かくれフードロスに向き合うASTRA FOOD PLAN、令和5年度埼玉農業大賞の「革新的農業技術部門」で大賞を受賞

2023年11月26日(日)10時46分 PR TIMES

「サスティナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役:加納 千裕 以下ASTRA FOOD PLAN)は、埼玉県が主催する令和5年度埼玉県農業大賞の「革新的農業技術部門」で大賞を受賞したことをお知らせします。
 2023年11 月 25 日(土)に開催された「2023彩の国食と農林業ドリームフェスタ」 の開催記念式典にて表彰式が執り行われ、大野元裕埼玉県知事から表彰状を授与されました。

[画像1: https://prtimes.jp/i/99210/18/resize/d99210-18-9e9d8a8401251cecf14c-2.png ]


「かくれフードロス」とは


 ASTRA FOOD PLANは、野菜の芯や皮、ヘタなどの食品ざんさや産地で発生した規格外農作物など、一般的な食品ロスの約4倍となる年間2000万トン(※1)の食品廃棄を「かくれフードロス」と呼び、その削減とアップサイクルに取り組んでいます。

(※1)
「年間2000万トンのかくれフードロス」=「2372万トン(食品由来の廃棄物等)(※2)」-「約570万トン(本来食べられるのにも関わらず廃棄される食品ロス)(※3)」
(※2)
環境省『食品廃棄物等の利用状況等』(令和2年度推計)
https://www.env.go.jp/recycle/food/post_5.html?fbclid=IwAR2MAEmiWIPybvUKszniBDrt1TCbDh3C1P_lPcwuZb2INtLp9pds1g89d38
(※3)
農林水産省『~食品ロス量(令和元年度推計値)を公表~』(2021年11月30日)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/211130.html

埼玉農業大賞について


 埼玉農業大賞は、革新的な農業経営や、新規性、独創性のある技術を持ち今後大きく飛躍が見込まれる農業者、または地域農業の振興や活性化に優れた功績を上げた農業者に知事賞が贈られます。また、成果を称え広く紹介することによって、埼玉県の農業の持続的な発展に役立てられるものです。

革新的農業技術部門について


 「革新的農業技術部門」は、今年度新たな部門として設立されました。 埼玉県の農業課題を解決するため、テクノロジーを活用し、新たな農業のモデルを作っている企業等が表彰される部門です。

大賞の受賞理由


 以下の観点をご評価いただき、革新的農業技術部門にて大賞を受賞いたしました。
規格外・生産余剰農作物、未利用農産物等を高付加価値な食品パウダーにアップサイクルする『過熱蒸煎機』を開発、販売している。

これまで捨てていたものを再資源化して販売できるようにすることで、食品ロスの削減と農家の収益向上が期待される。

規格外・生産余剰農作物等をJAいるま野から同社が買い取り、粉末加工し、様々な企業と連携して商品開発を行うプロジェクトも進めている。


       
        ▼表彰式の様子
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ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表取締役社長 加納千裕コメント


[画像3: https://prtimes.jp/i/99210/18/resize/d99210-18-d8ca58c8335311f20c3c-3.jpg ]

 弊社の事業を通じ、農業生産者の課題解決をしたいという想いを強く持って取り組んでまいりましたので、この度の受賞を大変うれしく思います。
生産量のおよそ40%にも及ぶと言われている規格外農作物や、栽培過程で間引いた作物などの未利用農作物を生産者から買い取って粉末化・アップサイクルすることができれば、生産者の収益向上と地域活性化が見込めると考えてります。その仕組みを実現させたいと考え、埼玉県の支援を受けて「埼玉 食のサーキュラーエコノミープロジェクト」を発足し、プロジェクトも佳境に入ってきたところです。
 今回の受賞をきっかけに、県内事業者の方々との連携をより深めていけることが期待できます。地域貢献部門で大賞を受賞されたJA入間野アグリ様とは既に連携を開始しており、地元埼玉県でのサーキュラーエコノミー事業実現に向けて、取り組みを加速していきたいと思います。

▼「埼玉 食のサーキュラーエコノミープロジェクト」に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000099210.html

循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」


 ASTRA FOOD PLANは、過熱水蒸気技術を用いた食品乾燥装置『過熱蒸煎機』(※4)を開発・販売しているフードテックベンチャーです。
『過熱蒸煎機』は、高い生産効率とコストパフォーマンスを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の端材や、規格外品などの未利用農作物、飲料ざんさ等を、付加価値の高い食材にアップサイクルすることができます。食品ざんさ廃棄の課題を抱える事業者に『過さ熱蒸煎機』を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料『ぐるりこ(C)』の用途開発を食品メーカーと協力して行うことで、フードロス問題の解決を目指しています。
[画像4: https://prtimes.jp/i/99210/18/resize/d99210-18-2c69758a7620475ce31a-4.jpg ]

(※4)「過熱蒸煎」は特許庁商標登録済み商標です。登録商標第 6534112 号

『過熱蒸煎機』について


 『過熱蒸煎機』は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。以下の3つの特徴により、野菜の不可食部分や、米ぬか、果物の搾りかす、飲料ざんさにいたるまで、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。

食材の風味の劣化と酸化を防止
数百度の高温スチーム 過熱水蒸気を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。

低コスト、高い生産効率を実現
ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。  

スピード殺菌乾燥
過熱蒸煎機での食材への加熱時間はわずか5〜10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。


製品名:過熱蒸煎機
発売日:2022年4月4日
※『過熱蒸煎機』カタログダウンロード https://www.astra-fp.com/download/

『ぐるりこ(C)』について


[画像5: https://prtimes.jp/i/99210/18/resize/d99210-18-4952eeb82793c14bf037-6.jpg ]

 『ぐるりこ(C)』(※5)は、『過熱蒸煎機』によって風味、栄養価の減少を抑えながら製造される高付加価値パウダーの総称で、素材別には”タマネギぐるりこ”、”キャベツぐるりこ”などとなります。サスティナブルで循環型のフードサイクルを目指していることと、『過熱蒸煎機』内で原料をぐるぐると回転させながら乾燥殺菌する製造工程の様子を表したキーワード「ぐるり」と、Collaborate、Cooperation、粉の「こ」を組み合わせた造語です。

(※5)『ぐるりこ(C)』は特許庁商標登録済み商標です。6723114号


[画像6: https://prtimes.jp/i/99210/18/resize/d99210-18-5d08df22f11fe3a0496e-7.jpg ]


・会社概要
ASTRA FOOD PLAN株式会社
URL:https://www.astra-fp.com/
本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26
代表取締役:加納千裕
設立:2020年8月

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