あんなにちっさい飛行機で…「機動戦士ガンダム」シャアをたった一発で追い込んだウッディ大尉“命のミサイル”が儚くもすごい

2025年2月5日(水)7時0分 ABEMA TIMES

 その雄姿が忘れられない人も多いだろう。ジオン公国軍に地球連邦軍本部・南米ジャブローが侵攻され、連邦軍がシャア・アズナブル(CV:池田秀一)の新型モビルスーツの素早さに翻弄されるなか、ホワイトベースを守るために奮闘したウッディ・マルデン大尉(CV:田中秀幸)。ホバークラフト「ファンファン」で特攻し、命をかけてメインカメラを破壊してあのシャアを追い込いこんだ姿は忘れられない。

【映像】命を賭したウッディ大尉の一撃(19分18秒ごろ〜)

 マチルダ・アジャンの婚約者であるウッディの指揮のもとでホワイトベースの修理が行われていた頃、ジオン軍はシャア大佐を含む大編隊でのジャブローへの総攻撃を開始した。

 この事態を知ったウッディは、即座にホワイトベースの修理を中断。作業員たちに防衛に回るよう指示を出した。そして、「マチルダが命を賭けて守りぬいたホワイトベースを私の前で沈めさせることはできん」と自らもファンファンに乗り込み、侵攻してくる敵モビルスーツにミサイルで応戦した。

 戦場に駆けつけたアムロ・レイ(CV:古谷徹)は、ホバークラフトを見つけると「ホバークラフトは無理です!下がってください!」と警告した。さらに、乗っているのがウッディだと気づき「大尉! 無茶です!さ……下がってください!」とファンファンの前にシールドを出して止めようとする。しかし、ウッディはシールドをすり抜け、前進を止めなかった。

 シャア専用ズゴックとガンダムの戦闘が始まると、ウッディはズゴックが背を向けた隙をついて「ジオンめ!ジャブローから出ていけ!」と叫びながら攻撃。ズゴックが振り下ろしたアイアンネイルにも恐れることなくミサイルを放ち、メインカメラの破壊に成功した。

 しかし、直後にアイアンネイルがファンファンのコックピットを直撃してしまう。ウッディは、奇しくも婚約者であったマチルダと同じように戦死してしまったのだった。しかし、メインカメラを損傷したシャアはジャブローから撤退していった。ウッディの決死の攻撃は、まさに大金星といえる功績だった。

 “なにがなんでもホワイトベースを守る”というウッディの強い意志に、視聴者の多くが胸を打たれたことだろう。

 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。

(C)創通・サンライズ

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