古舘伊知郎流の“アンガーマネジメント”とは?「心で実況します」

フリーアナウンサーの古舘伊知郎が23日、公式YouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』を更新。“アンガーマネジメント”について持論を語った。
○『報道ステーション』では“怒り”を活力に
この日に公開された動画では、元プロテニス選手でスポーツ解説者の松岡修造とトークを展開。怒りの感情について問われた古館は、「僕だって、唇震えて、手もわなわな震えて。怒りとか傷つきとかありますよ」と回答。そういうときは、「心のでんぐり返しをする」と言い、「本当に怒っちゃうときは、それを出していい場合もあると思う。出したあとに、大いに反省すればいい。止められない自分以外の本能、自己保存の法則が怒ってるんだから、どうしようもないんですよ」と語った。
続けて、“アンガーマネジメント”について、「僕の場合は、心で実況します。それでスーッと落ち着かせます」と告白。「口には出さなくても、頭の中でバーッと言葉で実況描写すると落ち着いてくる」と話し、「自分で実況中継すると、落ち着いて冷静になれる。例えば、嫌なディレクターの物言いに怒ってたけど、“コイツに教えてもらってるんだな。怒るか怒らないか、見てやってるっていうことなんだな。よし! 本当にありがとう”と思って、冷静になれるときもあるし」と具体例を挙げながら説明した。
「歯止めがきかないときは、ドーンと出しちゃうしかない。それか、すごい嫌なヤツに教わるんだよ。2つに1つだと思います」と語った古舘。かつて、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務めた際は、怒りの感情を活力にしていたそうで、「怒りを利用するというか。怒りは、生きるエネルギーそのもの。怒りがなかったら生きていけないですから」と吐露。当時は、視聴者からのクレームにも目を通していたことを明かし、「怒りと傷つきをやって。でも、こういう人のほうが、逆に俺のことを見てくれてるのかなって思ったり。あれは僕の鍛錬でしたね。すごく勉強になったんですよ。あそこで免疫力がつきました」と振り返っていた。
【編集部MEMO】
古舘伊知郎は、2020年3月にYouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』を開設。様々なゲストを招き、話題のニュースやテーマを中心にトークを展開。チャンネル登録者数は37万人を超え、累計再生数は6,200万回を突破している。