上沼恵美子「今日は遺影を撮っていただこうと思って参りました。明日死んでも大丈夫なように」
2024年3月22日(金)12時30分 婦人公論.jp
「話すと気持ちがスッと晴れて、そのたびに元気をいただいて。《もう1回がんばってみよう》という気持ちになります」(撮影:浅井佳代子)
現在発売中の『婦人公論』2024年4月号の表紙は、タレントの上沼恵美子さん。60歳から毎晩欠かさずパックをしていると話す上沼さん。パックは、《作業そのもの》に意味があるそうで……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影=浅井佳代子 構成=平林理恵)
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もう1回がんばってみよう
今日は本当に嬉しい一日でした。
不思議なことに『婦人公論』は、私の心が荒んでいる時、落ち込んでいる時、必ず取材をしてくださるんです。話すと気持ちがスッと晴れて、そのたびに元気をいただいて。
「もう1回がんばってみよう」という気持ちになります。
「これ誰や!」って言われないですか?
本当にここまでやってきてよかったです。今日も、まさかこんなきれいに撮っていただけるなんて思いもしませんでした。一生の思い出です。
先ほど写真を見せていただいたんですが、まあかわいいこと! めっちゃ嬉しいです。
かわいすぎて、「これ誰や!」って言われないですか? どんなマジックをかけたのか聞いてみたいわ。
『婦人公論』4月号の表紙に登場した上沼恵美子さん
60歳から毎晩欠かさずパック
実はね、今日は遺影を撮っていただこうと思って参りました。とびきりの1枚を用意しておけば、明日死んでも大丈夫です(笑)。
少しでもきれいに撮っていただくためには、とにかく肌の保湿! 私、60歳から毎晩欠かさずパックをしているんです。
私は贅沢に1枚2000円のものを使わせてもらっていますが(笑)、安いパックでもいいんですよ。
パックはね、作業そのものに意味があると思っています。毎日、自分に手をかける時間を持つこと。鏡を見て「今日もパックしたわ」と思うことが、明日の光になっている。
まだまだ朽ち果てないぞ、輝いてみせるぞ! そういう気持ちになることが大事だと思います。