絵本『いのちのころも』の出版ストーリー。アトピー性皮膚炎で悩む作者が絵本で表現したのは、地球や自然と「いのち」の繋がり。

2023年11月21日(火)9時0分 PR TIMES STORY

食育講座や瞑想会など、地球と心身の関わりを生み出す企画を立ち上げる関愛子さん。東京から京都へ移住し、日本ミツバチや絶滅危惧種の藤袴との出会いをきっかけに、絵本「いのちのころも」を出版しました。

絵本では、心の状態を表す感覚器である皮膚を「ころも」という言葉を使って、自然との調和を表現しています。また、地球といのちは繋がっていることを、色彩豊かなイラストを通じて、語りかけています。

絵本「いのちのころも」

表紙の中心には環境の見張り番と

呼ばれる「ミツバチ」が描かれる。


絵本がうまれたきっかけは、大切な地球の「いのち」との出会い。「いのちの種」を守ることは、地球全体の自然を守ること

関愛子さんは、東京から京都へ移住し、日本ミツバチや絶滅危惧種の植物との出会いをきっかけに、地球と調和した暮らしを考えるようになったといいます。

本作には、こうした自然への感謝、次世代へ繋げることを考えるきっかけになってくれたらという、作者の強い思いがこめられています。

作画は前川ユウさん

色彩の濃淡、彩度が生物の多様性を象徴しており

「いのちの色」の美しさにこだわった

体の基礎となる「食」の改善で、アトピー体質が寛解

幼少期からアトピー性皮膚炎で悩んでいましたが、社会人になり、慣れない生活のために、症状が悪化し、強制入院を経験しました。退院後も、薬剤を使い続けていましたが、次第に、その薬が効かなくなりました。

それからは薬だけではなく、体の基礎となる「食」を整えることをはじめました。分子栄養学の専門医、管理栄養士の指導を受けながら、体質に合う食を学びながら、寛解させました。

そして同じように悩んでいる人たちへ、食の大切さを伝えるために、プラントベースダイエットを行う内科医や地域創生医の講演会を企画しました。より視覚から伝わるように、分子栄養学実践講座も主宰される医師の監修による治療体験の漫画も作成し、「Goodbye_allergy」としてSNSを通じて、発信しました。

「皮膚は内面の感覚器」食習慣と向き合うことで学んだ体のサインアトピー改善への食と瞑想、体験記

1年かからず、SNSアカウントは月間200万PVを越え、2019年独立しました。2020年からはコロナ禍となり、参加人数を縮小させましたが、活動を続けました。

マクロビの料理教室の企画しながら、食の知識を吸収し、自然栽培の農家へも視察し、土壌を育てることからはじめる野菜作りを学びました。

食材の成り立ちを実践的に学び、瞑想やマインドフルネスも日常的に取り入れ、自身と対話しながらの食習慣を深め続け、アトピー性皮膚炎の症状は寛解しました。体内の炎症など見えないサインを送ってくれている皮膚は内面の感覚器であることを学びました。

(本文より)

はじめてミツバチに出会ったあいは、

羽音に耳をすませるため、ゆっくりと目を閉じた。

「ふー、はー」と深呼吸を味わうと、あいのころもがゆるんで、ふくらんだ。

自然に触れ合い、心から癒やされる主人公。その内面を、柔らかく動く”ころも”を使って表現されている。

絶滅危惧種の植物や日本ミツバチとの出会い。生命の多様性が育むこころの調和

社会の流れがストップした中で、東京での活動に限界を感じ、インスピレーションを求めに京都へ移住しました。

まず絶滅寸前種である京都固有種の藤袴に出会いました。戦国の時代に菖蒲湯が利用されはじめる前には、藤袴が使われていたそうで、人間の生活習慣が変わり、時代の流れで、絶滅寸前種となった儚い香りに種子の尊さを味わい、次世代へ引き継ぐ大切さを体感しました。

そして次に出会ったのは、絵本にも登場する日本ミツバチです。彼らが生きやすい環境は、人間も生きやすい環境であることを、実際に触れて学びました。

京都の多様性が溢れる自然環境を通じて、生きる心地よさは、共存し合いながら生命を育む、自分の体で体感できる環境も含めてだと、改めて気づきました。

(本文より)

くるりと見上げると、空を飛ぶドングリを見つけた。

そのちっちゃな愛らしい姿は、ミツバチだった。

自然に親近感をもってもらうため、ミツバチの体長をどんぐりと表現した。より身近かに感じられる描写が、一文字一文字に込められています。

主人公「あい」の成長物語が伝える「いのち」の繋がり

絵本の物語のはじまりは主人公の「あい」が、「種」として誕生するシーンからはじまります。

その種の育みは、出会いや環境に影響されながら、芽生えていきます。大地に根を深くはり、花が開いた時、地球を含めた「いのち」との繋がりを体感します。ただ、あいは一貫して「自分=私」という感性を育むことを伝えています。

アトピー性皮膚炎は見た目だけの病気ではないと、社会にメッセージを伝えたい

本書のきっかけとなった、アトピー性皮膚炎の描写を記載したことが大きな特徴となります。燃えるような火照り、落屑(らくせつ)と、体験した患者にしかわからないような表現を取り入れました。

それは見た目だけの病気ではないことを、社会へ伝え、見知らぬ人でも寄り添えるように願いを込めて表現しました。

この描写は、読んでいる読者が苦しくならないのか、最後まで悩んだページとなりますが、今、社会課題として膨らんでいるからこそ、「一人一人が支え合えるように」とメッセージとして発信しました。

(本文より)

うまく汗を出せなくて、あいのころもがやぶれて、奇妙な形になった。

「アトピー」の語源はギリシャ語のATOPOS(奇妙な)に由来しており、少しでも病に関心を持ってもらうために、取り入れました。

自然と深く結びつく私たちの健康を、「いのちのころも」で表現

国際連合環境計画(UNEP)によれば、「世界の食料の90%を支えている100種類の作物種のうち、70%はミツバチによる受粉が不可欠」とされています。しかしながら、農薬が原因とされる「蜂群崩壊症候群」によるミツバチの減少は世界的な生物多様性の低下や生態系の不安定化をもたらす深刻な問題となっています。このことは私たちに大切な警鐘を鳴らしています。

人も自然の一部であり、自然と私たちの健康は深く結びついています。自然への感謝と自然との見えない繋がりは私たちひとりひとりの内面に確かに存在するはずです。この大切なメッセージを、心身の姿を表現する感覚器である「皮膚」を、私たちの暮らしに身近な「衣(ころも)」を使って表現しました。

本作も通じて、地球も、生きとし生けるもの、水々しい「いのちのころも」に包まれ、喜びの「いのちのいろ」が溢れることを願っています。

社会問題の解決に向け、さらなる挑戦へ。

地球環境とアレルギー症状をテーマにしたメッセージは広く受け入れられており、絵本の販売領域から踏み出して、種屋、天然石屋、玄米菜食の飲食店、美容室など、様々な分野に進出し、共感を得ています。

私たちは、社会問題を解決するために人と人の繋がりを育むことを大切にしており、種から育てる食育講座、瞑想会などの企画を通じて、関東、関西、全国の顧客と結びつきを深めています。

今後は、この繋がりを世界に広めるため、海外での出版も視野に入れています。より具体的な計画と戦略を練り、国際的な市場で私たちのメッセージを発信し、社会への貢献を拡大していく予定です。

【関連プレスリリース】

クラファンで148名から支援を集めた絵本「いのちのころも」の予約受付がAmazonにて開始されました。

【書籍情報】

発売:2023年10月10日

体裁:B5判 32ページ 上製 オールカラー

価格:1540円(税込)

出版:みらいパブリッシング

ISBN:978-4-434-32767-4

対象年齢:読み聞かせで5歳くらい〜

【販売サイト】

楽天ブックス

https://books.rakuten.co.jp/rb/17608292

Yahoo!ショッピング

https://store.shopping.yahoo.co.jp/boox/bk-4434327674.html

Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/4434327674?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_TW5A9M6F16MPBHY8NNCT

【著者について】

原案:関愛子(せき あいこ)

ライフコーチ。

幼少からアトピー性皮膚炎、入院や休職を経験。

医師より食事指導を受け、30年以上のアレルギー症状を寛解させ「医食同源」を体現する。

漫画「ステロイドすら効かなくなった私の治療法」、写真展、「Goodbye_allergy」のメッセージをアートを用いて、発信する。

2019年法人を設立し、種子や食育のセミナーを企画。全国でコーチングのセッションを行う。

作画:前川ユウ(まえかわ ゆう)

アートワーク&グラフィックデザイン×コーチング。

福岡県出身、静岡市在住。

まだ形のない概念や想いを、絵とデザインで表現。

自主制作アートでは、生命の神秘、母と子の愛をテーマに描き「あなたは愛おしい存在である」事を伝えている。

デザイナー経験を活かし、大人と子どもの「らしさ」を引き出す場を創造する。

書店さまへ

全国どの書店さまでもお取り扱いいただけます。みらいパブリッシングが納品・決済を代行し、注文出荷制でお届けしています。


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