“ベイビーヨーダ”ことザ・チャイルドとマンダロリアンのコンビに悶えるファン続出中

2020年2月12日(水)17時30分 シネマカフェ

「マンダロリアン」第6話 (C)2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ「マンダロリアン」で、「尊い…」「可愛すぎ」「最強」と大きな注目を集めているのが、“ベイビーヨーダ”とファンから呼ばれているザ・チャイルド。

あの伝説のジェダイマスター・ヨーダと同じ種族の子どもらしく、まさにベイビー版ヨーダのごとく、フォースのような力も披露。一匹狼のアウトロー、マンダロリアンとのギャップバディには「このコンビが好きすぎてたまらん」「ほのぼのタイム」など悶える人が続出している。SNSにはファンアートも続々と投稿されており、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で映画シリーズがひと段落したいま、ロスに陥るSWファンの癒しとなっているようだ。

「マンダロリアン」は子連れ狼!?苦労人の賞金稼ぎとザ・チャイルドがバディに

本作は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の間の物語。ダース・ベイダーが息子ルーク・スカイウォーカーのために善の心を取り戻し、皇帝を倒して(そうではなかったことが『スカイウォーカーの夜明け』では分かるが)、帝国の圧政が終焉してから約5年後。だが、“戦争”が集結したとはいえ、始まったばかりの新共和国の法は辺境の星までは届かず、そこは秩序なき世界。人々は自分の身は自分で守るしかなく、無法者たちは誰からも干渉されずに生きている。

そんな中、バウンティハンター(賞金稼ぎ)として一目置かれているのが、主人公のマンダロリアン(マンドー)。惑星マンダロア出身の高い戦闘能力を持つ戦士で、T字型のバイザーが付いたヘルメットが印象的なアーマーを身にまとい、“何があっても人前でヘルメットを脱いではならない”のが「我らの道」なのだという。


あるとき、その強さを見込まれたマンドーが、クライアントから依頼された高額報酬の“獲物”が“ベイビーヨーダ”ことザ・チャイルドだった。凄腕のガンファイターである賞金稼ぎが数々のならず者と戦うことから、まるで銀河を舞台にした西部劇といわれる本作だが、この出会いから武骨なマンドーとザ・チャイルドがコンビになったことで、70年代に人気を博した屈強な剣士が幼い息子と旅をする「子連れ狼」のようともいわれることに。


また、マンダロアでは「孤児たちは未来」と、血縁に関係なく子どもをとても大切にする文化があるらしい。実はマンドー自身も帝国によって故郷と両親を奪われ、マンダロアで育てられた孤児。だからこそ、ひとりぼっちのザ・チャイルドを放ってはおけなかった。終始ヘルメット姿のため、その素顔を目にすることはできないが、賞金稼ぎの掟を破ってまでザ・チャイルドと共にいることを決意したマンドーからは、不器用な優しさと父性が伺え、その辺りもファンをキュンとさせている。

ベイビーでも50歳!? 可愛さが最強のザ・チャイルド

こんなに可愛らしくても、推定年齢50歳といわれるザ・チャイルド。映画に登場していた百戦錬磨のジェダイマスターのヨーダは900歳近いといわれていたので、確かにまだまだ赤ちゃん、ということになる。

新三部作といわれるエピソード1〜3ではフルCGだったヨーダだが、大きな耳をパタパタ、大きな瞳をパチパチさせ、おぼつかない足取りでちょこちょこと歩くザ・チャイルドは、旧三部作エピソード5、6に登場したヨーダのように精巧なパペットで操作されている点もファンにはたまらないようだ。


また、チャプター2(第2話)のタイトルはずばり「ザ・チャイルド」で、巨大な宇宙生物と激闘しピンチに陥ったマンドーをフォースのような力で救い、ただのベイビーではない一面が初めて描かれた。大好物の“アレ”を丸呑みして、マンドーにドン引かれたことも。

チャプター3(第3話)「罪」では、“獲物”であるザ・チャイルドをクライアントに一度は届けたものの、ストームトルーパーを見た際に表情が曇り、別れ際に寂しげに泣いたザ・チャイルドを、マンドーはたったひとりで奪還に向かう。

そしてチャプター4(第4話)「楽園」では、元反乱軍のキャラ・デューンと、ある辺境の星の農村を助けることになったマンドーだが、村の子どもたちと遊ばせるにも「お外はちょっと…」と過保護(?)な様子。


チャプター5(第5話)「ガンファイター」では、SWファンにはお馴染みの星タトゥイーンが舞台に。「ここを動くなよ」といわれてもマンドーの後をついて行きたくなっちゃうザ・チャイルド。


この星のメカニックのペリはザ・チャイルドを“おめめちゃん”と呼び、2人にもよくしてくれた。この5話ではペリがマンドーを、4話ではマンドーがザ・チャイルドを「ウォンプ・ラット」と呼んでいたが、これはタトゥイーンにいる害獣のことで、転じて「厄介者」という意味があるらしい。そうは言っても、ザ・チャイルドを見つめるマンドーのヘルメットの下はデレデレに違いない。


一転、チャプター6(第6話)「囚人」では、マンドーが外でお仕事している間は船でお留守番。ドロイドとかくれんぼ(?)するひと幕も。


そして、米批評サイト「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュというスコアを記録したのがチャプター7(第7話)「罰」。マンドーやザ・チャイルドたちが絶対的不利な中で幕を閉じており、シーズン1最終話となるチャプター8(第8話)「贖罪」がどんな展開を迎えるのか、ファンたちはみな期待と不安に胸をふくらませている。

ジョージ・ルーカスともご対面!「おじいちゃんと孫」として海外でも話題に

昨年末、『スカイウォーカーの夜明け』のPRのため、ジミー・ファロンによる人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したレイ役のデイジー・リドリーは、『最後のジェダイ』に登場して話題をさらったポーグよりも「ベイビーヨーダが好き」と語り、最近、同番組に出演したユアン・マクレガーも「マンダロリアン」を観ていると告白。オビ=ワン・ケノービを「『アイリッシュマン』の若返り(CG)みたいに、ベイビーサイズにして…」といったジョークも飛び出している。

なお、日本への上陸時期などはまだ明らかになっていないが、「マンダロリアン」のシーズン2は2020年10月から「Disney+(ディズニープラス)」にて全米配信。そのほか、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)主役のドラマ、ユアン演じるオビ=ワン主役のドラマなどが予定されているところだ。

現状、本作のブルーレイ/DVD化の予定はなく、ディズニーデラックスでの配信のみとなっている。

「マンダロリアン」はディズニーデラックスにて配信中。シーズン1最終話・第8話は2月14日(金)より配信。

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