海外パビリオン初 EXPO2025大阪・関西万博“イタリアパビリオン” 起工式を開催

2023年12月21日(木)15時46分 PR TIMES

2023年12月19日、2025年日本国際博覧会(EXPO2025大阪・関西万博)の会場となる夢洲
のパビリオン建設予定地において、EXPO2025大阪・関西万博「イタリアパビリオン」政府代表は、
イタリアパビリオン起工式を執り行いました。

冒頭、施主挨拶において、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオン政府代表 マリオ・ヴァッターニは「2025年の万博のテーマ“命かがやく未来社会のデザイン”は素晴らしいプロジェクトだと思います。すべてのプロジェクトは建設現場から始まります。まさにここがその場所です。建設、計画、デザインは、古くからイタリアのDNAに入っていると思います。古代ローマからルネサンス、そして20世紀の偉大な建築作品まで繋がっているものです。

私たちはイタリア人として、大阪万博の参加国のうち、万博サイトで、最初の鍬入れを行えることを大変嬉しく思います。
今日の式典を開催した理由は3つあります。まず、日本とイタリアの強力なパートナーシップの新しい実例となること。そしてこの式典が2025年大阪万博に関する前向きなメッセージを送り、熱意と参加意欲をもって物事が進んでいることを示すこと。そして、私たちが伝えたいイタリアのイメージ、すなわちプロジェクトを遂行し、約束を守るイタリア。将来に亘って頼りになるパートナーとしてのイタリアを示すことです。イタリア館を作るチームは、イタリア人と日本人の共同チームです。建築家マリオ・クチネッラ、西尾レントオール、公成建設と乃村工藝社などで、皆が同じ目標を持っています。それは、万博の成功と将来のイタリアと日本の関係を発展させるという目標です。今日が、この目標に向けての重要な一歩となります。」と述べました。

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(左から、在大阪イタリア総領事マルコ・プレンチペ、ニシオホールディングス株式会社代表取締役社長 西尾公志、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会事務総長 石毛博行、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオン政府代表 マリオ・ヴァッターニ、大阪府知事 吉村洋文、公成建設株式会社代表取締役副社長 絹川敬、外務省政府代表/特命全権大使(関西担当) 姫野勉)
[画像2: https://prtimes.jp/i/132470/2/resize/d132470-2-1ea487893f6e6dc076bb-1.jpg ]

また挨拶中、ここまで順調に進められた背景に、ジョルジア・メローニ首相と岸田文雄首相が会談した2023年4月以降、戦略的パートナーシップのレベルが引きあがられた日本との緊密な関係が背景にあることを述べるとともに、大阪・関西万博会場の夢洲が人工島であることがイタリア国内で話題になっていることを紹介しました。

大阪府知事吉村洋文さま、公益社団法人2025年日本万博協会事務総長石毛博行さまなどご来賓からご祝辞を述べていただいたのち、工事関係者も参加して鍬入れが行われました。そして起工式は在大阪イタリア総領事マルコ・プレンチペからご来場者へ感謝を述べた挨拶で閉会となりました。


「イタリアパビリオンのテーマとデザインについて」

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テーマ「アートは命を再生する」。イタリア・ルネサンスの理想都市-Citta Ideale-の現代版をイタリアの建築家マリオ・クチネッラが、イタリアパビリオンとして表現しました。
会場は、三つの展示エリアで構成。真ん中には、イタリアと日本の協力が大きく進んでいる宇宙、aerospaceの分野を展示。二つ目は、街と社会。Infrastructure、ネットワーク、モビリティ、都市計画などを展示。そして、三つ目は、人間。医学とライフサイエンス、ホーム、オートメーション、ロボット工学に加え、食育に関する展示です。デザインは、イタリアパビリオンにおいて重要な役割を果たすものです。デザインには、アート、テクノロジー、エンジニアリング、ライフスタイルや哲学までも内包されます。現在のイタリア技術革新の基礎となるデザインと職人文化の強い繫がりも表現されます。そして、ローマ教皇庁とタイアップし、歴史上はじめてイタリアパビリオンの中にバチカンが出展されます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/132470/2/resize/d132470-2-652494b0b64aa4a7d8ea-4.jpg ]

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パビリオンは、様々な時代と文化が影響しあって知識や革新を生み出す有機体と考えるクチネッラは、ピアッツァ(広場)テアトロ(劇場)ジャルディーノ(庭園)という社会空間にスポットライトを当て、イタリアの理想都市を三つの幕で構成しました。屋上部分に設けられるイタリアの庭園は、古典的な迷宮のアイデアを現代的にアレンジしたもので、博覧会会場の大屋根からも見ることが出来るものです。イタリアパビリオンの建築チームを率いるのは、マリオ・クチネッラ・アーキテクト(MCA)で、チームには、日本企業の西尾レントオール株式会社などが参加します。博覧会終了後、イタリアパビリオンは、イタリアワークショップとして再利用されることが計画されています。

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