麻生久美子×塩野瑛久 日韓共同制作ドラマ『魔物』4月放送決定 愛と欲望をセンセーショナルに描く

2025年3月6日(木)5時0分 クランクイン!

テレビ朝日と韓国のスタジオ・SLLが共同で制作するドラマ『魔物』が、4月期よりテレビ朝日系にて放送されることが決定。主演は麻生久美子、共演には塩野瑛久が発表された。

 『梨泰院クラス』『夫婦の世界』『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』『財閥家の末息子』『今、私たちの学校は…』『39歳』『私の解放日誌』など、数々の世界的ヒットドラマを生み出し、昨今のKドラマブームをけん引している韓国でグローバルに話題のIPを多く制作し、エンターテインメントを席巻するスタジオ・SLL。テレビ朝日では、SLL制作により韓国で大ヒットした『梨泰院クラス』の日本版『六本木クラス』を2022年に制作、日韓共に成功をおさめたことをきっかけに、2024年5月、ドラマを中心としたグローバルコンテンツの企画開発に関する協業協定をSLLと締結。同年7月にはSLLの大ヒット作『SKYキャッスル』を日本オリジナル版としてリメイクした。

 そしてこの春、ついに日韓共同制作によるオリジナルドラマが誕生。SLLからは原案、監督、プロデューサーらが参加。すでにある原作をリメイクするのではなく、韓国のトップクリエイターによる原案を日本側がシナリオへと昇華する。SLLとテレビ朝日のドラマ制作陣が双方の経験やノウハウ、アセットを持ち寄り、ワンチームとなってのオリジナルドラマ制作が実現した。

 本作は、不倫、DV、セックス…など愛と欲望にまつわる過激なテーマと、満たされない人間たちの歪んだ人間模様を美しい映像とともに描く禁断の問題作。主人公・華陣あやめ(かじん・あやめ)は実力ゆえ将来を嘱望されながらも孤独を抱えて生きる美しき女性弁護士。彼女は誰にも属すことなく歩んできたからこそ、“弱さ“を武器にする女性をどこかで軽蔑してきた。ある日、そんな彼女の前に、美しく魅惑的な男、源凍也(みなもと・いてや)が現れる。実は、彼は“愛=所有”と信じる、危うさをはらんだ人間。従順な妻もいますが、凍也には妻に対するDV疑惑がちらつくばかりか、有名大学教授殺人事件の容疑がかかり…。そして、その事件をきっかけに、《誰にも属したことがない孤独な女・あやめ》と、《激情を秘めた危険な男・凍也》という本来なら決して交わるはずがない2人が本能的に強く惹きつけられ、許されない恋に堕ちていくことに——。

 メガホンをとるのは、2013年、『主君の太陽』で大ヒットを飛ばし、その後も『青い海の伝説』、『シーシュポス:the myth』などを手がけ、2024年には『オク氏夫人伝-偽りの身分 真実の人生-』で韓国にて最高視聴率13.6%を記録し、韓国時代劇をグローバルでも高い評価に導いたチン・ヒョク氏。さらに、『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ)をはじめ、『クレイジークルーズ』『七夕の国』など、NetflixやDisney+(ディズニープラス)でも大型映像作品を手掛ける瀧悠輔も監督を務める。

 脚本は、『H2〜君といた日々〜』(TBS)、『ゴシップ♯彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ)、『後妻業』(関西テレビ・フジテレビ)のほか、Kドラマの名作『星から来たあなた』のリメイクを手掛けた経験も持つ、関えり香が担当。

 主演は、話題作からのオファーが引きも切らない実力派・麻生久美子。『時効警察』シリーズ(テレビ朝日)ではコメディエンヌぶりを発揮、『MIU404』(TBS)では機動捜査隊長役でクールな存在感を示すなど、幅広い役柄を自在にこなしてきた麻生。近年では『unknown』(テレビ朝日)で吸血鬼の美魔女、連続テレビ小説『おむすび』(NHK)でヒロインの母を演じ、俳優デビュー30周年を迎えて変わらぬ透明感を放ち続ける彼女が、本作では禁断の愛に身を焦がす孤高の弁護士という最高に大胆な役柄に挑む。そして、ヒロインを翻弄する男・凍也を演じるのは、大河ドラマ『光る君へ』(NHK)で一条天皇を演じ、大ブレイクを果たした俳優・塩野瑛久。『無能の鷹』の残念キャラとはまったく異なる、甘くて危険な“美しき怪物”の激情と衝動を全力で表現、新たな境地を見せる。激しく求めあうあやめと凍也の愛を表現するため、本作ではインティマシーコーディネーターを導入。初共演の2人が美しくも濃厚なシーンに臨む。

 クランクインを前に、このほど麻生、塩野が2人そろって意気込みを披露! 日韓共同制作によるオリジナルドラマである本作からのオファーに、麻生は「韓国ドラマは大好きでよく拝見しているので、お話しをいただいてまずワクワクしました。私で大丈夫かな、というプレッシャーも感じましたが、とにかくワクワクしっぱなしで、“絶対にやらせていただきたい!”と思いました」と快諾したことを打ち明けた。

 一方の塩野は、韓国のクリエイターが綴った詳細なプロットに驚いたと明かし、「日本には“月がきれいですね”のように遠回しに意味を表現する文化がありますが、プロットから細部にわたって丁寧に描き込むのは、日本とは違う制作スタイルだなと感じ、とてもワクワクしました。ストレートに感情をむき出すようなセリフや展開もあり、それを韓国式に撮影すると、どういう化学反応が起きるのか…。今から楽しみです」と、同じく“ワクワク”という言葉を使って日韓混合チームの撮影に期待を寄せた。

 麻生はまた、「チラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて…(笑)」と、塩野の美ぼうに圧倒され続けていることも告白。そんな塩野演じる凍也と禁断の恋に堕ちていく役柄に、「私にとって今までにないチャレンジ。どんな感じでどこまで突き進んでいいのか、自分がどんなふうになってしまうのかわからなくて…。楽しみな反面、ちょっと怖いなと感じる部分もあります」と踏み出す心境を吐露しつつ、「脚本が本当に素晴らしいので、見て損はありません! 絶対に面白い作品になるなという予感がしています」と作品の魅力を力強くアピールした。

 塩野も「麻生さんには、共演する俳優陣が骨抜きになってしまうイメージがあります。でもその気持ちがよくわかる…。とてもフラットに接してくださいますし、居心地がいいので素敵なチームを作れる予感があります」と照れながら印象を語ったほか、「僕にとってもチャレンジングな役。作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたい」と決意をみなぎらせた。

 ドラマ『魔物』は、テレビ朝日系にて4月18日スタート。毎週金曜23時15分放送。

※コメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■麻生久美子(華陣あやめ・役)

——本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?

韓国ドラマは大好きでよく拝見しているので、まずワクワクしました。私で大丈夫かな、というプレッシャーも感じましたが、とにかくワクワクしっぱなしで、“絶対にやらせていただきたい!”と思い、出演を決めました。   

私はもともと自分の意思をうまく伝えられるタイプではないので、韓国のスタッフ陣と距離を近づけられるのか不安だったのですが、みなさんとても朗らかで温かくて…お会いした瞬間に“大丈夫だな”と直感しました。意見もしっかり伝えてくださるので、信頼できるチームになるなと確信しています。チン監督の演出によって私の演技も変化していくのか、それも楽しみにしています。

——ご自身が演じる華陣あやめ、塩野さんが演じる源凍也のキャラクターについてどのようにとらえていますか?

あやめは自立した、強い女性。仕事ができる弁護士で、野心も抱いています。でも、凍也と出会ったことによって禁断の沼に堕ち、今まででは考えられない新たな自分と向き合って苦しんでいくキャラクターです。私にとって今までにないチャレンジとなる役柄なので、どんな感じで、どこまで突き進んでいいのか、自分がどんなふうになってしまうのかわからなくて…。楽しみな反面、ちょっと怖いなと感じる部分もあります。

塩野さん演じる凍也は、魅力の塊。存在だけで人を惹きつける男性です。本質的な部分では子どものように純粋で、あやめに対しても正直すぎるぐらい自分の思いを告げてくれます。そんなふうに愛らしくて少年みたいなところがあるのに、冷たい一面も持っていてギャップがある…。あやめ自身、この人にハマってしまってはダメだとわかっているのに、好きにならずにはいられない。それぐらい魅力のある人ですね。

——塩野さんとは初共演ですが、印象を教えてください

最初に“本読み”でお会いしたのですが、すごく美しい方だなと思って、この人が凍也を演じるんだな、という説得力を感じました。でもチラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて…。ちらちらと横顔を盗み見ては、“美しい!”って衝撃を受けています(笑)。濃厚なシーンはどうなるのか、まだ想像もできないのですが、美しさが出せればいいなと考えています。

——視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

脚本が本当に面白いので、見て損はありません! 絶対に面白い作品になるなという予感がしていますし、塩野さんをはじめキャストのみなさんが個性的で素晴らしいお芝居をされる方ばかりなので楽しんでいただけると思います。

■塩野瑛久(源 凍也・役)

——本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?

韓国との共同制作は、僕にとって未知の世界。早い段階で全話のプロットをいただいたのですが、今まで見たことがないほど細かく描写が書き込まれていて、すべてを読みきるのに時間がかかりました。

日本には“月がきれいですね”のように遠回しに意味を表現し、察する文化がありますが、プロットから細部にわたって丁寧に描き込むのは、日本とは違う制作スタイルだなと感じ、とてもワクワクしました。その“月がきれいですね”のように、僕らは“愛”という感情を言葉で表さずに、行動や描写で伝えようとしますが、この脚本ではストレートに感情をむき出すようなセリフや展開があります。それを韓国式に撮影すると、どういう化学反応が起きるのか…。今から楽しみです。

韓国のスタッフさんとは最初はやはり言語の壁を心配していたのですが、それを感じさせないくらいにはっきり意見を言ってくださいますし、衣装合わせの際、監督がこだわりやビジョンを共有してくださったので、いい現場になりそうだなと、僕自身もより撮影が楽しみになりました。撮影が進むにつれて、どんどんコミュニケーションが深まっていくだろうなという期待もあります。

——ご自身が演じる源凍也、麻生さんが演じる華陣あやめのキャラクターについてどのようにとらえていますか?

凍也はまったく計算をしてないのに人を惹きつけてしまう、吸引力を持っている人物。冷酷さと無邪気さが混在している男ですが、計算はないのでふとした瞬間にそういった魅力を放つように表現していけたらと思っています。僕にとってもすごくチャレンジングな役ですので、作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたいです。

麻生さん演じるあやめは、凍也の目線では“自分を見てくれる人”という印象です。凛としてたくましく、仕事にまっすぐ生きてきた女性。そんな彼女の軸がどんどん変わっていく様子は見ごたえがあると思います。

——麻生さんとは初共演ですが、印象を教えてください

僕も緊張してなかなか目を合わせられないのですが…、共演の俳優陣が年上、年下にかかわらず骨抜きになってしまうイメージがあります。でもその気持ちがわかるなと、ひしひしと感じています。とてもフラットに接してくださいますし、となりにいて居心地がいいので素敵なチームを作れる予感があります。2人の場面では、今まで見たことがないような、美しくも“味”のあるやりとりを見せることができたら…。麻生さんと一緒にいいシーンを作り上げていきたいですね。

——視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

多くの魅力が詰まった作品で、まずはとにかく見ていただきたいなというのがいちばんの思いです。素敵なキャストの方々が集まっていますので、ぜひ楽しみにしてください。

■パク・ジュンソ氏(SLL制作代表/エグゼクティブプロデューサー)

テレビ朝日とSLLが共同企画、制作した初のオリジナルドラマ『魔物』を視聴者の皆様にお披露目することができ、大変うれしく思います。

『魔物』は韓国と日本のトップクラスのクリエイターたちが協力して企画したラブスリラーで、人間の愛と欲望、嫉妬と容赦などの心理が精巧に組まれています。

各人物の仮面の裏に隠された真実…そして緊張感あふれる展開は、テレビ朝日の伝統ある金曜ナイト枠の視聴者たちに新しい没入感を与えることと思います。

これからもテレビ朝日とSLLの持続的な協力を通じて、より多彩な作品を披露できることを願っています。

■内山聖子(テレビ朝日エグゼクティブプロデューサー)

SLLとはこれまで、スカイキャッスル・梨泰院クラスをリメイクするという素敵なご縁を頂いてきました。以前より企画の種から一緒に創り上げたいと話していましたが、非常に速いスピードで日韓のトップクリエイターが集まり、枠組みができ、第1歩を踏めたことを嬉しく思います。

どうして韓国のラブストーリーやラブサスペンスが世界の人を魅了するのか? きっと、人間の本能に切り込めるところを非常に深堀していて尚、センシティブにつづっていくストーリーラインの強さなのだと考えています。

美しく刺激的なラブサスペンス。キャストもとても魅力的で、この世界を生々しく生きてくれると思います。日韓の強力なスタッフ同士がぶつかり合い、刺激しあって作り上げていきます。物語も謎に満ちて面白い、予想できないドラマになるはずです。ぜひ金曜の夜を楽しんでください!

クランクイン!

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