新垣結衣×早瀬憩『違国日記』同居生活が垣間見える本ビジュアル&本予告解禁 十明のインスパイアソングもお披露目

2024年4月4日(木)8時0分 オリコン

映画『違国日記』(6月7日公開)本ビジュアル(C)2024『違国日記』製作委員会

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 俳優の新垣結衣と新人俳優の早瀬憩のダブル主演する映画『違国日記』(6月7日公開)の本ビジュアル&本予告が解禁。TikTokでの投稿が新海誠監督とRADWIMPS野田洋次郎に見出され、『すずめの戸締まり』(2022年)の主題歌「すずめ feat. 十明」で注目された十明が書き下ろしたインスパイアソングがお披露目となった。

 本作は、人見知りな小説家の主人公・高代槙生(こうだい・まきお/新垣)が、事故で両親を失った中学生の姪・田汲朝(たくみ・あさ/早瀬)を引き取ることになったことから始まる同居譚。それぞれ癒えない傷を抱える2人は、なかなか理解し合えなかったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。今、世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマ。

 原作者のヤマシタ氏は、『さんかく窓の外側は夜』など多くの人気作を手がけている。人見知りな30代女性と人懐っこい素直な15歳の少女。まったく性格も異なるふたりの交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点であぶり出し、2023年6月に最終回を迎え、惜しまれながら6年という連載期間を経て終止符を打ったが、連載終了後も人気の高さが話題となっている。

 主演の新垣、早瀬のほかに、槙生の友人・醍醐奈々役に夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役に瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役に小宮山莉渚が扮する。監督・脚本は、『PARKS パークス』(2017年)、『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20年)などの瀬田なつき。

 本ビジュアルに使用された写真は、両親を亡くした朝が住むことになる叔母・槙生の部屋で撮影されたもの。小説家である槙生らしく部屋には所狭しと本が並び、パソコンにも多くのメモが貼られている。そんな家に住むことになった、まだ15歳の朝と不器用な槙生のぎこちない雰囲気が醸し出されている。

 「わかり合えなくても、寄り添えることを知った——」というコピーが印象的な本作は、別の人間だからこそ分かり合えないながらも、対照的なふたりが同居生活の中でどのような日々を紡いでいくのか、行方が気になるポスターになっている。

 本予告では、槙生と朝が戸惑いながらも心を寄せ合っていく姿が映し出す。大嫌いだった姉を亡くし、その娘である朝を引き取ることになり、戸惑い、迷う槙生を親友の醍醐と元彼の笠町が支えていく。朝の「なんで嫌いなの、お母さんのこと」という率直な質問に対し、「あなたの感情も私の感情も自分だけのものだから。分かち合うことはできない。あなたと私は別の人間だから」と真摯(しんし)に答える槙生の言葉の裏に、「人は分かり合えなくても寄り添うことができる」という力強いメッセージを感じさせる。

 本予告で流れる楽曲は、『未来のミライ』(18年)、『バケモノの子』(15年)などの細田守作品や、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(21年前期)などの劇伴も担当し、CM音楽や執筆も手がけるなど幅広く活動する高木正勝の劇伴。作品に寄り添った音楽で繊細な心情を表現している。

 そして、インスパイアソング「夜明けのあなたへ」も初解禁。原作のファンだという十明のデモ音源を製作陣が耳にして、インスパイアソングに採用された。

 デモ音源を聞いた本作の音楽プロデューサーは「儚げな中に凛とした強さを感じさせる十明のインスパイソング。広い音色で観る人や聴く人を、また主人公たちを抱きしめるように寄り添い、言葉を紡ぎ、人生の背中を押してくれるような優しい名曲を生み出してくれました」とコメントを寄せている。

 不安と混沌の中で出会った2人が、「じゃ、いってきまーす」「はい、いってらっしゃい」と自然な家族の会話を繰り広げるようになるまでの過程を本編で見届けたい。

オリコン

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