山脇学園中学・高等学校の「辞書アプリDONGRI」活用事例を公開

2023年12月12日(火)10時47分 PR TIMES

暗記から探究へ 細かな英語規則の奥にあるイメージをつかむ

報道機関各位
2023年12月12日
イースト株式会社

山脇学園中学・高等学校の「辞書アプリDONGRI」活用事例を公開
〜 暗記から探究へ 細かな英語規則の奥にあるイメージをつかむ 〜

 イースト株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 熊野哲也)は、山脇学園中学・高等学校(東京都港区)における辞書アプリDONGRIの活用事例を公開しました。
詳細: https://www.east-education.jp/works/yamawaki/ 

山脇学園中学・高等学校の活用事例(抜粋)


・英語と日本語の置き換え作業に終始するのではなく、単語の細かなニュアンスや言語間の違いに気づき、そうした見方を深めながら語彙学習を進めてほしいという考えから、DONGRIを導入。

・高校1年生では『コンパスローズ英和辞典』と『ウィズダム和英辞典』を利用。
『コンパスローズ英和辞典』では、重要語に「語のイメージ」が付されており、細かな英語規則の奥にあるイメージをつかむことができる。

[画像1: https://prtimes.jp/i/46987/23/resize/d46987-23-6f8b05b6e2d49df4f0af-3.png ]

・英語科の木村圭佑教諭は、辞書の活用法を学ぶ自作のワークシートを作成(下図)。日本語訳を答える問題はなく、課題を通して、単語のつくりや意味の広がりの共通性に気づける工夫がなされている。生徒らが共通した辞書を使用しているため、辞書指導が容易になった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/46987/23/resize/d46987-23-ea2045be4966b1ea160b-1.png ]

・語彙学習を単語帳から辞書中心へ切り替え、単語のコアなイメージを意識づけてきたことで、生徒が類義語の違いを尋ねてくるなど、言葉の解像度が高まっている。

辞書アプリDONGRIについて


マルチプラットフォーム/マルチデバイス対応の辞書アプリ。オフラインで利用できるネイティブアプリ版(iOS、Windows、Android)と、ブラウザで利用するWeb版を用意。コンテンツは、小学校、中学校、高等学校それぞれの学習に最適な辞書・参考書・百科・用語集等を揃え、学校や生徒のニーズに合わせて様々な組み合わせが可能です。
詳しくはこちら⇒ https://www.east-education.jp/products/dongri/  

本プレスリリースに記載された会社・製品・サービス等の名称は各社の登録商標または商標です。

<お問い合わせ> イースト株式会社 教育コンテンツ事業部
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-22-8
メール:info@east-education.jp
EAST EDUCATION:https://www.east-education.jp/

活用事例全文


https://www.east-education.jp/works/yamawaki/ 

■学校紹介
山脇学園中学校・高等学校は、2023年に創立120年を迎えた私立女子中高一貫校だ。2020年から全校でiPadを導入し、ICT教育を本格始動した。6年間の探究学習を通じて、生徒一人一人が自分の「志」を見出し、その実現に向かうことができる教育を大切にしている。
2023年から中学1年生と高校1年・2年生でDONGRIを導入した。今回、グローバル教育部主任・英語科副主任の木村圭佑先生から、DONGRIの活用についてお話を伺った。辞書引きという日々の細かな学習過程の中にも、探究的な視点を深められる配慮が溢れていた。

■日本語訳ではなく、イメージをつかむ語彙学習
高校1年生では、『コンパスローズ英和辞典』と『ウィズダム和英辞典』を活用している。それまでは単語帳を中心に語彙学習に取り組ませていたが、それでは「一つの英単語を一つの日本語に置き換えられるという誤った刷り込みを強化してしまうのではないか」という課題を感じていた。英語と日本語の置き換え作業に終始するのではなく、単語の細かなニュアンスや言語間の違いに気づき、そうした見方を深めながら語彙学習を進めてほしいという思いで、DONGRIの導入に至った。
聞けば木村教諭は、『コンパスローズ英和辞典』の編集に携わる大西泰斗先生の大ファンだという。木村教諭は学生時代、英語は覚えなければいけないことがたくさんある教科だと感じていたが、その学習観が変わるきっかけが大西先生だった。単語や英文法をむやみに暗記するのではなく、細かな規則の奥にある法則やイメージをつかむことが大切だと、大西先生から学んだのだという。

同校では、論理表現の教材として、同じく大西先生が監修した『総合英語 FACTBOOK これからの英文法(NEW EDITION)』(桐原書店)を活用している。『コンパスローズ英和辞典』の特徴の1つは、重要語に「語のイメージ」が付されていることだ。同様のイメージが記されていることで、生徒は教材間の解説の違いに違和感を覚えることなく、スムーズに学習に取り組むことができているそうだ。

[画像3: https://prtimes.jp/i/46987/23/resize/d46987-23-15d89aabb125f18788d7-0.png ]


図左:『コンパスローズ英和辞典』の語釈をDONGRIで表示
図右:大西泰斗/ポール・マクベイ著『総合英語 FACTBOOK これからの英文法(NEW EDITION)』桐原書店2022年102頁

■探究的な視点で語彙学習に取り組む
 木村教諭は、辞書の活用法を学ぶ自作のワークシートを定期的に週末課題に出している。DONGRIを導入してからは、生徒が共通した辞書を使用することになり、辞書指導が行いやすくなったという。

[画像4: https://prtimes.jp/i/46987/23/resize/d46987-23-ea2045be4966b1ea160b-1.png ]


図:木村教諭作成のワークシートと生徒の回答
 
自作のワークシートには、指定された重要語句の日本語訳を書き入れるような内容はない。そうではなく、共通のフォニックスや接尾辞をもつ言葉を調べたり、語のイメージと対応付けて用例・和訳を書いたり、成句の調べ方を学んだりする内容が並んでいる。生徒が比較を通じて単語のつくりや意味の広がりの共通性に気づき、辞書の見方を学ぶことができる問いの工夫を感じた。また、設問をよく見ると、初めは共通するフォニックスの発音を明示する一方、課題の回を重ねるごとに生徒が自分で共通性を発見できるよう段階的に内容(下右図の赤枠内)が設定されていた。

[画像5: https://prtimes.jp/i/46987/23/resize/d46987-23-96806861aecc45708155-2.png ]


図左:第2回の課題の設問  図右:第4回の課題の設問(赤枠は作成者が加筆)

教材制作の意図として、木村教諭は探究的な視点を英語科にも取り入れたいという思いがあるという。

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/46987/table/23_1_f614ea7045f2402183a3240c498e0006.jpg ]


■言葉の解像度を高め、自ら学びを深めるツールとしての辞書
 一語一訳の英語理解を刷新したいという思いでDONGRIを導入した同校は、その効果をどのように感じているのだろうか。語彙学習の仕方を単語帳から辞書中心へと切り替え、個別の単語の意味ではなくコアなイメージを意識づけてきたことを、木村教諭は次のように話す。

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/46987/table/23_2_0fd9cc1cadc1f5c861011e0db2b5cffb.jpg ]


上記のような指導観を具体化してきた木村教諭は、最近生徒の言葉の解像度が高まってきていることを感じているという。
 例えば先日、excuseとallowの違いは何かと、生徒から質問を受けた。「excuse=許す=allow」での理解に甘んじていれば、こうした問いは生まれない。「許す」の置き換えでは捉えきれない二つの語のニュアンスの違いに意識が向くようになったからこそ生じる問いだと感じた。そうした類義語の違いを尋ねてくる生徒が、最近増えてきたと、木村教諭は感じている。そんなときこそ生徒にはDONGRIを活用してほしい、教師としても生徒が学び続けるためのツールの使い方を伝えていきたいとの思いを、木村教諭は次のように話してくれた。

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/46987/table/23_3_f996d888dde56c172bd10f759a724627.jpg ]

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