滋賀・守山駅前の再開発、市が基本計画素案策定 市民の意見募集へ
2024年12月12日(木)17時6分 財経新聞
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市が守山駅東口再整備基本計画策定委員会に提出した資料によると、素案には地域のにぎわいを創出する複合商業機能、隣接地で整備が進む村田製作所の研究拠点「守山イノベーションセンター」と連携し、相乗効果を生む企業を誘致するワークプレイス機能、多世代が集う広場機能、バスなどとの交通結節機能などが盛り込まれた。
このうち、複合商業施設は守山駅直結で、飲食店やスポーツジム、屋内パブリックスペース、子育て支援施設などの誘致を掲げている。敷地面積は約1,500平方メートルを基本とし、約220台分の駐車場を隣接地に設ける。
ロータリーは2,400〜2,800平方メートルとし、約720台分の駐輪場を併設する。駐輪場はデッキで複合商業施設に直結する。ワークプレイス機能を持たせる企業誘致エリアは敷地面積約5,000平方メートル、駅前広場は約1,900平方メートルをめどとしている。
市民からの意見募集は2025年1月10日から31日まで。これに合わせ、1月に計4回の市民説明会を守山市役所などで開催する。
守山市は人口約8万6,000人。京都市のベッドタウンとして増加を続けている。JR守山駅は西口にロータリーや商業施設があるが、人口増加に伴って手狭になっていた。東口はマンションや戸建て住宅、工場などが立地しているが、西口に比べて利用者が少なく、カフェなどの飲食店もそれほどないため、にぎわいに欠けていた。