高山一実、絵本を発表「収まりきらないストーリーが浮かんで」と続編にも意欲

2024年2月26日(月)11時0分 マイナビニュース

乃木坂46高山一実が25日、東京・新宿の紀伊國屋書店 新宿本店で絵本『がっぴちゃん』(発売中 1,400円税抜 KADOKAWA刊)の発売記念イベントを行った。
乃木坂46在籍中に執筆し、2018年11月に刊行したデビュー小説『トラペジウム』が「平成世代が買った本1位」に輝くなど累計30万部を突破した高山一実。5月10日からは同小説をアニメーション映画化した劇場版が公開されることも発表されている。その高山がグループ卒業後、映像化作業と並行して手掛けた絵本『がっぴちゃん』を発表。5歳になる恐竜・がっぴちゃんの冒険を描く。
小説に続いて絵本をリリースした高山は「小説を出版してから2作目を書きたいと思いましたが、書いては消してが続いていました。文章を考えるのは好きで、何かまた出版物を出したいと思っていましたが、その中で『がっぴちゃん』を作っていく過程が楽しかったですね」と話し、「衝動的に絵本を書きたいと思って取り掛かったんですが、こんなにたくさんの方々にお集まりいただけたことはありがたい気持ちです」と絵本の刊行を喜んだ。
今回出版した絵本は高山が最初に落書き程度で書いたものから生まれたという。落書きの時と実際に出来上がった絵本を比べると「何から何まで違いますね。モチモチな感じにフォルムも当初はもうちょっとツルッとしていました。愛され度合いが私的に60%から100%にしてくれた感じです」と主人公・がっぴちゃんの完成度に満足げで、「私自身、20代の時は自分のことで精いっぱいでした。30歳になるにあたって自分のことよりも『がっぴちゃん』というキャラクターを考えることが楽しいなと思ったので、このキャラクターがたくさんの方々に愛していただけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」とアピールした。
また、今後については「まだまだ収まりきらないストーリーが浮かんでいるので、形に出来たらとは思っています。2はほぼほぼ完成していて、2も良いんですよ! いつの日か皆さんと再会できるように頑張ります!」と『がっぴちゃん』のシリーズ化に意欲。売上に比例して「がっぽ(り)ちゃん?」と報道陣から冷やかされて「止めてください!」と否定した高山だったが、「本当に今後に懸かっていると思います。読み聞かせも全国各地に行きたいと思っていて、一生懸命この絵本のために頑張る1年にしたいですね」と力を込めた。
高山は2月8日の誕生日で30歳を迎えたばかり。「この前、豆大福を食べた時に今までは豆大福ってイチゴ大福より美味しくないなと思っていたんですが、豆大福が美味しく感じて30歳になったと思いました」と笑いを誘いつつ、「先週、地元で30歳の同窓会をやったんですが、その時の会話がみんな大人で30歳になったんだなと思いました」と大人になったことを実感したという。さらに「"高山一実"が何かをする、では引きがないと思うので、"高山一実"じゃなくても、私のファンじゃない人が見ても素敵だと思ってもらえるものを作って行く30代にしたいというのが夢です」と今後の創作活動に意欲を見せていた。

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