/d28029-318-150ece463b6a61e6eccc-0.jpg ]

受賞作品について



受賞作品「新語【無園児】による、孤独な子育ての社会課題周知と課題解決PR施策 #無園児を無縁児にしない」は、フローレンスが取り組んできたソーシャルアクションで、保育園にも幼稚園にも通っていない「無園児」と、その保護者が地域社会から孤立した「孤独な子育て」に陥るリスクをなくすため、親の就労の有無などによって定められる“保育の必要性”認定がなくても、希望するすべての親子が保育園を利用できるようにするための一連の社会課題周知や政策提言活動です。

かつては「待機児童問題」が話題になった保育園ですが、現在は急速な少子化の影響で、地域によっては定員割れが続々と発生。一方で、保育園・幼稚園に通っていない無園児(未就園児)家庭は、社会との繋がりが絶たれ、子育てで孤独を感じやすいことや、子どもへの虐待リスクが高まる可能性などが指摘されています。数年前には児童虐待で亡くなった子どもが保育園に通っていなかった例もあり、家庭に閉じた「孤育て」は隠れた社会課題になっています。

フローレンスは、待機児童問題が徐々に解消しつつあるこのタイミングで「無園児(未就園児)家庭の孤独な子育て」という社会課題を周知し、解決を目指そうと考え、「保育園の空き枠を利用して、地域の無園児(未就園児)を定期的に預かることで、孤独な子育てを解消する」という自園での実践とともに、この仕組みを全国に広げる政策提言を行いました。

その結果、2022年8月、政府が「無園児」の本格対策を実施する方針を発表。2023年6月には政府が閣議決定した「こども未来戦略方針」「経済財政運営と改革の基本方針2023 加速する新しい資本主義〜未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現〜」(骨太方針2023)に、このフローレンスの政策提言が「こども誰でも通園制度(仮称)」として記載され、国の異次元の少子化対策の一環として政策に盛り込まれました。現在は、2024年度からの本格実施を見据えて、全国の自治体で「こども誰でも通園制度」のモデル事業が実施されています。

こうした無園児家庭が抱えやすい社会課題周知とその解決策の政策提言を含む一連のPR施策・パブリックアフェアーズが評価され、フローレンス初となる「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」PR部門にてACCゴールド受賞を果たしました。


【PR部門】ACCゴールド
新語【無園児】による、孤独な子育ての社会課題周知と課題解決PR施策 #無園児を無縁児にしない
https://www.acc-awards.com/festival/2023fes_result/pr.html
推進主体:認定NPO法人フローレンス

制作スタッフ
 会長:駒崎 弘樹
 代表理事:赤坂 緑
 プロジェクトマネージャー:岡野 優華
 事業部担当:川口 千里、中村 晴子
 広報担当:松井 香織、大栗 愛子、高橋 麻美、上田 昂輝


認定NPO法人フローレンス 会長 駒崎弘樹のコメント



[画像2: https://prtimes.jp/i/28029/318/resize/d28029-318-614bd322bc1cf501202e-1.jpg ]

今回は、わたしたちの「#無園児を無縁児にしない」の一連の活動をご評価いただき、大変嬉しく思っております。審査員の皆さんには、弊会のこれまでの親子の社会課題解決に向けた活動から独自の着眼点が生まれたことや、それを政策提言に繋げ、社会を変えていく姿勢などもご評価いただきました。

保育園は、こどもやその保護者にとっては大きなセーフティーネットです。
そのセーフティーネットに繋がれていない「無園児」(未就園児)は、地域との繋がりを断たれた「無縁児」なのではないか。2019年頃からその問題提起を行ってきましたが、数年の間、なかなか政治は動きませんでした。
しかし昨年、「すべての親子に保育園をひらいてほしい」と、記者会見に登壇くださった無園児家庭の親御さんの切実な声を皮切りに大きな岩が動き出し、「こども誰でも通園制度(仮称)」モデル事業として全国で実践されるなど、政府の政策として実現されようとしています。

ここまで社会が大きく動く要因となったのは、フローレンスの保育現場のスタッフの奮闘も欠かせませんでした。「転勤族で知り合いがいない」「孤立した子育てをしており、つらい」といった目の前で困っている親子のために何ができるか考え、既存の制度では定期的なお預かりが難しい、「保育の必要性認定」がない無園児家庭のお子さんに、フローレンスの保育園で空き枠を活用し、独自に行った「定期的なお預かり」の取り組みが、ポスト待機児童時代の新しい保育園のあり方としてメディアにも報道され注目を集めました。そんな保育現場があってこそ「こども誰でも通園制度(仮称)」の政策提言につながるアイデアも生まれてきました。

また、弊会がこうしたソーシャルアクションや政策提言などの活動を続けられているのは、わたしたちフローレンスを応援してくださっている寄付者の皆さんのおかげでもあります。社会を変えるために多くの方が力を合わせてくださったこと、これこそがクリエイティビティなのだと今回の受賞で改めて感じております。これからも、みなさんと一緒にこどもたちのために日本を変える挑戦を続けていきたいと思います。

▶フローレンスへのご支援はこちら https://florence.or.jp/donate/


ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSとは



テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に、1961年より開催されてきた広告賞「ACC CM FESTIVAL」を前身とし、2017年よりその枠を大きく拡げ、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアルしました。名実ともに、日本最大級のアワードとして広く認知されており、総務大臣賞/ACCグランプリは、クリエイティブ業界で活躍する関係者の大きな目標となっています。
2023年度から「PR部門」が新設され、PR活動(コーポレートPR、マーケティングPR、ソーシャルキャンペーン、パブリックアフェアーズ、 リスクマネジメント、CSR活動/SDGs活動、 インナーコミュニケーション、地域創生等)を広く対象とし、クリエイティビティを発揮して仕掛けたプロジェクトが表彰されます。


認定NPO法人フローレンスについて



こどもたちのために、日本を変える。フローレンスは未来を担うこどもたちを社会で育むために、事業開発、政策提言、文化創造の3つの軸で、社会課題解決と価値創造をおこなう国内最大規模のNPO法人です。

日本初の訪問型・共済型病児保育事業団体として2004年に設立し、ひとり親支援とこどもの貧困防止、こどもの虐待や親子の孤立防止、障害児家庭支援など、日本のこども・子育ての領域で総合的な活動をおこなっています。
2015年度に「小規模認可保育所」として国策化された「おうち保育園」をはじめとする保育事業、障害児家庭に保育や支援を届ける「フローレンスの障害児保育・支援」、こどもの虐待問題解決のため「フローレンスのにんしん相談・赤ちゃん縁組」、子どもの貧困を解決する「こども宅食」などの取り組みを全国に広め、たくさんの仲間と共に、社会に「新しいあたりまえ」をつくることを目指しています。

▶フローレンスコーポレートサイトURL: https://florence.or.jp/

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