『フコキサンチン』北海道医療大学研究結果 第2弾!

2023年12月4日(月)16時46分 PR TIMES

モデルマウスへの抗がん効果に関する論文公開 !

パス株式会社(東京都渋谷区、東証スタンダード市場 コード番号3840)の当社連結子会社である株式会社アルヌール(以下、アルヌール)は、2022年6月27日付「フコキサンチン、北海道医療大学研究結果 第1弾!モデルマウスへの抗がん効果を確認」にてお知らせのとおり、北海道医療大学薬学部及び株式会社漢方医科学研究所との「微細藻類由来フコキサンチンによる大腸がん化学予防」の研究の結果、大腸発がんモデルマウスに対して微細藻類由来フコキサンチンによる抗がん効果が確認できております。

この度、北海道医療大学薬学部の寺崎将准教授に提供した、アルヌールで抽出精製したフコキサンチンを用いた担がんモデルマウスへの投与の実験結果がCancer Genomics & Proteomics(以下、CGP)に論文公開されましたので、お知らせいたします。

[画像1: https://prtimes.jp/i/72966/37/resize/d72966-37-c4043cc6a715068811a2-0.jpg ]

研究により、アルヌールのフコキサンチンは、ヒトの大腸がん組織に近い腫瘍組織に対して、明瞭な抗腫瘍効果を示したため、将来的に、本製品はヒト大腸がんの治療候補の1つとなる可能性が考えられます。今後、本製品の抗がん効果をより詳細に調べていきたいと思います。 また、論文が掲載されるCGPは、基礎、実験、臨床のがん研究へのゲノムおよびプロテオミクス技術の応用に関する質の高い論文とレビューを迅速に発行することを目的とした国際抗がん研究成果が掲載されている媒体となります。

■論文詳細
掲載誌: Cancer Genomics & Proteomics
https://cgp.iiarjournals.org/


表 題
Fucoxanthin inhibits Development of Sigmoid Colorectal Cancer in a PDX Model with Alterations of Growth, Adhesion, and Cell Cycle Signals
(訳:フコキサンチンは増殖、接着、細胞周期シグナルを変化させS状結腸がんPDXモデルの腫瘍増殖を抑制する)
https://cgp.iiarjournals.org/content/20/6suppl/686


概 要
フコキサンチン(Fx)は、様々な大腸がん(CRC)動物モデルにおいて強力な抗がん作用を示す。しかし、ヒトのがん組織におけるFxの治療効果は不明である。患者由来のがん組織を移植した患者由来異種移植(PDX)マウスモデルは、薬剤候補の抗がん作用を評価するための最良の前臨床モデルとして広く受け入れられている。本研究では、S状結腸がん患者由来のがん組織を移植したPDXマウス(CRC-PDX)を用いて、プロテオーム解析によりFxの抗がん作用を検討した。その結果、 CRC-PDXマウスにFxを投与すると、腫瘍の増殖が有意に抑制され(コントール群の腫瘍に対して0.6倍)、分化誘導傾向が見られた。また、Fxの投与は、CRC-PDXマウスの腫瘍組織において、glycanated-DCNの発現を上昇させ、DSN1、pFAK(Tyr397)、pPaxillin(Tyr31)、c-MYCの発現を低下させた。これらのタンパク質の変化は、フコキサンチノール(Fxの生体内主要代謝物)を添加しアポトーシスを誘導したヒトCRC細胞におけるタンパク質変化と一致した。それ故、Fxの投与により、Fxの代謝物がPDXマウスの腫瘍組織に直接作用して、腫瘍増殖抑制を引き起こした可能性が考えられた。
これらの結果から、Fxは、ヒト様CRC組織の増殖を、特に増殖、接着、細胞周期のシグナルを介して抑制することが示唆された。
[画像2: https://prtimes.jp/i/72966/37/resize/d72966-37-20364a21ed7aafbcc342-3.jpg ]

注)本プレスリリースは論文の紹介であり、アルヌールのフコキサンチンによる癌への有効性・安全性を裏付けるものではありません。

■大学概要
名 称:北海道医療大学 薬学部  https://www.hoku-iryo-u.ac.jp/
所 在 地:北海道石狩郡当別町金沢 1757 番地
寺崎将准教授:フコキサンチンの研究を長年行っており、最近では「Anticancer Effects of Fucoxanthin in a PDX Model of Advanced Stage Pancreatic Cancer with Alteration of Several Multifunctional Molecules, Onco 2023, 3(4), 217-236」の学術論文を公表しております。
【公表論文URL】https://www.mdpi.com/2673-7523/3/4/16

■当社連結子会社ついて   
会 社 名:株式会社アルヌール  https://www.alnur.jp/
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号 
代 表 者:代表取締役 星 淳行
創 立:2020年11月
資 本 金:30,000,000円
事 業 概 要:微細藻類を中心とした、バイオメディカル・ヘルスケア分野における研究・開発と製造販売・関連製品及び技術の輸出入販売

■パス株式会社について
会 社 名:パス株式会社(PATH corporation) https://www.pathway.co.jp/index.html
東京証券取引所スタンダード市場 証券コード 3840(2007 年 3 月上場)
本 社 :東京都渋谷区神宮前六丁目 17 番 11 号 JPR 原宿ビル
代 表 者:代表取締役 高橋 勇造
創 立 :1990 年 9 月
資 本 金:1,052,405 千円(2023 年9月 30 日現在)
事 業 概 要:通信販売事業(美容・健康)

<報道関係の方からのお問い合わせ>
パス株式会社   管理本部 小佐々 由美
TEL: 03-6823-6664
E-Mail:info@pathway.co.jp 

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