渡辺謙、陸前高田の復興に感慨「やっと10年目ぐらいから建物が建ち始めた」

俳優の渡辺謙が、きょう25日に放送される日本テレビ系バラエティ特番『ニノさんとあそぼ』(19:00〜)に出演する。
岩手県・陸前高田で待つ二宮和也、菊池風磨、吉村崇の前に車でさっそうと現れた渡辺。二宮とは2006年にクリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』で共演した間柄だ。渡辺は、東日本大震災の後に被災地を回り、気仙沼にカフェをオープン。今回は「気仙沼の今を見てほしい」と、1泊2日の東北ツアーを渡辺自らがプロデュースする。
まずは、陸前高田にある渡辺お薦めの中華屋で腹ごしらえ。店に向かう間も「この辺は全部流されて更地だった。やっと10年目ぐらいから建物が建ち始めた」と目を細める渡辺。震災直後から被災地支援を始め、今でも時間が許せば月に一度のペースで通っているため、現地の人はほとんど顔見知りだ。
そんな渡辺だからこそ知る中華屋で絶品餃子を食べながら、話題はハリウッドでの二宮との思い出に。『硫黄島からの手紙』で共演した二宮が撮影秘話を明かすと、渡辺は2003年公開『ラスト サムライ』のオーディション前夜の泥酔事件を暴露する。
その後、渡辺が自ら運転し、宮城県・気仙沼へ。震災後、遊ぶ場所がなかった子どもたちのために建てられたバッティングセンターを訪れる。熱狂的阪神ファンでも知られる渡辺と、ご褒美を懸けたバッティング対決では、野球経験のある二宮と菊池に交じって、あの男がまさかの奇跡を起こす。
夕食は、渡辺行きつけの炉端焼きの名店で楽しむことに。炭火でじっくり焼かれたおいしい魚を味わいながら、本音で語り合う。独立した二宮の現在の心境、渡辺の役者としての転機、渡辺から見た俳優・二宮和也とは。
さらにここで、陣内智則がお土産を持って合流。今、渡辺が最も欲しいものを懸けて、『ニノさん』名物の連帯責任ゲームで対決する。そこに、ハリウッドからスペシャルゲストも登場。「すげぇ!」と一同が驚いたハリウッド俳優とは。ミニゴルフやシンクロポーズなど、ご褒美を懸けたゲームでハリウッドスターたちが真剣勝負を繰り広げる。
気仙沼のごちそうをつまみにたっぷり語って遊んだ一同。いよいよ最後は、渡辺が最もやりたかった「サプライズ大作戦」を敢行する。震災後、避難所を回って炊き出しを行った渡辺が、行く先々で耳にしたのが「みんなで集まれる場所が欲しい」という声。その思いを実現するために、震災から2年後の2013年にカフェ「K-port」をオープンした。以来、地元の人の憩いの場となり、渡辺自身も店に通いながら地元の人々と交流を続けてきた。その「K-port」の客にサプライズをするのが、今回のメインイベントだ。
翌朝、「K-port」の朝食会に集まった客に内緒で、二宮がマスク姿で店内に潜入し、人生初のアルバイトを。二宮は気づかれずに、菊池と陣内にモニタリングで見守られながら、無事ミッションを遂行できるのか。“お客さんに喜んでもらいたい”という渡辺の想いは届くのか…。
【編集部MEMO】
今回の『ニノさんとあそぼ』では他にも、二宮和也と“リアルなお友達”の多部未華子とは、京都ほっこり旅へ。二宮と仲良しの大森元貴らMrs. GREEN APPLEとは、東京ディズニーリゾートでロケを行う。
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