『カラーパープル』ファンテイジア・バリーノが魂の叫びを熱唱「アイム・ヒア」本編映像
2024年2月4日(日)12時0分 シネマカフェ
新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、“希望”と“自己肯定感”を求める女性たちの姿をとらえ、キャストたちの圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている本作。
「パワフルな歌声と虐げられることに反発する女性たちの強い思いの乗った物語」「歌の力、愛の力、物語の力、映像の力、全部が重なって最高に濃厚な作品」「この映画から、生きるパワーをいただきました!」など、日本初上映となるプレミア試写会後、SNSに絶賛と感動の声があふれている。
主人公セリーは、父や夫に虐げられて自由のない生活を送り、唯一の心の支えである最愛の妹とも引き離されてしまう。しかし、自立したパワフルな女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)や、人々を魅了する自由奔放な歌姫シュグ(タラジ・P・ヘンソン)との出会いをきっかけに、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。
今回解禁された本編映像は、映画のクライマックスとなる圧巻の歌唱シーン。セリーが全身を震わせながら魂の叫びを熱唱する場面だ。
“私の中にはあると信じてる 豊かな人生を送るためのすべてが 私の中に愛が息づいてる限り 最も高い木ほど高くそびえよう。
日々与えられるすべてに感謝を、苦もあれば楽もあるけど、私は生きてる。でも何より感謝してるのは、ありのままの自分を
愛せたこと。私は美しい。そうよ。私は美しい。そして私はこうして生きてる!そうよ 生きてる。”
父や夫、社会の制約に縛られていたセリーが、未来を切り開く一歩を踏み出し、高らかに内なる思いを歌い上げる内容だ。この曲「I’m Here」は、自分が生まれ育った場所で、ありのままの自分を貫き、自由に表現する喜びを発見したひとりの女性が、全身に輝きを取り戻す奇跡の瞬間をとらえた心震わせる名場面となっている。
グラミー賞受賞歴のあるファンテイジアが歌う「I’m Here」は、ブロードウェイミュージカル版でも愛された、まさに『カラーパープル』を象徴する1曲。
2007年にブロードウェイで演じたセリーを再びスクリーンで体現することになったファンテイジアは本作の撮影時も生歌にこだわり、録音された演奏のプレイバックに合わせるのではなく、ピアニストの生の演奏をイヤホンで聴きながら圧巻のパフォーマンスを披露している。彼女のエモーショナルな演技をナチュラルに撮影することで、よりダイナミックで心に響くミュージカルシーンに仕上がった。
『カラーパープル』は2月9日(金)より全国にて公開。