「童貞のカッコいい別名は『頭文字D』」を超える秀逸すぎる回答・ベスト3

2024年3月8日(金)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「童貞のカッコいい別名は『頭文字D』」を超える秀逸すぎる回答・ベスト3

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「童貞のカッコいい別名は『頭文字D』」を超える秀逸すぎる回答は…そう語るのは、これまでX(旧Twitter)上で8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題し、累計で200万以上の回答を見てきた「坊主」氏だ。いまや空前の「大喜利ブーム」である。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもあるのだ。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)

Photo: Adobe Stock

非モテと共感

 大喜利の世界では、ネガティブな人が光を浴びます。 お笑いの世界でも、根が暗い人のほうが「ネタが面白い」と言われます。

「モテなかった」「友達がいなかった」「社会不適合者だ」……

 など、自虐的な回答は、つねに多くの共感を呼びます。 そうであれば、思春期のときに溜め込んだモヤモヤを、ここで一気に発散するときです。

 私の大喜利でも、自虐ネタを求めるお題では、回答数が一気に増える傾向があります。 たとえば、

〈お題〉「童貞のカッコいい別名」選手権

というお題は、わりと答えやすいでしょう。

「童貞といったら、チェリーボーイ」「童貞といったら、DOUTEI」「童貞といったら、ヤってない」……

 というように、マジカルバナナの要領で素材を出していきましょう。 この素材を見るだけでも、

「それでもボクはやってない」という映画のタイトル「頭文字〔イニシャル〕D」というアニメのタイトル

 などが連想できそうです。ちなみに、少し加工すると、

〈回答〉 賢者の意志

 というように、ハリー・ポッターの「賢者の石」を言い換えた回答が生み出せます。「賢者」は「賢者モード」という言葉で使われる、煩悩から解放された状態のことで、「石」を「意志」と変換することで、あえて童貞でいるカッコよさを醸し出せますね。 その他にも、ベスト3を挙げるなら、

「道程(高村光太郎)」「決して誰も傷つけない漢」「男子シングルス世界大会の優勝者」

 と、溢れ出るように、秀逸な回答があります。

「自虐モード」を使いこなそう

 ここで学べることは、

「人は自虐モードになると、頭の回転が速くなる」

 ということです。

 お題にネガティブな自虐ワードがあると、連想する言葉がどんどん出てきます。

「ニート」「非モテ」「コミュ障」「メンヘラ」「服がダサい」「センスが悪い」……

 いかがでしょう。 自分のことに置き換えると、頭の中を言葉が駆け巡ると思います。 自虐というのは悪口と似ていて、一度はじまると止まらなくなってくるんですよね。 だったら、その特性を生かしましょう。

 たとえば、ノートの真ん中に「コミュ障」と書いて、そこから連想する体験を書いてみてください。

「コミュ障だから、面接で何を話しているのかわからなくなる」「コミュ障だから、初対面では早口でまくし立てちゃう」「コミュ障だから、どんなときもついメールで連絡する」……

 と、発想の糸口を探りましょう。 あなた自身のダメなエピソードは、ネタの宝庫です。 この素材だけで、「コミュ障あるある」の回答になります。

〈お題〉「コミュ障あるある」選手権

〈回答〉 職場で同じフロアにいる人なのに、 つい、メールで伝えてしまう

 いかがでしょうか。ちゃんとお題と回答になっているでしょう。

 自虐というのは、「私は〇〇ができない」「つい、〇〇してしまう」というように、自分の悪い部分を見せているだけのように見えます。 しかし、それは多くの人にとって「共感」を生み出すんですよね。 自己開示によって人と仲良くなる性質もあると言います。

(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)

坊主(ぼうず)ポケモンGOのやりすぎで坊主バーをクビになった僧侶日本一の大喜利アカウントX(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。

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