NYで開く人生の1ページ…“大人の”自分探しムービー『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』5月公開
2022年1月13日(木)14時0分 シネマカフェ
舞台は90年代のニューヨーク。作家を夢見るジョアンナ(マーガレット・クアリー)は、老舗出版エージェンシーでJ.D.サリンジャー担当の上司マーガレット(シガーニー・ウィーヴァー)の編集アシスタントとして働き始める。日々の仕事は、世界中から毎日大量に届くサリンジャーへの熱烈なファンレターを処理すること。小説の主人公に自分を重ねる10代の若者、戦争体験をサリンジャーに打ち明ける退役軍人、作家志望の娘を亡くした母親。心揺さぶられる手紙を読むにつれ、飾り気のない定型文を送り返すことに気が進まなくなったジョアンナは、ふとした思いつきで個人的に手紙を返し始める。
原作は、本が生まれる現場での日々を印象的に綴ったジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」(柏書房)。サリンジャー担当のエージェントと新人アシスタントの<驚きの実話>を描いている。
主人公ジョアンナを演じるのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の“プッシーキャット”役で一際存在感を放ち、ハリウッド期待の新星として注目を集めるマーガレット・クアリー。そして、マーガレット役は『アバター』『エイリアン』など数多くの大ヒット作で活躍する一方で、スタンフォード大学&イェール大学を卒業した才女の顔も併せ持つ名優シガーニー・ウィーヴァーが演じている。
ジョアンナは偉大な作家の声を借りていくうちに、自分自身を見つめ直すことになる。「特別」になりたいと願うジョアンナが、自分のストーリーを生きるため、ニューヨークで開く人生の1ページとは——。
都会の片隅で理想と現実の間で揺れ動く女性の姿を瑞々しくユーモアたっぷりに描いた『レディ・バード』『フランシス・ハ』に続く、“大人の”自分探しムービーの新たなる傑作が誕生した。
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』は5月6日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。