松下由樹「恐怖も愛の歪み具合も存分に演じることができています」

４月４日(金)深夜24時12分からスタートするドラマ24『ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜』(テレビ東京系)の制作発表記者会見が、都内で行われ、主演の松下由樹、野村康太、中村ゆりか、長妻怜央が登壇した。

本作は芸能事務所のマネージャー・吉川恵子が、新人俳優・森山拓人に異常なまでの愛を注ぎ、その執着が狂気へ変貌していく。⻤気迫る狂愛サスペンスを連続ドラマ化。主人公の狂愛マネージャーを演じる松下由樹、恵子の狂愛を受ける新人俳優役の野村康太、狂愛マネージャーの標的となりその毒牙にかかるってしまう俳優陣を演じる中村ゆりか、長妻怜央などが出演。

役柄を聞かれた松下は、「私が演じる吉川恵子は、拓人(野村康太)に対して本当に歪んだ愛情、歪んだまま、真っすぐに向かっていきます。その入り込み方が、見てる方たちの中毒性を生むんじゃないかと思います。この作品の恐怖も愛情の歪み具合も存分に演じることができています」と話した。野村は、「最初に俳優とマネージャーのドラマと聞いて、すごく面白そうだと思ってわくわくして台本を読んだんですけど、読み終わったころには、心に大きな穴が開くくらいすごい衝撃的な展開が続いて、どきどきハラハラするような展開がたくさんありました。恵子の歪んだ愛情を受けて精神的に蝕まれていく役を演じました」とコメントした。

中村は、「私の役柄は森山拓人さんの共演者なって、一緒にお仕事をするんですけど、そこで恵子さんという怖いマネージャーさんにお会いして、異変をすぐ察知する、察知して拓人を助けたりとか守ったりとかしていくうちに、少し恋心を芽生えてしまうんですけど、なかなか恵子さんと拓人くんも硬い壁には入り込めないくらい強い絆ができていて、どうしてそこまでこうなってしまうんだろうという謎な部分とか、病気的な部分とかも葛藤するところだと思うので、そこは意識しながら立ち向かっています」と語った。長妻は、「山辺克己という役は、俳優としてメラメラと、このまま上り詰めてやるぞという闘志がみなぎっていて、野村さんは後輩なので『こうちゃん』って呼んでいるんですけど、お話ししたりして、あまり年下の方とお仕事をすることがなかったので、裏の部分とか話ししながら、今までのお話しとかしながら、作品に臨めたのが、すごくうれしかったので、それがまた作品でも画面の中でも、より親密な感じで見れるんじゃないかなと思っています」と話した。

ここまで撮影を終えられて印象的なシーンについて聞かれた松下は、「１話から拓人を強引に出演させるために、手段を選ばないことと、拓人の周りに来る邪魔なものは全部排除していく、そういう印象的でもあるんですが、撮影インしてからは、気持ちの変化って起こるもんだなと思いまして、今は拓人の表情ですね。少し寂しい表情だったりとかが印象的にで、これが歪んでいくんだけど、最初に起こったきっかけであり、そして恵子も愛情に飢えていたりとか、愛されるとか、愛するということがお互いに、欠けているところの何かになっているんだろうなっていうのを撮影をしながら今に至る心境としては、そういうシーンが印象に残っています」と振り返った。

野村は、「山口紗弥加さんが自分の母親役で、松下由樹さんが演じる恵子と取っ組み合いをするシーンがあったんですけど、そこも本当に強烈で、唖然としながら見ていました」。続けて「二人とも休憩中はニコニコしながら話していて、すごく優しいのに、お芝居になると急に豹変して、恐ろしいように変わるので、それが本当に怖くて、役としてはすごいやりやすいんですけど、ずっといま頭の中にふたりの恐ろしい表情が残っています」と明かした。

最後に松下は、「今回の作品は、私が今まで演じてきた中でも、より一層強烈なキャラクターだと自分でも演じていて思います。ただ愛情があるゆえに、ここまで歪んでいくのかという様は目をみはるような作品になっていると思いますので、本当に最後まで見どころが多い作品ですし、始まったら最後まで、瞬きしないで硬直しちゃうような感じで見てしまうんじゃないかと。とにかくそれぐらい演じる側も監督もスタッフの皆さん、集中して作っていますので、すごくいい作品、面白い作品になっていると思います。なのでぜひ楽しみに期待して見ていただきたいと思います」とアピールした。